2013/03/12
クタ海岸のムラスティ
今日はバリヒンドゥーの、サカ歴の新年の始めの日ニュピで、明日の日の出までは、すべての人が外出を禁じられています。
以前は電気や火の使用も、厳格に禁じられていましたが、今はやや緩くなっているようです。
それでも、道路から見える部分の電灯などは、すべて消されており、違反するとプチャラン(村の自警団)の注意を受けたりします。
天気は良く、ホテルの庭先で、昆虫や花などを撮影したりしています。
リゾートホテルなどでは、食事がある場合もありますが、安宿では、基本的に食事は作ってもらえもらえないので、自分の食べる分の食料は手に入れておかなくてはなりません。
以前は、空港はトランジット客は扱っていたようですが、近年は飛行も中止されるようになり、バリ島へのアクセスが全くなくなります。
ニュピへの準備は、かなり早く始まりますが、大きな催しとしては数日前に海岸で行われる、ムラスティという祭礼があります。
海沿いの村はもちろん、内陸の村からも、比較的近くの海岸へ出て、この祭礼を行います。
一種の浄化儀礼のようです。
去年のブログでも紹介しましたが、今年もクタ海岸で行われた、ムラスティを撮影したので紹介します。
去年は大荒れでしたが、今年は非常な好天に恵まれました。
これは村の有志の男性によって行われます。
旗竿の先端は槍になっていて、これを持つ者が戦士であることを表します。
少女たちは到着すると、白い布によって仕切られた一角に隔離され出番を待ちます。
海辺は魔物の徘徊するエリアと考えられていますが、海の水はそれに触れる者を浄化する力があると考えられています。