ムラスティ - TAMIの気まぐれ通信
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クタ散策:2020年3月22日 日没まで

ムラスティが中止になり、予定が空いてしまったので、岸で夕暮を撮影することにしました。
2020年3月22日の、夕暮れ、日没までの写真を紹介します。

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地元の青年達がサッカーをしていました。
彼らは、素足でボールを蹴っています。

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岸でムラスティを行っている人達が見られました。
村で行う儀式が中止になったので、家族で行うことにしたようです。
右から2人目の、白いサロンをまいた女性が、プマンクと呼ばれる、庶民階級の僧侶です。

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着陸態勢に入った旅客機です。
この当時、バリ島への外国からの直行便は、ほとんど無くなっており、ジャカルタから国内線に乗り換えての運航となっています。
この時点では、成田行きの便も多少残っていました。

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この日は、沈みきるまで太陽が見えていました。

クタ散策:2020年3月22日-2

前回の続きです。
コロナの影響もあったので、少し早めに海岸へ出ていることにしました。

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クタ海岸通りにある、老舗のワルン「マデス・ワルン」の臨時休業のお知らせが、店頭に貼り出してありました。
当初は12日ほどの予定だったようですが、結果的には、2-3年の休業になったようです。
ちなみに、右側の寺院は、ムングウィにある「タマン・アユン」寺院です。
文末に「皆様の平安と健康を祈ります」と書かれています。

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海岸へ行く途中に見た、新築中のホテルの工事現場です。
不思議だったのは、コロナで、ほとんどの業種が休業に追いやられている中で、土木事業だけが、通常通りに動いていたことです。
これは、ホテル建築に限らず、道路工事なども同様で、帰国するまでの間に、街のあちこちで見られました。

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海岸へ出てみると、祭壇の周りで、数人の村人達が何か作業をしています。

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どうやら祭壇を撤去しているようで、ガムランは、すでに運び去られていました。

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祭壇を設置した時点では、ムラスティを行う方針だったようですが、直前になって、急遽、中止の決定が出たようです。
浄化儀礼を行わないと、ニュピは迎えられませんが、コロナ下でやむを得ないこととして決定されたようです。
村人達の、憮然とした表情が印象的でした。

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部屋に戻る途中で見かけた子供たちです。

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宿に戻る道沿いには、安宿が多く並んでいます。
メイン通りからは、道一本中に入っているので、夜になると人通りはあまり多くありません。
夕食や買いものに出かける旅行者が、時たま通りかかります。

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道端で見かけたです。
日影になっている場所で、少し涼しいのか昼寝をしていたようです。

クタ散策:2020年3月22日-1

この日は、ニュピ前の浄化儀礼、ムラスティの行われる日です。
ホテルのスタッフに聞いても、はっきりしなかったので、海岸に出て様子を見てみました。

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コロナの影響で、旅行者もほとんど見られなく、地元の子供たちが海辺で遊んでいるだけでした。

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祭壇が設置されていましたが、村人の姿はまだありません。

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ガムランも用意されていました。

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昼食は吉野屋ですませて、街中の散策をすることにしました。

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店の雰囲気は、日本とはかなり異なります。

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市場近くにあるお寺にも、海岸でのムラスティ儀式の後に行う、祭礼の用意が調っていました。

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海辺のお寺の前で、ニュピの前日に行われる、美人コンテストのポスターも設置されていました。

クタ海岸のムラスティ:2001年3月22日

ムラスティは水辺で行われる浄めの儀式で、岸で行われることが多いですが、湖岸・河畔などで行われることもあります。
今回、紹介するのは、ニュピの数日前に行われた、クタ岸のムラスティで、2001年3月に撮影したものです。
岸沿いにいくつかの村が連なっていて、時間・場所は異なりますが、同じ岸沿いで、デンパサール南部・レギアン村・スミニャック・クロボカンなどの儀式が、同じ日に行われたようです。
クタ村の儀式は、午後3時頃から、夕暮れの時間帯に行われました。
この日の一番大がかりなもので、毎年、テレビ中継などもあり、よく知られた催し物です。

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辺にしつらえられた祭壇と、儀式の始まりを待つ村人達。
儀式の大半は、僧侶達によって執り行われ、村人が礼拝に参加するのは、ほぼ最後の時間帯です。

