なぜ?霊柩車が出発するときのクラクションを鳴らすの?
こんにちは!ありがとうございます。
心託コンシェルジュ(終活協議会認定者)の新谷です。
葬儀も滞りなく行われ、棺が親族により霊柩車に運ばれます。
いよいよ、お別れの時がきて、旅立ちの瞬間に・・・「ポワ~~ン~~」
1194~いい供養~の語呂合わせナンバー
葬儀を終えて、ご遺体を載せた霊柩車が出発するときに鳴らされる
クラクション。お旅立ちでございます。
の司会とともに「ポワ~~ン~~」
とお見送りの合掌の光景は、決まったものでしょうか?
今では葬儀場・斎場が住宅地の中にあるところも多く、鳴らさない
ところや、鳴らしても密やかに済ませるところが多いので、
耳にしたことがある人は少なくなったかと思います。
一番耳にするのはテレビの報道で、芸能人・著名人の葬儀を紹介
するときですね。このクラクションにはどんな意味があるのでしょうか?
そもそも、ことの始まりは?
霊柩車が日本で初めて登場したのは、20世紀前半(90年くらい前)です。
昔は大八車に、ご遺体を載せて運んでいたのです。
霊柩車の登場は1917年に大阪の葬儀屋を経営する鈴木勇太郎さんが
考え出したものが初めてとされています。
しかしそれ以前にもトラックの荷台に載せていた時代もあったそうなので、
「これがルーツ」という事象は見つかりそうもありませんが、概ね20世紀
に入ってのことだと思います。
葬儀の慣習は3つに分類。
葬儀において慣習といわれるものは、
①昔からの伝統・文化をそのままの形で受け継いでいるもの。
②伝統・文化の形を変えて今に残るもの。
③最近になってもっともらしい慣習になったもの。
この3つが存在すると考えられています。
以前の記事にした「お葬式に多い白い菊」などはまさに創り出された
慣習の1つですね。
クラクションは、昔は存在しなかったのですから、②か③のいずれか
になります。どちらでしょう?
実に多くの諸説が
調べてみると、クラクションを鳴らすことになった由来が次のように
諸説ありますね。
① 皇室の葬儀に始まったという説。
皇室の葬儀には「葬場殿の儀」という、一般の葬儀・告別式にあたる
儀式があります。ここでは、『大御葬歌(おおみはふりのうた)が奏
でられる中、奠饌幣(てんせんぺい)、御誄(おんるい)、皇族らの拝礼、
再び大御葬歌が演奏されて奠饌幣(てっせんぺい、)』という流れがあり、
この演奏にクラクションが始まったという説。
②茶碗を割る代わりに始まったという説。
出棺の際に故人が使っていた茶碗を割る儀式を行う地域があります。
茶碗を割るのは、「もうこの世に戻らないように」と願をかける意味合い
がありますが、この茶碗を割る音の代わりだという始まり説。
③一番鶏の鳴き声の代わりで始まったという説。
昔の葬儀は夜明け一番に出棺することが多かったために、出棺時に
一番鶏が鳴くことが多く、その鳴き声の代わりという始まり説。
④汽笛や空砲の代わりが始まりという説。
これは日本だけでない船乗りの慣習ですが、船の航行中に
亡くなった人は、遺体の長期保存ができないときには海に流す海葬と
します。この海葬のときに、汽笛を鳴らすので、その名残が始まり説。
⑤野辺送りの際の楽器の代わりという説。
昔は遺体を墓地まで運ぶときには、先頭のお坊さんがお経をあげる中で
鐘や太鼓を鳴らしながら葬列を組んで故人を墓所まで見送りました。
その名残が始まり説。ホントは実は意味はないんですね。演出なのか?
こうして調べてみると、なんだか皆後付のように思えますよね。
おそらくは、霊柩車が何かのときに誤って出棺時にクラクションを
鳴らしたのでしょう。それが出棺時の演出として効果的だったと捉えた
葬儀社の人がいた。そこでそれ以来出棺時にクラクションを鳴らすようになり、
その行為が全国の葬儀社に広まっていったものじゃないでしょうか?
クラクションを鳴らすこと自体に意味はありませんが、故人を見送るときの
演出、セレモニーの1つとしては定着していますよね。
誰も、やかましい~~うるさい~~と感じませんよね^^^。
葬儀における礼の1つとして、クラクションが鳴る場面に出会ったら、
合掌しながら拝礼することが旅立ちの姿でしょうね。合掌
今日の一言・・・他人に勝つより 自分に勝てよ!!
