2018/04/29
スペイン領ギニア:1953年シリーズ
国名:スペイン領ギニア Guinea Espanola(現在の赤道ギニア共和国)
シリーズ構成:単片4種(低額2種は付加金付)
スコットカタログ:#331 - #332, #B27 - #B28
スペインは、アフリカ各地に、比較的小さな植民地をいくつか持っていた。
通貨単位:1P(ペセタ)=100c(センタボ)
シリーズ構成:単片4種(低額2種は付加金付)
発行年月日:1953年11月23日
スコットカタログ:#331 - #332, #B27 - #B28
スペインは、アフリカ各地に、比較的小さな植民地をいくつか持っていた。
スペイン領ギアナは、リオ・ムニと共に、現在の赤道ギアナ共和国として独立している。
スペイン領時代に、何回か昆虫切手を発行しており、単色刷ながら、独特の雰囲気を持ったもので、図案の出来も良く好きな昆虫切手シリーズである。
Tragocephala属は、アフリカを代表する、比較的大型の種類で構成される、フトカミキリ亜科のグループで32種ほどを含む。
アフリカを代表する大型のアゲハチョウで、展翅した際の前翅の両先端のサイズは世界最大のサイズとされている。
種名は学名をとって、アンティマクスオオアゲハと呼ばれることもあるが、一般的には記載した研究者の名前をとって、ドルーリーオオアゲハと呼ばれることが多い。
同様にアフリカを代表するアゲハチョウである、ザルモキシスオオアゲハと並んで、♀が得がたいことでも知られ、本種の場合は♀は♂に較べて著しく小型であるという。
初日カバーも手元にあるが、カシエが2種あるので、合わせて紹介しておきます。
フェルナンド・ポーは首都であるサンタ・イサベル(現マラボ)が所在する島の名前で、現在はビオコ島と呼ばれている。
カシエのドルーリーオオアゲハは、非常に秀悦な出来で、切手も含めて、この種で最も優れた図案の一つだと思われる。
カシエには図案化された蝶と、アザミの仲間と切手の発行日が描かれている。
全部持っているわけではないが、スペイン領の初日カバーのカシエは、図案化されたものが多いので、上の初日カバーのように、かっちりと描かれたものは少ないように思う。