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礼拝を行うために、集結した村人達。
普段は、旅行者などで賑わうクタ岸も、この日は正装したバリ人で埋め尽くされています。
この年は、例年よりも遅く始まり、村人の礼拝は、日没近くになりました。

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海に向かって祈りを捧げる村人達。
バリ島式の祈り方は、額のやや前方で手を合わせて合掌します。
その際に、両手の指先で、花びらなどを捧げ持つのが特徴的です。

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儀式の最後に、プマンク(庶民階級の僧侶)から、浄めの聖水を頭上に振りかけてもらい儀式は終了します。
この年は、ほぼ日没の時間帯でした。

撮影はブロニカのETR-siを使用しました。

ウルン・ダヌ・ブラタン寺院:2001年4月18日

今回は、バリ島中部の山岳地帯、Bedugul地域にある、「ウルン・ダヌ・ブラタン」寺院の写真を紹介します。
バリ島の寺院の中では、ブサキ寺院・ウルワトゥ寺院・タナロット寺院などと共に、最も有名な寺院の一つで、メインの観光地でもあります。
特に、の中に建つ11層のメルーは、絵葉書やポスターなどにも使われていて、よく知られているものです。
この地域は、古い火山地帯で、カルデラの中に三つのがあり、その中の一つ、ブラタン岸に位置しています。

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入口の割れ門です。
奥に見えるのがブラタンです。

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の中に建つ3層と11層のメルーです。
湖の水量が少ない時には、地続きになることもあります。
11層のメルーは、翌年に同地に行った時には、建て替えられて新しいものになっていました。
この年が最後だったようです。
3層のメルーは、そのまま残されていました。

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この日は、どこかの村のオダラン前の儀式、ムラスティがあるようで、正装したバリ人の行列が見られました。
正装した村人が通ると、寺院の風景も華やかさをまします。
後方には、イスラムのモスクも見えていて、バリ・ヒンドゥーの寺院と並んでいるのは、他では見たことがありません。
他にも、周辺にモスクが見られるので、ジャワ人が比較的多い地域なのかとも思います。

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行列は、北側に隣接する、リゾートの敷地を越えて、湖岸の小さな岬状に突き出た場所で、オダラン前の浄めの儀式「ムラスティ」を行っていました。
その後、近所の村のお寺でオダランが行われたようです。
ムラスティは、オダランの時に限らず、様々な宗教儀礼に先だって行われる儀式で、一般には海岸で行われるものが主ですが、ここのように湖の岸や川の畔などで行われることもあります。

撮影はブロニカ ETR-siを使用。

海への祈り

今回は、以前にクタ海岸で撮影したムラスティの写真を紹介します。
2016年の3月に撮影したものです。

ムラスティは海岸・湖の畔・河辺などで行われる宗教儀礼です。
クタなどで行われる、ニュピ前のものが有名ですが、寺院の祭礼などのおりにも、数日前に行われることが多いです。
大がかりな祭礼の時は、内陸の町から海岸まで、大がかりな行列が見られることもあります。

今回紹介するのは、クタで撮影した、ニュピ前の小規模なもので、親族が集まって催したと思われるものです。

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前列に座っている、白いサロンを捲いた男性は、プマンクと呼ばれる、庶民階級の僧侶で、様々な宗教儀礼の際に、儀式の執行を主導します。
この日はこのあと、同じ海岸で、大がかりなムラスティも行われています。
通常、ニュピの2-4日前に行われることが多いです。

去年のニュピ前の、クタムラスティは、コロナ騒ぎの中で中止されてしまいましたが、早く、こういった風景が復活してほしいものです。

クタ海岸のムラスティ

クタの海岸沿いで行われるムラスティは、西側からクロボカン・スミニャック・レギアン・クタと、レギアンとクタの間で行われている、デンパサールの南にあるバンジャールのいくつか。
このうちクロボカンとスミニャックは、かなり距離も離れているので、毎年、後ろの3つを撮影している。
今年は、コロナ騒ぎで、どうなるか不透明だった。
午前中に行われたレギアン村のムラスティは、浜辺にしつらえられた祭壇の前に、供物の山が見られたので、時間を早めて行われたようで、海岸に出てみたときはすでに終了したあと。
デンパサールは供物がまったく見られなかったので、行われなかったようです。

