Word2010の新機能
画像の背景を削除するWord2010では、画像の背景を削除す機能があります。
前景部分と背景部分をコンピュータが自動的に認識して、背景を消してくれる便利な機能です。
ここでは、上図の2つの花を残して背景を削除してみます。
まず、Wordに画像を挿入して、画像を選択し、「書式」→「背景を削除する」をクリックします。
大きい方の花以外は紫色になりました。
紫色は削除される部分です。
このままですと、小さい方の花は削除されてしまうので、保持する領域を修正します。
「保持する領域としてマーク」をクリックすると、マウスポインタが鉛筆の形になります。
その鉛筆の形のマウスポインタで、小さい方の花びらをクリックすると、小さい花が選択されます。
周囲の背景との境界がはっきりしている画像であれば、画像全体が自動認識されますが、自動認識されない場合はマウスポインタで保持したい部分を線で囲みます。
ここでは、小さい花の大部分は自動認識されましたが、影になっている一部分が認識されていません。
そこで、先ほどと同じようにマウスポインタで花びらの影の部分をクリックします。
小さい方の花全体が保持する領域として認識されました。
「変更を保持する」をクリックします。
背景がきれいに消えます。
ここではさらに「図形のスタイル 投影 影付き」を適用してみました。