2023/04/24
多摩川河口部:4月14日
4月14日に、多摩川河口付近で撮影した、昆虫類と花などの写真を紹介します。サビヒョウタンゾウムシ、通常は夜行性の傾向が強い種類のようですが、この時期、よく河川敷のコンクリート面などを、歩行している個体が目につきます。
この日も3-4頭見ることが出来ました。
ゾウムシ科:Curculionidae
サビヒョウタンゾウムシ Scepticus insularis Roelofs,1873
分布:本州・四国・九州・対馬・伊豆諸島
成虫で越冬。
シバオサゾウムシ、北アメリカから、飼料用の干し草に入って、持ち込まれたと言われている種類です。
イネ科の優先するような、背の低い草地で、よく見かけることが出来ます。
これも多分、夜行性で、日中はイネ科植物の根際にもぐり込んでいるようです。
背中に泥のついた個体を、よく見かけますが、この個体は比較的きれいな方です。
オサゾウムシ科:Rhynchophoridae
シバオサゾウムシ Sphenophorus venatus vestitus Chittenden,1904
分布:本州・九州・沖縄本島・北アメリカ
ヒメアカタテハ幼虫、ヨモギの葉を綴り合わせて巣を作り、その中に潜んで、周辺の葉を食べながら成長します。まだ体長1cm.ほどの小さな幼虫です。
葉を綴り合わせると、葉裏の白い部分が目立つようになるので、割と見つけやすい幼虫です。
タテハチョウ科 Nymphalidae
ヒメアカタテハ Vanessa cardui (Linnaeus,1758)
分布:北極圏・南アメリカの大部分・南極大陸を除く全世界。
食草:ハハコグサ・ヨモギ・ゴボウ
成虫出現期:4月-11月、一般的には幼虫で越冬。
ヤセウツボ、地中海沿岸が原産地と言われている、寄生性の帰化植物です。
以前は、見られる場所が、比較的限られていましたが、最近は河川敷・公園など、あちこちで眼にするようになってきました。
スズメノエンドウ、3-4mmほどの小さな花を咲かせる、マメ科の草本です。
小さい花なので見逃しやすいですが、公園・河川敷など、あちこちで見ることが出来ます。
コメツブツメクサ、黄色い小さな花を咲かせるツメクサの仲間です。
多摩川では、かなり大きな群落を作っていましたが、住宅地などの、歩道のコンクリートの隙間などに生えていることもあります。
殿町第3公園で見た猫です。
地元のおじさんと思われる人が、餌をあげていました。
他に、もう1頭、黒い猫が近くにいました。
ミダレカクモンハマキ幼虫、サクラの葉を、二つ折りに綴り合わせていました。
名前が判りませんでしたが、知人が、この種類ではないかと教えてくれました。
ハマキガ科:Tortricidae
ハマキガ亜科:Tortricinae
ミダレカクモンハマキ Archips fuscocupreanus Walsingham,1900
分布:北海道・本州・四国・伊豆大島・屋久島・千島列島・シベリア・朝鮮半島・北アメリカ
食草:バラ・ブナ・ヤナギ・カキ・クワ・マメ科・各種落葉広葉樹・リンゴ・ナシ・ハクサンカメバヒキオコシ・カシワ・ドクダミ・イチョウ
成虫出現期:5月-7月