2023/04/05
横浜市の昆虫類:アカボシゴマダラ
今回は、アカボシゴマダラの写真を何枚か紹介します。この種類は中国原産のもので、日本国内で、幼虫が野外に放たれて定着したものです。
どこの誰がいつ放蝶したのか、原産地は中国のどこなのかと言うことも特定されているようです。
31.May 2014 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町舞岡公園、横浜市内で、最初に撮影した春型の個体です。
春型は、低温型とも呼ばれ、ごく薄い青味を帯びた白色で、翅脈が黒く目立ちます。
24.Jul.2007 神奈川県横浜市都筑区池辺町、この種類を始めて撮影した時の写真です。
樹液に飛来した、夏型の個体です。
夏型は高温型とも呼ばれ、コモンアサギマダラの仲間によく似た色彩で、赤い斑紋がよく目立ちます。
16.Sep.2013 神奈川県横浜市鶴見区菅沢町、車道沿いの緑地帯にある、エノキのひこばえに飛来した雌です。
14.Jul.2013 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園、交尾前行動と思われます。
後ろの雄が雌に近づいてゆきます。
写真で見ると、雌の黒色部が、かなり薄い色なのが見て取れます。
22.Oct.2013 神奈川県横浜市緑区寺山町四季の森公園、半ば立ちあがった姿勢の中齢幼虫です。
この静止姿勢はよく見かけます。
周辺の食痕はこの個体によるものだと思われます。
27.Apr.2009 神奈川県横浜市緑区四季の森公園、始めて見つけた幼虫で、エノキの若葉に静止している終齢近い個体です。
28.Feb.2023 神奈川県横浜市鶴見区中央、しばらく前に紹介したもので、JR鶴見駅前で撮影した蛹です。
一般に幼虫越冬ですが、前年の秋に蛹化して、羽化出来なかった個体だと思います。
蛹で越冬出来るのかは、確認出来ていません。
タテハチョウ科:Nymphalidae
コムラサキ亜科:Apaturinae
アカボシゴマダラ Hestina assimilis (Linnaeus,1758)
分布.本州(移入)・ベトナム北部から中国・台湾・朝鮮半島、奄美大島(別亜種)
食草.エノキ・リュウキュウエノキ
成虫出現期.4月-10月