大工の資格~建築大工技能士への道~
谷口工務店の日常
皆さんこんにちは。工務部 楓チームの津田です。
ここ数日から一層寒くなってきました。滋賀県でもたくさんの積雪がありました。
最近外部の工事が多いためとても寒く感じています。皆さまも風邪をひかないようお体にお気を付け下さい。
みなさん、突然ですが、建築大工技能士(けんちくだいくぎのうし)という言葉を聞いたことがありますか?
これは、国家資格である技能検定制度の一種で、建築大工に関する学科及び実技試験に合格した人のことです。
来月2月に試験があり、当社からは1級4名、2級に5名が受験します。
私も昨年の10月から学校に通って勉強、練習を重ねてきました。
ノミやカンナを使って課題を作成する試験、そして1級は屋根の軒先部分を縮小したもので、製図から材料の加工、組み付けまでを時間内に行います。完成すればこの写真のような模型に組みあがります。
一級建築大工技能士は、
基本がしっかりできている人が、さらに練習を積まなくては合格できない難しい試験です。
日本では資格がなくても、技術があれば、家を建てることが出来ます。
資格を持っていなくても、素晴らしい熟練の技で良い家を建てている方がたくさんいらっしゃいます。
実際、ノミやカンナがなくても、家は建つ世の中です。
でも、それで皆が使うことをやめてしまっては、日本の建築の伝統文化、技術は引き継がれなくなってしまいます。
大工に知識や技術がないために、施工不良から不具合が起こるケースもあるようです。
谷口工務店では、1級、2級の資格を持つ社員大工が多数在籍しています。
入社した新人は、全員が資格取得を目指し、仕事が終わってから工場に残り、訓練しています。
大工としての知識と技術を向上させて日頃の仕事に活かし、「お客様により喜んで頂きたい」と思っています。
建築の世界は奥が深いです。
勉強すればするほど、知らないことが広がっているように感じます。
技術を磨くことに終わりはありません。
一緒に勉強に励む仲間がいるので、互いに教え合ったり、先輩に教わったりしています。
今までの練習の成果を出しきり、必ず合格します!!