ご覧いただき、ありがとうございました。
このかわいい、下にいる猫ちゃんにポチくださいね。
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葬儀も滞りなく行われ、棺が親族により霊柩車に運ばれます。
いよいよ、お別れの時がきて、旅立ちの瞬間に・・・「ポワ~~ン~~」
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葬儀を終えて、ご遺体を載せた霊柩車が出発するときに鳴らされる
クラクション。お旅立ちでございます。
の司会とともに「ポワ~~ン~~」
とお見送りの合掌の光景は、決まったものでしょうか?
今では葬儀場・斎場が住宅地の中にあるところも多く、鳴らさない
ところや、鳴らしても密やかに済ませるところが多いので、
耳にしたことがある人は少なくなったかと思います。
一番耳にするのはテレビの報道で、芸能人・著名人の葬儀を紹介
するときですね。このクラクションにはどんな意味があるのでしょうか?
そもそも、ことの始まりは?
霊柩車が日本で初めて登場したのは、20世紀前半(90年くらい前)です。
昔は大八車に、ご遺体を載せて運んでいたのです。
霊柩車の登場は1917年に大阪の葬儀屋を経営する鈴木勇太郎さんが
考え出したものが初めてとされています。
しかしそれ以前にもトラックの荷台に載せていた時代もあったそうなので、
「これがルーツ」という事象は見つかりそうもありませんが、概ね20世紀
に入ってのことだと思います。
葬儀の慣習は3つに分類。
葬儀において慣習といわれるものは、
①昔からの伝統・文化をそのままの形で受け継いでいるもの。
②伝統・文化の形を変えて今に残るもの。
③最近になってもっともらしい慣習になったもの。
この3つが存在すると考えられています。
以前の記事にした「お葬式に多い白い菊」などはまさに創り出された
慣習の1つですね。
クラクションは、昔は存在しなかったのですから、②か③のいずれか
になります。どちらでしょう?
実に多くの諸説が
調べてみると、クラクションを鳴らすことになった由来が次のように
諸説ありますね。
① 皇室の葬儀に始まったという説。
皇室の葬儀には「葬場殿の儀」という、一般の葬儀・告別式にあたる
儀式があります。ここでは、『大御葬歌(おおみはふりのうた)が奏
でられる中、奠饌幣(てんせんぺい)、御誄(おんるい)、皇族らの拝礼、
再び大御葬歌が演奏されて奠饌幣(てっせんぺい、)』という流れがあり、
この演奏にクラクションが始まったという説。
②茶碗を割る代わりに始まったという説。
出棺の際に故人が使っていた茶碗を割る儀式を行う地域があります。
茶碗を割るのは、「もうこの世に戻らないように」と願をかける意味合い
がありますが、この茶碗を割る音の代わりだという始まり説。
③一番鶏の鳴き声の代わりで始まったという説。
昔の葬儀は夜明け一番に出棺することが多かったために、出棺時に
一番鶏が鳴くことが多く、その鳴き声の代わりという始まり説。
④汽笛や空砲の代わりが始まりという説。
これは日本だけでない船乗りの慣習ですが、船の航行中に
亡くなった人は、遺体の長期保存ができないときには海に流す海葬と
します。この海葬のときに、汽笛を鳴らすので、その名残が始まり説。
⑤野辺送りの際の楽器の代わりという説。
昔は遺体を墓地まで運ぶときには、先頭のお坊さんがお経をあげる中で
鐘や太鼓を鳴らしながら葬列を組んで故人を墓所まで見送りました。
その名残が始まり説。ホントは実は意味はないんですね。演出なのか?
こうして調べてみると、なんだか皆後付のように思えますよね。
おそらくは、霊柩車が何かのときに誤って出棺時にクラクションを
鳴らしたのでしょう。それが出棺時の演出として効果的だったと捉えた
葬儀社の人がいた。そこでそれ以来出棺時にクラクションを鳴らすようになり、
その行為が全国の葬儀社に広まっていったものじゃないでしょうか?
クラクションを鳴らすこと自体に意味はありませんが、故人を見送るときの
演出、セレモニーの1つとしては定着していますよね。
誰も、やかましい~~うるさい~~と感じませんよね^^^。
葬儀における礼の1つとして、クラクションが鳴る場面に出会ったら、
合掌しながら拝礼することが旅立ちの姿でしょうね。合掌
今日の一言・・・他人に勝つより 自分に勝てよ!!
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