2024年09月 - TAMIの気まぐれ通信
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ウブド散策:2020年4月3日

この年ウブドに滞在した最後の日です。
写真を何枚か紹介します。

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やはり、はよく見かけます。
ちょっと、シャム系が混じっていそうなです。

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親と変わらないような、大きな子が乳を飲んでいました。
手前の路上には、お供え物が置かれています。

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モンキーフォレスト通りから、ビスモ通り方面へ向かう子供たち。
コロナの影響で、学校が休校になっているので、仲間と遊ぶくらいしかすることが無いのだと思います。
それにしても、大人はどこに隠れてしまったのだというくらい、人影を見かけません。

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レストランの看板です。
街中に、カラフルな看板などが増えてきていた時期です。

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夕食はハノマン通りの「漁師」で食べました。
この一角だけ、旅行者向けのレストランが店を開いていました。
7時過ぎになると閉店してしまうので、かなり早めの夕食です。
コンビニはそれなりに営業していますが、午後8時から9時頃には、閉店する店が多くなりました。

ウブド散策:2020年4月2日

4月4日にクタに移動することにして、タクシーの手配も終えたので、ビスモ通りを散策してみることにしました。

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通りに出てみると、雨が降ったわけでも無いのに、路上に水が流れていました。
どこから漏れ出しているのか確かめてみました。

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100mほど進んでも、まだ源に達しません。

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ビスモ通りを半分ほど歩いたあたりで、湧き出し口が見つかりました。
どこかで側溝が詰まっているようです。

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散策途中で見つけたベニカミキリの仲間です。
ヨシに似た植物に集まります。
これ以外の植物では、プンゴセカン村で、庭木に集まっているのを見ただけです。
このイネ科の植物を見つけると、かなりの確率で見つけることが出来ます。
カミキリが囓った後には、黒い煤状の菌類がついています。

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庭先に変わったオブジェが、いくつも置いてあったギャラリーが建っていたのですが、建物が取り壊されていました。
ビスモ通り沿いは、ホテルなどの建設ラッシュなので、ここにもホテルなどが建てられるのかと思います。

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道沿いの両替所の看板を見ると、円のレートが150ルピアを超えていました。
今回の旅行中の最高値です。
王宮の近くに、レートの良い両替所があるので、部屋に戻る前に少しまとまった金額を両替することにしました。
この看板のレートよりも、若干高い、150.75ルピアでした。

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アルジュナ通りに入ると、ワルンが1軒店を開いていました。

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画家のアトリエです。
絵画教室的なものも、行われているようでした。

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パダンテガル村の、スグリウォ通りで見かけた、置き捨てられた未完成のオゴオゴです。

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この日の昼食は、ローカルな店が多い、ジャタユ通りのワルンでナシチャンプルを食べました。
この辺から、トゥブサヨにかけての地域は、他よりも営業している店が多い感じでした。

スリナム共和国:1977年シリーズ

国名:スリナム共和国 (Republiek Suriname) Republic of Suriname
通貨単位:1G(ギルダー)=100c(セント)2001年以降ドルに移行。

シリーズ構成:単片5種
発行年月日:1977年11月15日

スコットカタログ:#495 - #499

料額改定加刷です。
低額面の加刷なので、通常使用の額面が不足したための加刷使用だと思います。
4cの加刷が2種類あります。
元は航空切手ですが、加刷後は通常切手として使用されたようです。
単片5種と初日カバーを紹介します。

Suriname:1977-1
タスキアゲハ Heraclides thoas (Linnaeus,1771)
25c → 1c
属名の変更。Papilio → Heraclides

Suriname:1977-2
ヒトリガ科 Hypocrita bicolora (Sulzer,1776)
15c → 4c
属名の変更。Eucyane → Hypocrita

Suriname:1977-3
ナンベイアオツバメガ Urania leilus (Linnaeus,1758)
30c → 4c

Suriname:1977-4
ベニホシホソバシジミタテハ Stalachtis phlegia (Cramer,1779)
40c → 5c

Suriname:1977-5
コケイロカスリタテハ Hamadryas feronia (Linnaeus,1758)
75c → 10c
属名の変更。Ageronia → Hamadryas

Paramaribo:15-XI-77FDC
Paramaribo 15.Nov.1977、5種貼りの初日カバーです。
白封なのでカシエ付きを探していますが、暫定加刷なので無いのかも知れません。

横浜市の昆虫類:蛾類 イラガ科

今回は、横浜市内で撮影したイラガ科2種を紹介します。

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イラガ繭、28.Apr.2015 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
羽化前の繭です。

