見た目、味ともにデザートですが、れっきとしたサイドディッシュ（副菜）です。



今回紹介するのはフライド・アップルです。別名Stewed Apple、Country　Apple、Cinnamon Apple、Escalloped　Appleとも呼ばれます。Friedは揚げているDeep Fryではなく、炒めている（Stir)Fryの意味です。南部では主に肉料理（特にポークチョップやハム等の豚肉料理）の付け合わせとして登場します。アップルパイのフィリング（9インチ　22.8ｃｍのパイ皿一台分）としても使えますし、熱々のフライドアップルにバニラアイスクリームを乗せ、デザートとして頂くのもお薦めです。

日本のリンゴは加熱調理向きの紅玉、アメリカのリンゴはGalaを使ってください。加熱調理の定番であるグラニー・スミスは煮崩れるので不向きです。（実験済み）


材料　4~5人分　注意：カップ表記はアメリカサイズの240ccです。

・リンゴ（紅玉またはGala）　　　800g（正味600g）
・水　　　　　　　　　　　　　　　　　180~240cc　（4/3~1C）
・ブラウンシュガー*　　　　　　　大さじ2~3（26~39g）
・コーンスターチ　　　　　　　　　大さじ１（8g）
・塩　　　　　　　　　　　　　　　　　少々（二本指でひとつまみ）
・シナモンパウダー　　　　　　　小さじ1/4

*三温糖で代用可

作り方

小さなボウルにブラウンシュガー、塩、シナモンパウダーを入れ、良く混ぜ合わせておきます。



リンゴは6~8等分に切り、皮と種を取り除きます。



大き目のボウルにリンゴを入れ、前述の塩とシナモンパウダーを混ぜたブラウンシュガーを加え、



両手を使って満遍なく混ぜ、上からラップを被せて1～2時間室温に置いておきます。



リンゴから水分が出る位になったら、フライパン（写真の物は直径24cm）を弱めの中火で熱し、



約15分、水分が無くなるまで炒めます。




ここに水とコーンスターチを混ぜた物を注ぎ入れ、沸騰したら弱火に落とし、




時々混ぜながら約10分煮ます。


最後に火からおろして蓋をし、10分蒸らせば



出来上がりです。リンゴに透明感が出て完全に火が通っていても、柔らか過ぎないのが目安です。

冷蔵庫で3~4日持ちます。