ジャイガことOSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVALのスピンオフサーキットイベント、THE BONDS 2022 -GIGANTIC TOWN MEETING- に参戦してきました!
大阪・梅田のライブハウス4カ所で開催されるサーキットフェス。ゴールデンウィークに大阪での開催という事で、去年も行きたかったのだがコロナの影響で延期になって断念していた。今年は無事帰省できたので念願の参戦。しかも私事ながらこの日、誕生日でして。誕生日当日にライブに行くのも何気に初めてで、非常に楽しみでした。
タイムテーブルと目当てはこんな感じ。いい感じに被りもなく効率的なプラン。
初めにBanana Hallでリフトバンド交換。まさかのお目当て聞かれてびっくりした笑 この規模の出演者数の中から1組選べとw でも今回は迷わずanewhiteと答えました。
4つの会場の中で、TRADは4年前にAge Factoryとマイヘアのツーマンで行った一度きり、Zeelaは一度も行った事がなかったので、最初に下見を兼ねて場所確認。Zeelaは思いっきり大通りに面してて分かりやすいね。TRADの場所はマジで全然覚えてなかった。着いてもピンと来んかった笑
会場間の動線を把握したところで、最初のお目当てを観にクアトロへと向かった。
Chilli Beans.
一発目はCLUB QUATTROのトップバッター、Chilli Beans.!大晦日のCONNEXIONでは一本締めNIGHTと被って見送っていたチリビ、ついにライブ本編をお目にかかった。
Vo. Motoは終始サングラスをかけ、早くも余裕を感じさせる振る舞い。素敵なイキリ方。"See C Love" でゆったり始めたかと思うと早速代表曲 "lemonade" で完全にクアトロの空気をモノにし、トップバッターにも関わらず満員に近いオーディエンスを取り込んでいた。個人的には、"See C Love" 始まりは「へー、そうなんや」感があった。
"lemonade" 以降にリリースされているMV曲は全て演ったかな。フェス向けセトリ。つかまだそんなに楽曲ないのか。逆にドラマ主題歌も掴んだ新曲 "マイボーイ" を外してきた辺りには余裕すら感じる。
一曲だけ知らない曲があったが、「ネック」とタイトルコールしてくれていた。後で調べたが配信されている中にもなかったので、未リリース曲だろうか。というか、だからタイトルコールしたのだろうか。この前日に発表したばかりだった初のフルアルバムには入ってくるのだろう。
演奏中はクールだが、MCで話し始めると皆普通の女の子。メインで話し、アルバムやワンマンライブの告知も行ったのはBa. Maika。サポートドラムの子も一緒になって全員で溌剌と話していてとても印象が良かった。
楽曲のクオリティも演奏力も高く、カッコよさも可愛らしさも兼ね備えている。ブレイク秒読み。来年はジャイガ本編に出ていてもおかしくない。
セットリスト
01. See C Love
02. lemonade
03. ネック
04. アンドロン
05. Vacance
06. Tremolo
07. Digital Persona
08. シェキララ
Bye-Bye-Handの方程式
チリビが終わりかけたところでそそくさと抜け出し、下見済みのZeelaへ。初めて入ったZeelaで観たのはBye-Bye-Handの方程式。かねてより名前は聞いていたところに昨年のMINAMI WHEELの配信でも観ており、今回初めて拝見した次第。
着いた時には1曲目が終わったところだった。「さっさと終わって自分も混じりたい!!」と、演者としても観る側としてもサーキットフェスというものを全力で楽しむ様子が見てとれた。
一聴して曲名を思い出せるほどの予習はできておらず、セトリなどはほとんど分からないが、音量はこの日一番デカかったように思う。さすが大阪の若者、熱量がハンパなかった。でも一方で、ちょっとMC長いと思ってしまったかな。熱量あり余ってアツくなりすぎただろうか。あの語ってる時間でもう一曲聴きたかった。
とは言えラストの "ロックンロール・スーパーノヴァ" は以前聴いた中で一番キャッチーで印象に残っていた曲であり、拳を突き上げまくるオーディエンスと共に燃やし尽くさんとする姿には鳥肌が立った。