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イラガ幼虫、17.Sep.2016 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
この仲間の幼虫は、色彩が綺麗で、形も変わったものが多く、好きな仲間ですが、触れると鋭い痛みがあります。
種類によっては群生するものあります。

イラガ科:Limacodidae
イラガ Monema flavescens Walker,1855
分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・シベリア南東部・朝鮮半島・中国
食草:カキ・ナシ・リンゴ・ウメ・ソメイヨシノ・クヌギ・ヤナギ・ハンノキ
成虫出現期:6月-9月

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ヒロヘリアオイラガ、9.Feb.2012 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央。
街路樹の幹に着いていた、羽化後の繭の殻です。

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ヒロヘリアオイラガ繭、26.Aug.2013 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町。
小さな公園に植栽された木に着いていたものです。

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ヒロヘリアオイラガ繭・前蛹、ホームセンター近くの、ケヤキの幹に着いていたものです。
蛹が見られると思って割ってみたのですが、まだ前蛹の状態でした。
繭は羽化後のものは良く目立ちますが、羽化前のものは、写真で見るように、小さな幹の瘤のようにしか見えません。

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ヒロヘリアオイラガ幼虫、2.Oct.2015 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園。
以前は群生しているのが、良く見られましたが、だいぶ個体数が減っているように思います。

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ヒロヘリアオイラガ幼虫、15.Jul.2024 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町。
民家の壁面を這っていた個体です。
一時期、全く見なくなっていましたが、最近多少、復活気味かなと感じています。

イラガ科:Limacodidae
ヒロヘリアオイラガ Parasa lepida lepida (Cramer,1777)
分布:本州・九州・沖縄本島・中国・フィリピン・インド・スンダ列島
食草:サクラ・カナメモチ・ウメ・ソメイヨシノ・モミジ・ヒイラギモクセイ・ナツメ・ナンキンハゼ・アカメガシワ・エンジュ・セイヨウキズタ・サンゴジュ・カキ・クスノキ・ウバメガシワ・モクレン・ナンテン・ケヤキ
成虫出現期:4月-6月、8月-9月

神奈川昆虫誌 (2018)では、イラガ科は、川崎・横浜地域から11種記録されていて、この2種は共に含まれています。

横浜市の昆虫類:蛾類 シャチホコガ科

横浜市内で撮影した蛾類で、今回はシャチホコガ科7種を紹介します。

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ツマキシャチホコ、6.Jul.2000 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
よくにた種類にムクツマキシャチホコが居ますが、翅頂部の黄斑の縁取りが茶色いことで見分けられるようです。

シャチホコガ科:Notodontidae
ツマキシャチホコ Phalera assimilis (Bremer et Grey,1853)
分布:北海道・本州・四国・九州・対島・アムール・中国・台湾
食草:ミズナラ・コナラ・クヌギ・アラカシ・ウバメガシ
成虫出現期:6月-8月

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カバイロモクメシャチホコ、30.Jun.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
特徴的な色彩と形態なので、見分けやすい種類だと思います。

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カバイロモクメシャチホコ、15.Jun.2014 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。

シャチホコガ科:Notodontidae
カバイロモクメシャチホコ Hupodonta corticalis Butler,1877
分布:北海道・本州・四国・九州・対島・アムール・朝鮮半島
食草:サクラ類・ズミ
成虫出現期:7月-8月

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シャチホコガ、15.Jun.2014 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
灯火に飛来して、居残っていた個体です。
下方の卵もこの種類のものだと思います。
奇妙な形の幼虫の代表として、よく知られた種類です。

シャチホコガ科:Notodontidae
シャチホコガ Stauropus fagi persimilis Butler,1879
分布:北海道・本州・四国・九州・対島・屋久島
食草:カエデ科・ニレ科・カバノキ科・クルミ科・ブナ科・ヤナギ科・バラ科・ミズキ科・シナノキ科・マメ科
成虫出現期:4月-6月、7月-9月

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キシャチホコ、1.Jun.2016 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
これも、灯火に飛来した居残りの個体です。

シャチホコガ科:Notodontidae
キシャチホコ Cutuza straminea (Walker,1865)
分布:北海道・本州・四国・九州・種子島・中国中南部・朝鮮半島
食草:ネザサ類・クマザサ類
成虫出現期:4月-6月、8月-9月

