2018年11月 - TAMIの気まぐれ通信
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エクアドル共和国:1970年シリーズ第2次

国名:エクアドル共和国 Republica del Ecuador(Republic of Ecuador)
通貨単位:1$(ドル)=100c(セント)

シリーズ構成:単片10種
発行年月日:1970年8-9月

スコットカタログ:#797-#804, #C463-C464

前回の続きです。
同図案で額面も同じですが、背景が枠になっていないで、単純に単色の背景になっています。
種名なども同じなので、第1次同様の訂正をしました。

オオウラミドリシジミ Evenus  coronata  (Hewitson,1865)
属名変更 Thecla → Evenus

キマダラマルバネアゲハ Papilio  zagreus  Doubleday,1847

エラートドクチョウ Heliconius  erato  chestertonii  (Hewitson,1872)
亜種に変更、亜種名訂正 Heliconius  chestertoni → Heliconius  erato  chestertonii

ヘリコニウスタイマイ Mimoides  pausanias  (Hewitson,1852)
属名変更 Papilio → Mimoides

オオベニオビシロチョウ Pereute  leucodrosime  leucodrosime  (Kollar,1850)

アサギドクチョウ Philaethria  dido  dido  (Linnaeus,1763)
属名変更 Metamorpha → Philaethria

キプリスモルフォ Morpho  cypris  cypris  Westwood,1851

アオウズマキタテハ Callicore  astarte  (Cramer,1779)
属名変更 Catagramma → Callicore

ペレイデスモルフォ Morpho  peleides  (Butler,1872)

ベニオビタテハ Anartia  amathea  amathea  (Linnaeus,1758)

エクアドル共和国:1970年シリーズ1次

国名:エクアドル共和国 Republica del Ecuador (Republic of Ecuador)
通貨単位:1$(ドル)=100c(セント)

シリーズ構成:単片10種
発行年月日:1970年1月-7月

スコットカタログ:#789-#796、#C461-C462

理由は分かりませんが、この年の8-12月にかけて、同図案の切手が10種、背景を変更して発行されています。
印刷はあまり良くありませんが、地味で、好感の持てるデザインです。

オオウラミドリシジミ Evenus  coronata  (Hewitson,1865)
属名の変更により、種名を訂正。Thecla → Evenus

キマダラマルバネアゲハ Papilio  zagreus  Doubleday,1847

エラートドクチョウ Heliconius  erato  chestertonii  (Hewitson,1872)
亜種降格による種名の変更。H. chestertoni → H. erato  chestertonii

ヘリコニウスタイマイ Mimoides  pausanias  (Hewitson,1852)
Papilio属になっているが、変更されているので訂正。Papilio → Mimoides

オオベニオビシロチョウ Pereute  leucodrosime  leucodrosime  (Kollar,1850)

アサギドクチョウ Philaethria  dido  dido  (Linnaeus,1763)
属名が変更されているので訂正。Metamorpha → Philaethria

キプリスモルフォ Morpho  cypris  cypris  Westwood,1851

アオウズマキタテハ Callicore  astarte  (Cramer,1779)
属名が変更されているので訂正。Catagramma → Callicore

ペレイデスモルフォ Morpho  peleides  (Butler,1872)

ベニオビタテハ Anartia  amathea  amathea  (Linnaeus,1758)

クタ海岸の枯木と突堤

1999年に、クタ海岸で撮影した写真です。
いつごろからかは定かではありませんが、今、ディスカバリー・ショッピングモールがあるあたりに、コンクリート製の突堤がありました。
使用目的も分かりませんが、付近の海は深さが浅く、大きな船が横付け出来るような状態ではありませんでした。
これもいつの間にか取り払われてしまいました。


この頃は、まだ、かなりの幅で砂浜が残っていました。


もう一つ、海岸にあった大きな立枯です。
この木が生えている場所は、以前は波打ち際から、かなりの距離があったのですが、この頃はバリ島全域で起こっている、海岸の後退のために、根元が波で洗われるようになり、海水の塩分のために枯れてしまったようです。
このあと、何年か残っていましたが、毎年見るたびに、細い部分から朽ちていって、最後は幹の中程から折れてしまい、2-3年後には伐採されてしまいました。

