うつ病は増えていない?『自分はうつ病』と思っている人たちが増えている!!
こんにちは、ご訪問くださり感謝いたします。
マインドフルネス・メンタル心理カウンセラーの新谷です。
かつては精神科と言うと偏見に満ちた目で見られがちでした。
しかし、最近では、心療内科、メンタルクリニック等と親しみやすい名称で
呼ばれるようになり、精神科の敷居が低くなりましたね。
誰でも気軽に受診出来るようになったことは大変喜ばしいことですが、
精神疾患ではない患者さんたちも気楽にメンタル科・心療内科を
受診出来る様になり、時に過剰な診断を受け、
必要のない投薬を受けることになりかねないことも、
考えなければなりませんね。
正しくない診断のもとに、必要のない投薬を受け、
更に悪い場合には改善が見込めないまま休職や休学を
余儀なくされることも起こり得るとしたら・・・非常に憂慮すべき
深刻な問題ですよね。
ある精神科医のK氏の談によれば、ここ30年ですが精神疾患、精神病患者は
マジに増えてはいないようです。とくに、重症患者ですが。
うつ病は増えていない?
うつ状態や無気力状態になる人は確かにもの凄く増えていますが、
うつ病以外の要素で無気力状態に陥っている人が増えている、と
考えられています。
20年前頃から、余りに精神病理学の概念からかけ離れた病態の
若い患者さんが増えているという印象を持っていました。
精神科医が何人か集まると「最近は診断の難しい患者さんが増えた」
とよく言っていましたし、当時の大学教授達も、疑問を感じていると
話していました。ホントに病気なのか?ということを・・・。
精神病理学で診断出来ないのは何故なのか・・・?
恐らくは、何らかの生理的なアンバランスが原因で、憂鬱や
無気力状態など、精神の不調と間違えやすい状態に陥っている
患者さんが増えているのではないかと考えられています。
疾病特異性からいって10年単位で疾病の構造が変わるとか、
新しいタイプの精神疾患が急激に増えると言うことは、疾患的にも
考えにくいようです。
精神疾患の文化差は低い
私の理解が間違っていなければ、精神疾患というものは、
あらゆる文化圏において発病率に差が無い、
いうことが前提ですので、発症率に大きな差があるとしたら、
文化の影響を受けやすい疾患の可能性を考えなければなりません。
うつのパターン
憂鬱や無気力などの精神の不調を訴える患者さんたちの多くは、
1.本当にうつ病にかかっていて、憂鬱な状態に陥っている。
2.栄養障害や神経疾患等の、精神疾患以外の理由で憂鬱になっている。
3.職場や学校への不適応などの、ストレス関連による。
4.パーソナリテイに偏りがあって、抑鬱で反応している。
の4つに分けられると考えられます。
近年、2番目の栄養障害タイプのうつが増えている可能性があります。
言うまでもないことですが、うつや無気力の原因は栄養障害だけで
説明できるものではありません。
もしうつ病の原因は栄養障害や血糖コントロールの悪さにあると
決めつけてしまったら、これもまた一方的な見方だと言えるでしょう。
症状だけでは診断出来ない。
最も難しい問題は、憂鬱を訴える患者さんに対して
「うつ病ではない」と判断することです。
精神病理学の知見を持って精神疾患の診断をし、
精神分析的・力動的理解を持って臨床にあたり、
分子整合医学の知見を持って栄養障害を治療していく、
という複数の分野にまたがる知識と眼視的な見方や判断が
要求される領域のようですね。
だから、案外『自己診断・うつ病』が多いとも指摘されています。
K医師によれば、『睡眠、運動、朝散歩』を推奨されています。
それは、メラトニン不足(睡眠ホルモン)とセロトニン不足
(精神安定ホルモン)が大きな影響を与えていると語っています。
今日のひとこと
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かつては精神科と言うと偏見に満ちた目で見られがちでした。
しかし、最近では、心療内科、メンタルクリニック等と親しみやすい名称で
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誰でも気軽に受診出来るようになったことは大変喜ばしいことですが、
精神疾患ではない患者さんたちも気楽にメンタル科・心療内科を
受診出来る様になり、時に過剰な診断を受け、
必要のない投薬を受けることになりかねないことも、
考えなければなりませんね。
正しくない診断のもとに、必要のない投薬を受け、
更に悪い場合には改善が見込めないまま休職や休学を
余儀なくされることも起こり得るとしたら・・・非常に憂慮すべき
深刻な問題ですよね。
ある精神科医のK氏の談によれば、ここ30年ですが精神疾患、精神病患者は
マジに増えてはいないようです。とくに、重症患者ですが。
うつ病は増えていない?
うつ状態や無気力状態になる人は確かにもの凄く増えていますが、
うつ病以外の要素で無気力状態に陥っている人が増えている、と
考えられています。
20年前頃から、余りに精神病理学の概念からかけ離れた病態の
若い患者さんが増えているという印象を持っていました。
精神科医が何人か集まると「最近は診断の難しい患者さんが増えた」
とよく言っていましたし、当時の大学教授達も、疑問を感じていると
話していました。ホントに病気なのか?ということを・・・。
精神病理学で診断出来ないのは何故なのか・・・?
恐らくは、何らかの生理的なアンバランスが原因で、憂鬱や
無気力状態など、精神の不調と間違えやすい状態に陥っている
患者さんが増えているのではないかと考えられています。
疾病特異性からいって10年単位で疾病の構造が変わるとか、
新しいタイプの精神疾患が急激に増えると言うことは、疾患的にも
考えにくいようです。
精神疾患の文化差は低い
私の理解が間違っていなければ、精神疾患というものは、
あらゆる文化圏において発病率に差が無い、
いうことが前提ですので、発症率に大きな差があるとしたら、
文化の影響を受けやすい疾患の可能性を考えなければなりません。
うつのパターン
憂鬱や無気力などの精神の不調を訴える患者さんたちの多くは、
1.本当にうつ病にかかっていて、憂鬱な状態に陥っている。
2.栄養障害や神経疾患等の、精神疾患以外の理由で憂鬱になっている。
3.職場や学校への不適応などの、ストレス関連による。
4.パーソナリテイに偏りがあって、抑鬱で反応している。
の4つに分けられると考えられます。
近年、2番目の栄養障害タイプのうつが増えている可能性があります。
言うまでもないことですが、うつや無気力の原因は栄養障害だけで
説明できるものではありません。
もしうつ病の原因は栄養障害や血糖コントロールの悪さにあると
決めつけてしまったら、これもまた一方的な見方だと言えるでしょう。
症状だけでは診断出来ない。
最も難しい問題は、憂鬱を訴える患者さんに対して
「うつ病ではない」と判断することです。
精神病理学の知見を持って精神疾患の診断をし、
精神分析的・力動的理解を持って臨床にあたり、
分子整合医学の知見を持って栄養障害を治療していく、
という複数の分野にまたがる知識と眼視的な見方や判断が
要求される領域のようですね。
だから、案外『自己診断・うつ病』が多いとも指摘されています。
K医師によれば、『睡眠、運動、朝散歩』を推奨されています。
それは、メラトニン不足(睡眠ホルモン)とセロトニン不足
(精神安定ホルモン)が大きな影響を与えていると語っています。
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