2021年10月 - TAMIの気まぐれ通信
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ウブドの朝市

今まで何回も紹介してきましたが、ウブドの朝市の写真を紹介します。
場所はウブド市場で、モンキーフォレスト通りの北端、ウブド王宮とは道を挟んで、南側に面したところです。
時間は、夜明け前から、朝の8時まで。
8時からは、市場に店を持っている人達が、店開きするので、それまでに撤収しないといけません。
食料品を中心に、日用雑貨、お供え物などの店が所狭しと並びます。
買い物客の中心はバリ人ですが、最近は、新鮮なものが安く買えるので、長期滞在の外国人などもよく見かけます。

値段はあってないようなものですが、いくつかの決まり事のランクがあるようです。
一番高いのが、外国人の旅行者。
特に日本人と中国人が高いようです。
次に高いのが、外国人と結婚したバリ人。
お金持ちのバリ人。
一番安いのが、地元のバリ人。
これは目安ですが、かなり値段の交渉をしても、旅行者がバリ人よりも、安い値段で買えることは無いようです。
一番安く買える方法は、ホテルのスタッフなどに頼んで購入することですが、彼らが選んだ品物が、依頼人の気に入るかどうかは、また別のことですが。

お金持ちは、貧乏な人達に、施しを与えるべきと言う、宗教上の考えに基づいた、価値の基準が基本にあるようです。
それでも、何回も購入して、顔なじみになってくると、普通の旅行者よりも、安くしてくれることはあるようです。

朝早く起きないといけませんが、地元の人達の、活気のある風景は見ているだけでも楽しいものです。
8時以降は、「パサール・スニ」といって、衣料品や、旅行者向けのお土産屋さんなどが店を開き始めます。

朝市は、一見雑然とした感じですが、何度も見に行っていると、同じ場所には同じ人が店を出していることが多いので、場所はあらかじめ決まっているようです。
だいたい、毎日出店しているようですが、大きな祭礼などが近づくと、店を休む人も結構いるようです。

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果物屋さん、マンゴー・リンゴ・マンゴスチンなどが並んでいます。
これは、その年の出来映えなどによっても、かなり値段の変動が大きいようです。

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地元の食堂などでよく見かける、大きなエビセンみたいな揚げ物を売る店。

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野菜などの農産物を売る店が集まっている一角。
6時半頃から8時頃までが、一番混雑する時間帯です。
店じまいの時間までに、売り切ってしまいたい店の人と、出来るだけ安く買いたい客のやりとりも面白いです。
ただ、バリ人同士の場合は、このへんが落とし所という、ある程度の値段はあるようですが。
その辺を無視して、やたらに安い値段を示すと、相手にしてもらえなくなります。

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お供え物に使う花を売っている店、左側のものは完成品で、そのまま供えることが出来るものです。
お供え物は、外国人が建てた別荘やヴィラなどでも必要になります。

ロビナ海岸とイルカ

バリ島岸にある、ロビナ岸の写真を紹介します。
空港がバリ島の南側にあるのと、岸が黒砂のために、観光客は多くありませんが、北部の観光地としては一番大きなエリアです。

白人の好きの旅行者にとっては、岸は白砂で無いといけないようです。

観光の目玉は、イルカ・ウォッチングで、この為だけに大型観光バスでの、日帰りツアーなどもあるようです。
時間帯は朝方で、岸から見ると、水平線のあたりに、観光客を乗せたボートが密集しているのが見られます。
個人的にはツアーに参加したことはありません。

ウブドやクタとくらべると、町の規模も小さいですし、交通量なども、それなりに少ないので、のんびり滞在するのにも良いところだと思います。

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ロビナ海岸から見た、朝方の海の様子です。
水平線近くの一角に、旅行者を乗せたボートが集結しています。
全て、イルカを見に来た観光客を乗せたボートです。
一番手前の一艘だけが、地元の漁師のボートです。

ボートは日の出前に出航することが多いようです。

船自体は、普段、漁に使っているものと同じですが、ホテルなどによっては、専用のボートを持っているところもあるようです。

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ロビナビーチの中心部にある、イルカのモニュメント。
最初にロビナに来た頃は、こういったものは全くなく、シンプルな安宿が並んでるだけの場所でしたが。

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船首にカジキマグロが描かれたボート。
バリ島で見られる、ごく一般的な船のスタイルで、船体の両側にアウトリガーの着いた小舟です。
以外と、イルカの描かれたボートが見つかりませんでした。