もっと曲をしっかり知っている状態で観ると印象がより変わってくるかも知れない。またの機会に。
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
昼食を食べ終わり、意外と時間に余裕がありすぎたので観に行ってみた。この日、リストバンド交換以降来る事ないかなと思っていたBanana Hallで結果として唯一観たアーティスト、カメレオン・ライム・ウーピーパイ。
オレンジ色の髪をした女の子という奇抜な風貌は知っていたのだが、ステージに最初に現れたのはウサギの耳にドクロの覆面のような被り物をしたパフォーマー2人。そのままそれぞれベースとシンセ&ドラムを演奏し始めた。途中で本人が出てきて歌い始める謎の構成。
バックにMV様の映像が映し出されていたが、あれは彼女達だけなのかBanana Hall出演者は全組そうだったのか。
音楽性は、何というかクラブミュージックと言えばいいのか…理解が追いつかなかった笑 しかし頭空っぽにして楽しめる爆音だった。
以前ちょっとだけMVを漁った事があり、その中で覚えていてこの日演ったのはこの曲。
他の曲も見返して気づいたけどウサギ2体、ずっといますね。彼らもちゃんとメンバーなのね。
定期的に観て聴いてるうちに中毒になるタイプのやつ。ちょっと注目してみよう。
バイリンジボーイ
2月の個人的お気に入り楽曲に "ふたりのせい" を選出させていただいていた、murffin discsの新人バイリンジボーイ。その後同じくアルバムから公開された "LOVE" も "東京" もよかったので、この機会に観ておきたかった。
若々しさが微笑ましかった。あとドラムの子がなんかもうめっちゃドラム。 "LOVE" "cry cry cry" "56km" という高速アッパー祭りな前半、"白い睫毛" "東京" "ふたりのせい" というミドルチューンをゆったり聴かせる後半と、短い時間で全ての側面を見せ尽くしてくれた感じ。とてもよかった。聴きたかった曲は全部聴けた。やっぱり "ふたりのせい" のメロディ好きだ。
リリースツアーで広島ALMIGHTYに来る事が発表されている。しかも対バンがbokula.!平日だが、行ってみたくなった。
セットリスト
01. LOVE
02. cry cry cry
03. 56km
04. 白い睫毛
05. 東京
06. ふたりのせい
07. グッバイガール
物販で、サブスク配信されてないCDだけとりあえず買っときました。
広島から来ました〜bokula.も好きなんでツアーの広島行こうと思ってます〜みたいな話しながらヘラヘラ財布しまおうとしてたら脇に挟んでたフライヤーぶっちゃけた笑 メンバーや他のお客さんに1枚ずつ拾ってもらったの恥ずかしかった…笑
あと物販ブースの隣にmurffinの先輩のosageが来た時に挨拶しててほっこりした。いいねあぁいうの。
anewhite
紛う事なきこの日一番のお目当て、観る機会を二度逃してからの三度目の正直、anewhite。
"ソフト" からの "out of the blue" という、アルバム「2000's」と同じ流れで始まり、一気に勢いをつける。かと思えば、早速壮大なバラード "怪獣と光線銃" ではGt. とBa. がそれぞれキーボードとシンセも併せて弾いてみせたり、"オールドスクール" ではVo. 佐藤がギターを下ろしてピンボーカルでゆらゆらと歌い上げたりと、フレキシブルなスタイルや各メンバーの演奏スキルの高さを見せつけられた。ほんと、「2000's」にanewhiteの今持てる全てが詰まっている事を生ライブを通しても改めて実感。
そしてやっぱり "ソワレの街で" ですね。ベースソロパートから入るアレンジを挟んであのイントロのリフはめちゃくちゃテンション上がった。ラストに持ってくる事が多いのは知っていたので期待していたが、一方でフルアルバムも出たしそろそろセトリから外れるかなとも思っていたので、聴けて本当に嬉しい。
「話したいことはいっぱいあるけど、出来るだけ曲を詰め込む」という姿勢も好き。古着屋で流れていた "ソワレの街で" に一発で惚れ込んでから一年。やっと観られてよかった。
