2017/04/14
昨日は、サヌールの海岸近くにある、ル・メイヨール美術館に行ってきました。
ル・メイヨール Adrien-Jean Le Mayeur de Merpres (9.Feb.1880 - 31.May 1958)
ベルギー生まれの画家で、1932年にバリ島のシンガラジャに到着。
1958年、ベルギーで死去、享年78歳。
当時著名なレゴンダンサー、ニ・ポロック Ni Pollok と出会い結婚。
彼女をモデルに多くの作品を描いた。
彼の死後、住居としていた建物と共に、残されていた作品が、インドネシア政府に寄贈され、美術館として公開されている。
日曜-木曜 8-15時、金曜 8-13時。
料金は50,000ルピア。
ル・メイヨール INNという宿が、隣接してある。
多くの作品は、彼の妻であるニ・ポロックをモデルとして描かれている。
未完成と思われるものが多く展示されているが、確かなデッサン力が伺われて興味深い。
一部、写真から引き延ばしたものも展示されている。
保存状態が良くないのが残念な気がする。
古いレゴンの衣装が展示されているが、ニ・ポロックが、レゴンダンサー当時に、着用していたものかどうかは不明。
建物の外壁には、精緻なレリーフがはめ込まれているが、これは後に取り付けられたもののようだ。
小さなものだが独特な雰囲気がある。
敷地の、ほぼ中央に置かれている、ル・メイヨールと、ニ・ポロックの胸像。 当時の住まいを、そのまま使っているので、小さな美術館だが、一度訪れる価値はあるものと思う。