火山のある風景

ジャワ島中部のヨグヤカルタ、プランバナン村、ボロブドゥールなどを散策していると、風景のどこかに火山がそびえているのを見ることが多い。
ジャワ島にある3000m以上の、標高を持つ山は全て活火山。
中部ジャワのヨグヤカルタの北方にそびえるムラピ山は、3000mには、やや満たないが、最も活動的な火山の一つとして、ジャワ島の火山の中でも、最も著名なものの一つだ。
いつ見ても、必ず山頂から噴煙を上げ続けている山容を見ることが出来る。
ここでは、プランバナン村で撮影したものを中心に、何枚か画像を紹介します。

2001年4月3日に撮影。
プランバナン寺院群の南端近くのセウ寺院付近から撮影したもの。
水蒸気爆発をしたあとのようで、噴煙が比較的高く立ち上っていた。

2003年4月4日に、ボコの丘にある宮殿跡から撮影したもの。
山頂付近は雲におおわれているが、わずかに噴煙を見ることが出来た。


これも同日の朝方に、プランバナン寺院と、プラオサン寺院の中間あたりの農道から撮影。
土産物屋で売っている、風景画そのもののような情景を見ることが出来る。
あまりにも絵になりすぎるのが難点だが。
山頂から東の方向に噴煙がたなびいていた。
これまでの写真は、全てブロニカETR-siで撮影したもの。

これはボロブドゥール村から撮影した、夜明けに噴煙を上げているムラピ山。
こちらからはピラミッド型の山容を見ることが出来る。
まだくらいうちに噴火したもののようで、撮影した時は、噴煙がかなり西側にたなびいていた。
これはオリンパスOM-4TIで撮影。

ラオス人民民主共和国:1965年シリーズ

国名:ラオス王国 ພະຣາຊະອານາຈັກລາວ(Kingdom of Laos)
通貨単位:1K(キップ)=100A(アット)通常補助単位は使用されない。

シリーズ構成:単片4種
発行年月日:1965年3月13日

スコットカタログ:#101-#103

旧フランス領の地域で良く見られる、凹版多色刷りのシリーズ。
中央に蝶を配し、国名額面などを周辺に置いた、シンプルな構成のデザインです。
切手の出来はかなりのレベルだと思います。

ベニハレギチョウ Cethosia  biblis  (Drury,1773)
実際の色彩は、赤の部分が原色に近い赤で、飛んでいる時は非常に鮮やかな種類です。
この仲間は、東南アジアの切手図案に、時折見ることが出来ます。

ヨナグニサン Attacus  atlas  atlas  (Linnaeus,1758)
ヤママユガの仲間で最大の種類の一つで、東南アジアの切手では比較的ポピュラーな種類。
何種かに分かれていたが、最近は1種にまとめられたようです。
多分、与那国島産の♀が最も大型で、この種類の亜種とされています。

ルリボシタテハモドキ亜種 Junonia  hierta  cebrene  Trimen,1870
独立種として記載されたものですが、属が変更され J. hierta の亜種とされているようなので、そのように種名を変更しました。Precis  cebrene → J. hierta  cebrene

トラシャク Dysphania  militaris  (Linnaeus,1758)
比較的大型の昼行性の種類で、東南アジアの大陸側から、島嶼部まで広く分布する種類です。
タイなどでは、大きな吸水の集団も見られるようです。

ビスモ通りの風景

以前、ビスモ通りは、ラヤ通りに出る直前の部分を除いて、両側はほぼ水田で、アグン山やバトゥカル山を、水田越しに見ることが出来た。
今は水田がつぶされて、ホテルなどが次々に建設されたために、これらの山などの風景が、ほとんど見ることが出来なくなっている。
1998年に撮影した写真を3枚程紹介します。
使用機材はブロニカETR-siです。






現在、アグン山の見える場所は、かろうじて残っているが、バトゥカル山の見える場所は、ほぼ全て潰れてしまっている。
1枚目の写真の一番高い山がバトゥカル山。

プランバナン村ボコの丘とコブウシ

プランバナン村の東側に見える山が、「ラトゥ・ボコ」と呼ばれる宮殿の遺跡があるボコの丘です。
そこからはプランバナン村を越えて、雄大な裾野を引くムラピ山を展望することができます。
ここで、2003年4月5日に撮影した画像を紹介します。

頂上近くにある、レストランのテラスから見たプランバナンの村。
集落の奥にそびえているのが、プランバナンの寺院群。
その奥のスロープは、左側、画面の外にあるムラピ山の長い山裾です。

遺跡の中にある、沐浴場で見かけたコブウシ。
インドネシアの農村では、よく見かける種類の牛で、インド方面から東南アジア、東南アジアの島嶼部にかけて、広く農村で飼われています。