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モンクロシャチホコ、1.Oct.2017 神奈川県横浜市鶴見区菅沢町。
横浜市内で撮影した、成虫・幼虫の写真が無いので、食痕だけアップします。
中央の葉脈だけ残っています。
写真はサクラのひこばえですが、木全体が坊主になったようなものも、よく見かけます。
ここ数年で、急激に個体数が増えている種類です。

シャチホコガ科:Notodontidae
モンクロシャチホコ Phalera flavescens (Bremer et Grey,1853)
分布:北海道・本州・四国・九州・三宅島・御蔵島・アムール・朝鮮半島・中国・台湾
食草:サクラ類・ナシ・ズミ・ビワ
成虫出現期:7月-8月

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ツマアカシャチホコ、2.Oct.2022 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町。
翅の外縁近くに、ぼんやりとした赤っぽい斑紋があるのが、名前の由来だと思います。
暫く名前が判らなかったのですが、Webの画像検索で判明しました。
建物の外壁に止まっていた個体です。

シャチホコガ科:Notodontidae
ツマアカシャチホコ Clostera anachoreta (Denis et Schiffermuller,1775)
分布:北海道・本州・四国・九州・対島・屋久島
食草:イイギリ・ヤナギ科
成虫出現期:5月-6月、7月-8月 (屋久島3月-10月)

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セダカシャチホコ、4.Aug.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
まだ成虫は見つけていません。

シャチホコガ科:Notodontidae
セダカシャチホコ Euhampsonia cristata (Butler,1877)
分布:北海道・本州・四国・九州・対島・屋久島・奄美大島・沖縄本島・石垣島・西表島・アムール・朝鮮半島・中国・台湾
食草:コナラ・ミズナラ・クヌギ・アラカシ・アカガシ・カシワ・ウバメガシ
成虫出現期:5月-6月、8月

神奈川昆虫誌 (2018)では、川崎・横浜地域からは、シャチホコガ科40種が記録されています。
今回紹介した7種は、全てこの地域から記録されている種類です。

ウブド散策:2020年4月1日

モンキーフォレスト通りの、パダンテガル村で撮影したの写真です。

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理由は分かりませんが、コロナ騒ぎが始まって、人出が少なくなってきた頃から、の姿を多く見かけるようになってきました。
それに対して、よく見かけた犬の姿が、激減してきました。
写真のは子ですが、毛並みが良いので飼いだと思います。

パダンテガル散策:2020年3月31日

この日はパダンテガル村を、モンキーフォレスト通りから、ハノマン通りにかけて散策してみました。
この頃になると、外出している人は、バリ人も旅行者もほとんど見かけなくなって来ました。
客もいなくなってしまったので、タクシー・ドライバーの姿も無くなり、ウブド恒例の渋滞も無くなりました。
ネットで調べると、成田-デンパサールの直行便も、1便を除いて、フライトがキャンセルされていました。
近くのホテルを覗いてみても、数組以下の宿泊客しかいないところがほとんどで、宿泊客自体を受け入れていないような安宿も増えてきていました。
旅行者向けのレストランやカフェは、全て休業していました。

特にすることも無いので、街中を散策したときに撮影した写真を紹介します。

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スグリウォ通りで撮影したウォール・アートです。
一風変わった絵柄で目を引きました。

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ハノマン通りで見かけたアオスジアゲハ属の種類です。
アオスジアゲハの分布は、15ほどの亜種に分かれ、オーストラリア北部まで分布しているようなので、アオスジアゲハそのものかも知れません。
それほど多くない種類だと思います。

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家の外壁に描かれた絵です、特に看板は出ていないですが、アーティストのアトリエなのかなと思ったりしました。
2019年には無かったと思います。

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デサ寺院の前にある、村の集会場に置かれた、荷造りされたオゴオゴです。

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地元の雑貨屋さんの店が、1軒だけ営業していました。

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ちょっと横丁に入って撮影してみました。

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民家の門の中に安置されたガネーシャ像です。
門の中に目隠しのような、低い塀を設置するのが伝統的な建て方で、目隠し壁の前に置かれています。

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休業していた、土産物店のディスプレイです。

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部屋に戻るために、ハノマン通りからモンキーフォレスト通りに入ったあたりで見つけた壁絵です。
知り合いの画家、クトゥット・ウェッチェスが描いたもので、店の営業中は商品に隠されていて、気付かなかったものです。
右側のカンバスに描かれたものも同画家のもので、製作中の作品です。

スリナム共和国:1972年シリーズ

国名:スリナム共和国 (Republiek Suriname) Republic of Suriname
通貨単位:1G(ギルダー)=100c(セント)、2004年1月1日に$に変更。