バリ島安宿の朝食

今日はバリ島の安宿の朝食を紹介します。
いわゆるブレックファーストです。

ここで紹介するのは、宿泊費の安価な、国外からの旅行者を対象とした宿泊施設です。
ジャワなどからの国内旅行者の姿もよく見かけます。
日本人観光客は、リゾート系の中・高級ホテルに宿泊する人が多いので、あまり見かけませんが、それでも昔とくらべると多くなっているようです。
クタなどでは、中・長期滞在のサーファーが多いようです。
ウブドなどでは、空港などへ移動する前の短期滞在。
バリダンスなどを習っている、比較的長期滞在の人が多く、中心は欧米の旅行者で、いわゆる、バックパッカーと呼ばれる人達が中心です。
価格帯としては、1泊1500-3000円くらいの範囲を安宿と考えています。

ウブドなどでは、最近、ドミトリー形式の低価格の宿泊施設が増えてきています。

リゾートホテルなどは、ビュッフェ形式の豪華なものが多いようですが、安宿の朝食はとてもシンプルなものです。
以下のものから一つずつ選択。

パンまたはライス。
トースト+卵
フレンチトースト
パンケーキ(プレイン・バナナ)
ナシゴレン(フライドライス)、宿により無い場合もあります。
ホットサンド(ジャッフルと言うことが多い)

卵(トーストを選んだ場合、1種を選択)
フライドエッグ(目玉焼き)
オムレツ(通常の卵焼き)
ゆで卵(ハード・メディアム)
スクランブルエッグ

フルーツサラダまたはフルーツジュース

コーヒーまたは紅茶(これは飲み放題)

バリ人経営の民宿などでは、家の人達の食べている、ブブール(おかゆのようなもの)、ミーゴレン(焼きそば)、ミークア(ヌードルスープ)などを作ってもらえる場合があります。

レストランの併設されているホテルでは、有料オプションなどもあります。

写真3枚はウブドのホテルで食べたものです。

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パンケーキ + フルーツサラダ

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フレンチトースト + フルーツサラダ

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トースト + オムレツ + フルーツサラダ

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハの写真をまとめてみました。

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成虫♂、埼玉県熊谷市大麻生公園、2014年5月10日撮影。

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成虫♀、神奈川県横浜市港北区新羽町鶴見川、2015年6月18日撮影。
かなり新鮮な個体です。

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埼玉県所沢市狭山丘陵、2014年8月16日撮影。
ここでは、ほぼ同じ場所でホソオチョウも発生しています。

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前蛹から蛹になる段階で、失敗してしまった個体。
この周辺でいくつか見かけました。
埼玉県所沢市狭山丘陵、2014年8月16日撮影。

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埼玉県所沢市狭山丘陵、2015年2月15日撮影。
ガードレールの支柱で蛹化した越冬蛹。
他にも、コンクリートの法面で蛹化したものなど、いくつか見つけることが出来ました。

アゲハチョウ科 Papilionidae

ジャコウアゲハ Byasa alcinous (Klug,1836)
分布:秋田県以南から八重山諸島まで広く分布。国外では、台湾、中国東部、朝鮮半島、ロシア沿海地方に分布する。
食草:ウマノスズクサ類
春から夏にかけて、3-4回発生し、季節型が認められる。他のアゲハチョウ科の多くの種類同様、蛹で越冬する。
ウマノスズクサ類は、毒性のあるアリストロキア酸を含み、幼虫期にその葉を食べることによって、体内に毒を蓄積する。

モンキアゲハ

アゲハチョウ科の続きで、モンキアゲハの画像を紹介します。

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東京都八王子市裏高尾町、1996年8月12日撮影。
日影沢付近で撮影しました。
翅を開いて静止しているときは、後翅の黄白色の斑紋は隠れています。

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富山県砺波市湯谷、2013年9月30日撮影。
河川敷の林床に咲いていた、ヒガンバナの花に次々と飛来していました。
この場所は、特にモンキアゲハの個体数が多いところでした。

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千葉県印西市、2015年5月27日撮影。
公園の植え込みのツツジの花で吸蜜していた個体です。

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2枚とも、神奈川県厚木市、2016年10月18日撮影。
幼虫の背面にある、斜めの帯が真ん中で途切れているのが特徴のようです。

アゲハチョウ科 Papilionidae

モンキアゲハ Papilio helenus (Linnaeus,1758)
分布:インド、ヒマラヤ山脈、東南アジアと周辺の島嶼、中国、台湾、日本では関東以西に分布。
分布域の北上傾向が見られる種類の一つです。
食草:ミカン類、カラタチ、サンショウ類、ハマセンダンなどのミカン科植物。
出現期:4-10月頃で、その間に2-3回発生。蛹で越冬する。
やや林地性の種類で、市街地ではあまり見られず、丘陵地から低山地(山麓部)などでよく見かける。