この遺跡には、旅行者は入場料を払わないと入れませんが、地元の人達は自由に出入り出来ているようです。
以前も、このあたりで稲籾を干しているのを見たことがあります。
ちなみに入場料は、この当時は8 US$でしたが、今は25 US$になっているようです。
インドネシア人の旅行者は、これよりも安い料金体制になっています。

プランバナン寺院のライトアップ

2001年4月5日に撮影した、ジャワ島中部のプランバナン寺院の、ライトアップの画像を紹介します。
いつ頃からライトアップが始まったのかは、定かではありませんが、今では日本の企業の協力によって、LEDの照明に付け替えられたようです。
撮影した当時は、通常の投光器による照明で、遺跡の西側にある劇場で、「ラーマヤナ舞踊」の公演がある日に、ライトアップされていました。
近くに「プリ・デワタ」という、この村では唯一の旅行者向けのホテルに宿泊していて、公演を見終わったあと、部屋に戻る前に撮影したものです。

200年3月18日に、ライトアップの写真と、ほぼ同じ場所から撮影した昼間の風景です。
右端にある白い人工物が投光器です。

2001年4月5日に撮影した、ライトアップされた遺跡です。
今はLEDに変わっていて、光の色も何種類かに変化するようです。
カメラは両方ともブロニカを使用。

ブルガリア共和国:1990年シーズの初日カバー

国名:ブルガリア共和国 Република България (Republic of Bulgaria)
通貨単位:1Lv(レフ)= 100stotinki(ストティンキ)

シリーズ構成:単片6種・ミニシート(6面連刷)
発行年月日:1990年5月8日

スコットカタログ:#3551 - #3556

最近、入手したもので、6通のセットになっています。
額面5ストティンキの切手付封筒で、同じスタイルで作られていますが、宛先が3種類程あるので、別々に集められたものをまとめたようです。
封筒の左側に、絵入りの初日印をカシエ代わりに押印してあり、切手の消印も同じスタンプを使用してあります。

タイスアゲハ Zerynthia  polyxena  (Denis & Schiffermuller,1775)

ヒトリガ科 Euplagia  quadripunctaria  (Poda,1761)
2通とも同じ宛先で、上の一通は書留郵便、下の一中は速達郵便です。
宛先が完全には判読出来ていないので、場所がどこなのかまだ不明ですが、国内宛ではないかと思っています。
差し出した場所は、以下のものも、全てブルガリアの首都ソフィアになっています。

プロセルピナスズメ(仮称) Proserpinus  proserpina  (Pallas,1772)

チョウセンメスアカシジミ Thecla  betulae  (Linnaeus,1758)
この2通はチェコスロバキアのBerounに宛てられたものです。
上の一通は航空郵便、下は書留郵便です。
上の封筒の消印が、茶色に写っていますが、スキャナの設定を間違えて取り込んだもので、他のものと同じ黒の消印です。

Beroun(ベローン):チェコスロバキア共和国ベローン地区の行政中心地。ベルヌカ川とリトヴァカ川が合流したプラハの南西約30キロに位置している。 町はプラハの首都圏に含まれる。人口18,930人(2011)。

アカオビスズメ Hyles  lineata  (Fabricius,1775)

オスジロニセヒョウモンモドキ Euphydryas  cynthia  (Denis & Schiffermuller,1775)
最後の2通は、旧西ドイツのケルンに宛てられたもの。
下の一通が書留郵便です。

Koln(ケルン):ケルンはドイツ西部のライン川流域に位置し、二千年の歴史を持つ都市であり、この地域の文化の中心でもある。再建された旧市街の中央には、ゴシック建築最盛期に建てられた、2 本の尖塔を持つケルン大聖堂がある。
差出人は、最初の2通が同じ住所で、あとの4通は郵政関係のようなので、郵来で発送された郵趣的なもののようです。

おじいちゃんと一緒

ウブド大通りから、ロータス・レストランの西側の道を北に向かうと、カジェン通りに出る。
しばらくは土産物屋、レストラン、宿泊施設などが続いているが、村の集会所を過ぎて川を渡り、急な坂道を登り切ると水田脇の農道に出る。
旅行者に人気の、1-2時間コースのハイキング道にもなっている。
ここのところ、観光開発が急激に進み始めて、ホテルやレストランが次々に建ち始めているが、まだのんびりと散策出来る余地も残っている。
ここで2015年4月に撮影した光景。


孫の散歩につきあってでもいるのか、ほのぼのとした光景に出会った。
こういった光景はいつまでも続いてほしいと思う。