2021/10/31
ウブドの朝市
今まで何回も紹介してきましたが、ウブドの朝市の写真を紹介します。場所はウブドの市場で、モンキーフォレスト通りの北端、ウブド王宮とは道を挟んで、南側に面したところです。
時間は、夜明け前から、朝の8時まで。
8時からは、市場に店を持っている人達が、店開きするので、それまでに撤収しないといけません。
食料品を中心に、日用雑貨、お供え物などの店が所狭しと並びます。
買い物客の中心はバリ人ですが、最近は、新鮮なものが安く買えるので、長期滞在の外国人などもよく見かけます。
値段はあってないようなものですが、いくつかの決まり事のランクがあるようです。
一番高いのが、外国人の旅行者。
特に日本人と中国人が高いようです。
次に高いのが、外国人と結婚したバリ人。
お金持ちのバリ人。
一番安いのが、地元のバリ人。
これは目安ですが、かなり値段の交渉をしても、旅行者がバリ人よりも、安い値段で買えることは無いようです。
一番安く買える方法は、ホテルのスタッフなどに頼んで購入することですが、彼らが選んだ品物が、依頼人の気に入るかどうかは、また別のことですが。
お金持ちは、貧乏な人達に、施しを与えるべきと言う、宗教上の考えに基づいた、価値の基準が基本にあるようです。
それでも、何回も購入して、顔なじみになってくると、普通の旅行者よりも、安くしてくれることはあるようです。
朝早く起きないといけませんが、地元の人達の、活気のある風景は見ているだけでも楽しいものです。
8時以降は、「パサール・スニ」といって、衣料品や、旅行者向けのお土産屋さんなどが店を開き始めます。
朝市は、一見雑然とした感じですが、何度も見に行っていると、同じ場所には同じ人が店を出していることが多いので、場所はあらかじめ決まっているようです。
だいたい、毎日出店しているようですが、大きな祭礼などが近づくと、店を休む人も結構いるようです。
果物屋さん、マンゴー・リンゴ・マンゴスチンなどが並んでいます。
これは、その年の出来映えなどによっても、かなり値段の変動が大きいようです。
地元の食堂などでよく見かける、大きなエビセンみたいな揚げ物を売る店。
野菜などの農産物を売る店が集まっている一角。
6時半頃から8時頃までが、一番混雑する時間帯です。
店じまいの時間までに、売り切ってしまいたい店の人と、出来るだけ安く買いたい客のやりとりも面白いです。
ただ、バリ人同士の場合は、このへんが落とし所という、ある程度の値段はあるようですが。
その辺を無視して、やたらに安い値段を示すと、相手にしてもらえなくなります。
お供え物に使う花を売っている店、左側のものは完成品で、そのまま供えることが出来るものです。
お供え物は、外国人が建てた別荘やヴィラなどでも必要になります。