シリーズ構成:単片13種
発行年月日:1972年7月26日

スコットカタログ:#C42 - #C54

航空切手のシリーズです。
図案はシンプルで、イラストですが、かなり正確に描かれているようです。
単片と初日カバーを紹介します。

Suriname:1972-1
ヒトリガ科 Hypocrita bicolora (Sulzer,1776)
属名を変更。Eucyane → Hypocrita

Suriname:1972-2
ミツオシジミタテハ Helicopis cupido Linnaeus,1758

Suriname:1972-3 
タスキアゲハ Heraclides thoas (Linnaeus,1771)
属名を変更。Papilio → Heraclides

Suriname:1972-4
ナンベイアオツバメガ Urania leilus (Linnaeus,1758)

Suriname:1972-5
カバスジシジミタテハ Stalachtis calliope (Linnaeus,1758)

Suriname:1972-6
ベニホシホソバシジミタテハ Stalachtis phlegia (Cramer,1779)

Suriname:1972-7
ミドリタテハ Siproeta stelenes (Linnaeus,1758)
属名を変更。Victorina → Siproeta

Suriname:1972-8
ホソバマエモンジャコウアゲハ Parides neophilus (Geyer,1837)
属名を変更。Papilio → Parides

Suriname:1972-9
ベニオビタテハ Anartia amathea amathea (Linnaeus,1758)

Suriname:1972-10  
キオビイチモンジ Adelpha cytherea cytherea (Linnaeus,1758)

Suriname:1972-11
ドリスドクチョウ Heliconius doris (Linnaeus,1771)

Suriname:1972-12
アケボノタテハ Nessaea obrinus obrinus (Linnaeus,1758)

Suriname:1972-13
コケイロカスリタテハ Hamadryas feronia (Linnaeus,1758)
属名を変更。Ageronia → Hamadryas

Paramaribo:26-7-1972FDC-1

Paramaribo:26-7-1972FDC-2
Paramaribo 26.Jul.1972、2通セットの初日カバーです。
カシエにオランダ統治時代のものと、切手発行当時に使用されていた航空機が描かれています。

Paramaribo:26-7-1972FDC-3

Paramaribo:26-7-1972FDC-4
Paramaribo 26.Jul.1972、カシエが昆虫では無かったので、後日入手したカバーです。
カシエに、ナンベイアオツバメガ Urania leilus (Linnaeus,1758)が描かれています。
カシエの背景は竹の仲間だと思われます。

横浜市の昆虫類:蛾類 コブガ科

今回は横浜市内で撮影した「コブガ科」5種を紹介します。

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ベニモンアオリンガ、17.Jun.2012 神奈川県横浜市鶴見区菅沢町。
ツツジ類を食草としているせいか、街中でも時折見かける種類です。

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ベニモンアオリンガ、22.Jun.2012 神奈川県横浜市鶴見区菅沢町。
ツツジに止まっていた個体です、ピンク色の斑紋が、ほとんど消失したタイプです。

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ベニモンアオリンガ、18.Sep.2016 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町。
小さな公園で見かけた個体で、かなり傷んだ状態です。

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ベニモンアオリンガ、17.Jun.2018 神奈川県横浜市鶴見区菅沢町。

コブガ科:Nolidae
ベニモンアオリンガ Earias roseifera Butler,1881
分布:北海道・本州・四国・九州・対島・屋久島・沖縄本島・久米島・慶留間島・宮古島・西表島・アムール・朝鮮半島・中国
食草:ツツジ類
成虫出現期:4月-9月

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ハイイロリンガ、5.Feb.2016 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園。
成虫越冬の種類のようです、きれいな個体でした。

コブガ科:Nolidae
ハイイロリンガ Gabala argentata Butler,1878
分布:本州・四国・九州・対島
食草:ヌルデ
成虫出現期:6月-9月

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トビイロリンガ、6.May.2018 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。

コブガ科:Nolidae
トビイロリンガ Siglophora ferreilutea Hampson,1895
分布:本州・四国・九州・対島・屋久島・シッキム・ボルネオ
食草:不明
成虫出現期:5月-6月、8月-9月

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キノカワガ、31.Dec.2014 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
同じ日に見つけた2個体です。
成虫越冬で、隠蔽色の代表的な例として、よく知られた種類です。
市街地でも、稀に見ることがあります。

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キノカワガ、2.Oct.2015 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園。
サクラの大木の幹に止まっていた個体です。

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キノカワガ、24.Feb.2016 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。