セットリスト
01. ソフト
02. out of the blue
03. 怪獣と光線銃
04. オールドスクール
05. カヤ
06. ソワレの街で
ポーチ買ってみました。結構容量あって良さげ。
新進気鋭の若者たちが並ぶこの日のメンツの中で恐らく一番浮いていたであろうandrop。この中にいたらもはや大ベテランと言っても差し支えない。自分も学生時代に一度だけ友人に誘われてワンマンに行った事があり、実に7年ぶり。
メジャーデビューから10年、多くの有名なキラーチューンを持つandropだが、この日一番の衝撃だったかも知れない。Vo. 内澤さんが一切ギターを持たなかったのだ。ここ数年でandropもチルやR&Bに舵を切り出しているのは知っていたが、そんな最近の楽曲のみで組まれたセトリ。
一曲目の "Beautiful Beautiful" なんかはもはや半ヒップホップだし、曲自体を全く初めて聴いた人は度肝抜かれたのでは。
ラストの "SuperCar" では『さぁ みんな 心で』『声じゃない 心で』つって声を出させないコールアンドレスポンスパートがあるの凄かった。他の曲では『梅田』『クアトロ』など歌詞をフレキシブルに替えて歌う箇所もあったので、ここもご時世を鑑みて替えてるのかと思ったらオリジナルの歌詞だった。コロナ禍ならではの作品すぎる。
最終的には待ち時間を3分ほど余らせて早く終わった。若手達が30分間に出来るだけ曲を詰め込もうと奮闘する一方で、流石ベテランの余裕と言ったところか。
最近の、というかWarnerを離れてからの曲をあんまり知らないんだよな… 再熱しそうだ。聴いてみよう。
セットリスト
01. Beautiful Beautiful
02. Moonlight
03. Blue Nude
04. Lonely
05. Saturday Night Apollo
06. SuperCar
osage
andropが早く終わったおかげで余裕を持ってZeelaに移動でき、頭から観ることができた。「色んなバンドが選んでくれてありがとうって言ってると思うけど、僕は嫉妬深いので…」と熱量マシマシにスタート。
申し訳ない事に、聴き込んでる曲とそうでない曲の差が激しく、この日はそうでない曲ばかりだった。個人的にはパッと曲名が浮かばないとかサビでやっと分かるとかレベルの曲が多かったが、それでも勢いに気圧されて夢中になってしまった。めちゃくちゃカッコよかった。公式がセトリ上げてくれたので曲名調べて後で聴けたが、"セトモノ" と "最終兵器" の攻撃的なサウンドに撃ち抜かれましたね。
あと、この日観た中で唯一メンバーの雑談MCがあったバンドだったな。雨バンドらしく直近のツアーは雨続き。しかしこの日は非常に晴天だったので皆嬉しそうだった。晴天爛漫君よ晴れ渡れ。
好きな曲や聴きたかった曲を全然演らなかったのにこの満足感。純粋にバンドの音楽にやられました。ちゃんと他の曲も聴き込もう。
セットリスト
01. sonic blue
02. セトモノ
03. 最終兵器
04. letter
05. ワンフレーズ
06. ウーロンハイと春に
2022.5.3 梅田Zeela
— osage (@osage_band) 2022年5月3日
『GIGANTIC TOWN MEETING』
1. Sonic blue
2. セトモノ
3. 最終兵器
4. letter
5. ワンフレーズ
6. ウーロンハイと春に
大阪ありがとうございました。
次回は5.6ツアー仙台よろしくお願いします! pic.twitter.com/rnE69ia8C1
Tシャツ買いたかったけど欲しかったデザインのやつにLサイズがなかったので代わりにタオルを。
キタニタツヤ
テレビでもよく見かけるようになってきたキタニタツヤ、折角なら観ないわけにはいかない。出番開始時刻がosageの終演と同時だと勘違いしていてZeelaから急いでクアトロに来たが、ギリギリまだリハ中だった。
リハ終了時、本人から撮影OKとのアナウンス。これをちゃんと聞けたから本当に間に合ってよかった。これ途中で入ってきてたら例え周りが撮影しまくってても自信が持てず自分はスマホを構えられなかったかも知れない。
