10時35分に日比谷駅に到着。
ティム・ホー・ワン(添好運)へ。
ベイクド チャーシューバオ、チャーシューのチョンファン、大根餅、ミルクフライを食べる。ミルクフライは絶品だった。
ティム・ホー・ワン(添好運)公式サイト - Tim Ho Wan Japan Official Website
出光興産の創業者であり、美術館創設者の出光佐三が蒐集した美術品を展示・公開するため、1966年(昭和41年)に丸の内に開館した。
帝劇ビルの建替計画にともない、2024年(令和6年)12月から休館する。
出光美術館 門司もある。
出光佐三とゆかりの深い門司港レトロ地区の一角に出光コレクションを展示する美術館として2000年に開館した。出光佐三の生涯の軌跡を紹介する出光創業史料室も併設している。
出光美術館の軌跡 ここから、さきへ
出光美術館の軌跡 ここから、さきへIV
物、ものを呼ぶ─伴大納言絵巻から若冲へ
「物、ものを呼ぶ」というタイトルは、陶芸家・板谷波山が当館創設者・出光佐三に対して語った蒐集家が持つべき心得に由来する。
「なんらかの理由で別れ別れになっている作品でも、そのうちのひとつに愛情を注いでいれば、残りはおのずと集まってくる」
出品リストhttps://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/pdf/monowoyobu_list.pdf
9月19日に一度来て、2回目。
前回来た時と変わっているのは「日月四季花鳥図屏風」(室町時代、重要文化財)のみだった。前回よりすごく混雑していた。
第1章 江戸絵画の華
仙厓、双鶴画賛、江戸時代
創設者・出光佐三にとって最後の蒐集品。仙厓は「鶴は千年、亀は万年」に「我は天年」と続けた。天年とは天から与えられた寿命のこと。限りある寿命を全うするしかない。
郡鶴図、伊藤若冲、江戸時代
群れ重なる7羽の鶴。
蔬菜群虫図、鈴木其一、江戸時代
17世紀初めに俵屋宗達が、その約100年後に尾形光琳が描いた。酒井抱一は50代で描く。
風神雷神図屏風|収蔵品の紹介「出光コレクション」|出光美術館
鳥獣花木図屏風、伊藤若冲、江戸時代
1cm四方の方眼で表される「升目描き」という手法。片方で約42,800の方眼。
十二ヵ月花鳥図貼付屏風、酒井抱一、江戸時代
4月に蝶、6月に蜻蛉、8月にカマキリが描かれる。10月の目白、12月の鴛鴦が可愛い
十二ヵ月花鳥図、酒井抱一、江戸時代
1月に朝日、8月に月が描かれるのも良い。
「十二ヵ月花鳥図貼付屏風」と同じテーマで、1月の白椿、3月の桜、5月の燕子花、6月の紫陽花、7月の向日葵と朝顔、8月の薄(ススキ)、9月の白菊、10月の柿などは同じ。
酒井抱一は12枚で一揃いの花鳥図を多く描き、今日6セット確認されている。
皇居三の丸尚蔵館にもある。
花鳥十二ヶ月図|皇居三の丸尚蔵館 The Museum of the Imperial Collections, Sannomaru Shozokan
第2章 きらめく自然
真言八祖行状図|収蔵品の紹介「出光コレクション」|出光美術館
十二ヵ月離合山水図屏風、池大雅、1769年(明和6年)頃、重要文化財
十二ヵ月離合山水図屏風|収蔵品の紹介「出光コレクション」|出光美術館
雙峯挿雲図、浦上玉堂、江戸時代、重要文化財
尾張徳川家の戸山屋敷内の庭園。当時の大名庭園の中で最も規模が大きく、天下一の誉れ高い名園。現在の早稲田大学文学部、学習院女子大学辺り。
青山園荘図稿、谷文晁、1797年(寛政9年)、重要文化財
青山園は紀州徳川家の庭園で、現在の赤坂離宮や東宮御所の辺り。谷文晁は「庭園の画家」と呼ばれるほど多くの大名庭園を描いた。
籠煙惹滋図、浦上玉堂、江戸時代、重要文化財
第3章 調和の美
文字に見えて仏。
古今和歌集を書写した現存最古の写本、その巻第一の断簡。
国宝の西本願寺本三十六人家集より分割された。
古筆手鑑「見努世友」、伝 聖武天皇ほか、奈良時代~室町時代、国宝
伝聖武天皇筆「大聖武(大和切)」、伝光明皇后筆「鳥下絵法華経切」、「高野切」、「栂尾切」などが押される。
古筆手鑑「見努世友」|収蔵品の紹介「出光コレクション」|出光美術館
伴大納言絵巻(上巻)、平安時代、国宝
源氏物語絵巻、信貴山縁起、鳥獣戯画とともに四代絵巻。伴大納言こと伴善男による応天門放火事件を描く。
佐竹本三十六歌仙絵「柿本人磨」、画/伝 藤原信実・詞書/伝 後京極良経、鎌倉時代、重要文化財
佐竹本三十六歌仙絵「柿本人麿」|収蔵品の紹介「出光コレクション」|出光美術館
佐竹本三十六歌仙絵「僧正遍照」、画/伝 藤原信実・詞書/伝 後京極良経、鎌倉時代、重要文化財
藤原公任撰「三十六人撰」をもとに36人の歌仙の略伝に像(歌仙絵)を付して絵巻にしたもの。
西行物語絵巻、画/俵屋宗達・詞書/烏丸光広、1630年(寛永7年)、重要文化財
第4章 都市の華やぎ
祇園祭を単独で取り上げた屏風絵として現存最古。
祇園祭礼図屏風|収蔵品の紹介「出光コレクション」|出光美術館
江戸名所図屏風、江戸時代 重要文化財
左隻には、東海道、増上寺、歌舞伎、新橋、京橋、江戸城天守。右隻には、日本橋、両国、吉原、神田明神、湯島天神、上野東照宮、寛永寺、浅草寺、隅田川。
江戸名所図屏風|収蔵品の紹介「出光コレクション」|出光美術館
四季日待図鑑、英一蝶、江戸時代、重要文化財
「日待」とは、前夜から身を清めながら朝日を待つ神事のこと。
ルオー室 展示室4
《受難》10 “この眼、この悲しそうな眼” 1935 年
《受難》19 “・・・二つの宮殿に沿う この荒涼とした道” 1935 年
《受難》59 “三人のマリア賛歌” I 1935 年
《受難》63 “聖心と三つの十字架” 1935 年
選挙人さん 1931-34 年
馬に乗るユビュおやじ 1939 年
聖書の風景 または 風景(運河) 1940-48 年
陶片室 展示室5
朝夕菴
谷口吉郎氏が設計した茶室。迎賓館赤坂離宮の和風別館「游心亭」も設計した人。
給茶コーナーには、煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶のホットとアイス。
帝国劇場では「DREAM BOYS」という作品が上演されているようで、美術館に入るときには多くの人がいた。
丸ビル地下にあるBUTTER美瑛放牧酪農場で、あんバターを食べる。