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キノカワガ、26.Feb.2023 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園。
サクラの幹に止まっていた個体です。
この個体が、一番背景に溶け込んでいますね。
色彩の変異が著しい種類で、1頭ごとに斑紋・色彩が異なります。

コブガ科:Nolidae
キノカワガ Blenina senex (Butler,1878)
分布:本州・四国・九州・対島・屋久島・奄美大島・沖縄本島・中国・台湾
食草:カキ・マメガキ
成虫出現期:6月-翌年3月

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リュウキュウキノカワガ、20.Jun.2016 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町。
民家の外壁に静止していた個体です。
幼虫がヤマモモを食するので、街中でも、時々見かけることがあります。
この種類も、斑紋が1頭ごとに異なります。

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リュウキュウキノカワガ幼虫、8.Sep.2016 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町。
民家の外壁に止まっていた幼虫です、庭先にヤマモモが植えてあるので、そこで発生しているようです。

コブガ科:Nolidae
リュウキュウキノカワガ Risoba prominens Moore,1881
分布:本州・四国・九州・御蔵島・屋久島・奄美大島・沖縄本島・西表島・インド
食草:ヤマモモ
成虫出現期:6月-7月、9月-10月

神奈川昆虫誌2018では27種が、川崎・横浜から記録されています。

横浜市の昆虫類:蛾類 カギバガ科・ツバメガ科

横浜市内で撮影した蛾類を紹介します。
今回は、カギバガ科・ツバメガ科の6種を紹介します。
全て横浜・川崎地域から記録されている種類です。

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ヒトツメカギバ、3.Jun.1997 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
幼虫がミズキ類を食草としている種類で、最初に見た当時は、シャクガ科の仲間だと思っていました。

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ヒトツメカギバ、28.May.2017 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。

カギバガ科:Drepanidae
ヒトツメカギバ Auzata superba superba (Butler,1878)
分布:北海道・本州・四国・九州・シベリア南東部・朝鮮半島
食草:ミズキ・クマノミズキ
成虫出現期:6月-10月

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フタテンシロカギバ、30.Apr.2000 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町。
これも、シャクガ科的な雰囲気の種類です。
小型種ですが綺麗な種類です。
この種類もミズキ類を食草としているようです。

カギバガ科:Drepanidae
フタテンシロカギバ Ditrigona virgo (Butler,1878)
分布:北海道・本州・四国・九州・屋久島・朝鮮半島・中国東北部
食草:ミズキ・クマノミズキ
成虫出現期:4月-9月

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ウコンカギバ、1.Jun.2016 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
カギバガらしい形の種類です。
カシ類などを食草としているようです。
幼虫が特異な形態で知られている種類ですが、横浜市内では未見です。

カギバガ科:Drepanidae
ウコンカギバ Tridrepana crocea (Leech,1889)
分布:本州・四国・九州・対島・屋久島・中国
食草:カシ類・シラカシ・アラカシ・アカガシ・コナラ・クヌギ・シイ
成虫出現期:5月-10月

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ヤマトカギバ、6.May.2018 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
カギバガ類では、最も普通に見られる種類です。
よくにた種類にエゾカギバがありますが、前翅前縁に黒紋が見えるので、ヤマトカギバと判断しました。

カギバガ科:Drepanidae
ヤマトカギバ Nordstromia japonica (Moore,1877)
分布:本州・四国・九州・対島・中国
食草:コナラ・クヌギ・クリ
成虫出現期:4月-6月、8月-9月

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ホシボシトガリバ、6.May.2014 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
ずっと種名が判らなかった種類です。
一見、ハバチ類の幼虫に似た雰囲気で、綺麗な幼虫です。

カギバガ科:Drepanidae
ホシボシトガリバ Demopsestis punctigera (Butler,1885)
分布:北海道・本州・四国・九州・朝鮮半島
食草:クヌギ・ミズナラ・カシワ
成虫出現期:3月中旬-4月

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ギンツバメ、2.Jun.1995 神奈川県横浜市緑区四季の森公園。
一見カギバガ科に似た形をしていますが、ツバメガ科に属する種類です。

ツバメガ科:Uraniidae
ギンツバメ Acropteris iphiata (Guenee,1857)
分布:北海道・本州・四国・九州・朝鮮半島・中国
食草:ガガイモ・オオカモメヅル・コカモメヅル・トキワカモメヅル・ナンゴクカモメヅル
成虫出現期:6月-7月、9月-10月

神奈川昆虫誌では横浜・川崎地域から、ツバメガ科1種+カギバガ科21種が記録されています。
次回はコブガ科を紹介する予定です。