ライブ本編はめちゃくちゃカッコよかった。"悪魔の踊り方"、代表曲になるのも納得のダークなかっこよさ。キタニタツヤをいいなと思い始めたきっかけだった、ドラマ「ゴシップ #彼女が知りたい本当の◯◯」の主題歌 "プラテネス" も聴けてよかった。
あと彼、ギターもベースも両方弾くのは知っていたが、ライブでも使い分けるとは。ラスト "泥中の蓮" のイントロのベースに一発で惚れた。帰ってからサブスクで必死に探した。何でMVないのこの曲。
また、もっとよかったのが、大声を出した関係者にきちんと注意したこと。MC中、この日の出演者だった友達だというあるバンドについて、普通に楽しんじゃったよ〜聞いてあげてください〜って紹介したのに対して、恐らくフロアにいたご本人達から「ありがとー!」と声が飛んだ。まぁ、気持ちはわかるのだがご存知の通り声出しは禁止。そこにきちんと切り込んだ。
「おーい今誰だ声出した奴いるな!静かにしろ!ライブできなくなるぞ!みんな頑張って我慢してくれてんだ、皆ありがとね!あぁいうアホもいるけど笑、みんなのおかげでライブできてます!『は〜キタニカッコいい…!でも…!声は出しちゃいけない…!』って思いながら楽しんでくださいw」と一喝。空気が悪くならない程度に冗談混じりではあるがきちんと咎めつつ、ルールを守っている観客を讃えた上で再度声出し禁止を周知。完璧な対応でした。人として好きになった。
少しずつ気にはなっていたが、今回で一気に惚れた。これからチェックしていきたい。
それから、バンドメンバーの中でキーボードが高橋優のバックなども務めるはっちゃんさんだったのも好感!大暴れしてたなー。元気そうで何より。
セットリスト
01. 聖者の行進
02. 悪魔の踊り方
03. Cinnamon
04. 人間みたいね
05. プラネテス
06. Rapport
07. 泥中の蓮
マハラージャン
バズリズムのこれバズランキングにも関ジャムのプロが選ぶマイベストにも選出され、ブレイク確定路線のマハラージャン。この日の大トリでもあり、観られるなら観ておかないといけないアーティストだった。マジで件の "セーラ☆ムン太郎" しか知らなかったので、一通りMVは拝見してから参戦。
ゴールデンウィーク前にMVを観て予習していたので有名どころは結構分かったし、楽しかった。夜ダンちょねさんや岡村靖幸を彷彿とさせる(というか多分実際ルーツにしてる)歌い方や声に、BRADIO好きにも通じそうなファンキーかつオシャレな曲調。そのくせトリッキーな歌詞。めっちゃおもろい。MCも程よくグダグダで面白かった。でもバックバンドメンバーへの愛や敬意がしっかり感じられたな。
つかスーツ姿にターバンって聞いてたんですけど。笑 スーツはスーツでもクッソ派手なジャケットに、下は膝の出る短パン。ターバンもショッキングピンク。前情報を上回るインパクト。本人も「闇夜に光るピンクのターバン」言うてたな笑 ギターも水分補給用のボトルもグッズのタオルも全部黄金でとにかく視覚的にうるせぇ。
大トリだが、アンコールはなかった。しかし十分大満足であった。見た目でイロモノだと思って聴いてなかったが、いや実際まぁまぁイロモノなんだが、音楽性は確か。カッコいいし面白いしオシャレ、ちゃんと最後まで残って観て正解でした。
セットリスト
01. いいことがしたい
02. 僕のスピな人
03. 示談
04. eden
05. MONKEY MAGIC
06. 持たざる者
07. セーラ☆ムン太郎
この写真ヤバすぎ pic.twitter.com/Zcl0MkYOXB
— キタニタツヤ Tatsuya Kitani (@TatsuyaKitani) 2022年5月3日
www
以上!!
念願叶って観られたanewhite、今の内に観ておけてよかったChilli Beans.、キタニタツヤ、マハラージャン、今後も楽しみなBye-Bye-Handの方程式、バイリンジボーイ、osage、色々衝撃だったカメレオン・ライム・ウーピーパイ、androp。予定通り+α、9組も観る事が出来た。大満足。最高の29歳初ライブになりました。どのアーティストも、今後も要注目です。
あと、至る所で見かけたジャイガ本編のフライヤー。
普通にアツいんだよなぁ…考えとこ←
では(=゚ω゚)ノ