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クタ村は祭壇も用意されていたし、ガムランも置かれていたので、規模を縮小して行うのかと思っていました。
時間も早まる可能性があったので、午後1時過ぎに海岸へ行ってみました。

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海岸へ向かう途中、バイクに乗った正装したバリ人が、何人かバイクで、海岸方向から戻ってくるのを目撃。
海岸へ出てみると、儀式も行われないまま、祭壇の撤去作業が行われていました。
まったく儀式を行わないまま、中止にしたようです。
祭壇を作っていたということは、直前になって中止勧告が出されたものかと思います。

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海岸を見渡すと、ほとんど誰もいません。
こういった光景は、最近見たことがありません。

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最後に、昨日の夕日の写真を載せます。
滅多に見られないような夕焼けで、空と海が、これでもかというほど赤く染まりましたが、何となく不完全燃焼の感じです。
今日、午前中にウブドに移動して、明日は、王宮前のムチャルと、オゴオゴを撮影する予定ですが、こちらも空振りになってしまいそうです。

クタ海岸のムラスティ

昨日はニュピの日の、4日前にあたるので、各地の海岸で、ムラスティと呼ばれる儀式が行われました。
クタ海岸で撮影した画像を紹介します。


行列は3時過ぎ位から始まりました。


行列は、村の中のバンジャルという単位ごとに、一グループとなって入ってきます。


行列の最後尾に近い、ルジャンを奉納する少女達の行列。
4時過ぎ頃には行列が終わり、儀式が始まります。




儀式の終了時間に近い、6時前頃から、小雨が降ってきました。
去年はこの時間帯に、土砂降りになったので、少し気になりましたが、幸い小雨で済みました。
全員のお祈りのあと、お坊さん達が、聖水を振りまいて、儀式は終了します。
儀式は6時半頃に終了しました。
今日はこれから、ウブドへ移動して、そこでニュピを迎えます。
明日はニュピの前日に行われる、ムチャルという、村の出入り口の四辻を清める儀式と、オゴオゴを撮影する予定です。

クタ海岸通りの吉野家

先日、クタ・スクエアで吉野家の新しい店が出来ていたのを紹介しましたが、もう一つ、クタ海岸通でも、多分、同じ時期に開店したと思われる店を見付けたので、画像と一緒に紹介します。
クタ・スクエア店と違って、こちらは1フロアでした。


海岸通りから見た店の正面。
ムラスティの日に撮影したため、大勢のバリ人が写っています。
この建物は、以前はショッピング・モールとして建てられたものですが、近くに大きなモールが出来たので、店が一部しか入らず、そのままになっていたスペースです。
今はコンビニや、カフェなどが入店しています。


正面の階段を上がると、マクドナルドのような作りの店があります。
カウンターで注文して、支払いを済ましたあと、席について待っていると、店員が品物を持ってきてくれます。
日本のようなカウンター席はありません。


奥の方はかなり広く、おしゃれな感じの店になっています。
スペースも、ゆったりとしていて、普通のカフェのような感じになっています。
画面の一番左側に、フリーのお茶や紅ショウガが置いてあり、自由に取ることが出来ます。




壁面には店の紹介が、インドネシア語で書かれています。




この日注文したのは、オリジナルというメニュー名の牛丼の並盛り。
値段は並盛り40,000ルピア(350円ちょっと)大盛り48,000ルピア(450円ほど)と、日本とほぼ同じ。
飲物は抹茶ラテを注文しました。
両方合わせて63,000ルピア(600円弱)。
味は、日本の牛丼のイメージにかなり近く、海外店も一貫した品質管理が行われているように思えました。
飲物は、品数はあまり多くありませんが、普通のカフェのようなメニューでした。
オリジナルメニューで、ブラック・ペッパー牛丼というのがありましたが、これはまだ食べていません。

クタ海岸のムラスティ:クタ村

昨日、レギアンとデンパサールのムラスティを紹介しましたが、今日は午後に行われたクタのムラスティを紹介します。
昼食を食べて部屋に戻り、午前中に撮影した画像の取り込みなどを終わらせて、午後3時半前に、クタのムラスティを撮影に海岸へ向かった。
行列はすでに始まっていて、早速、撮影を始めた。




色とりどりの日傘を差し掛けられて、各バンジャルの御神体が次々と砂浜を通り過ぎて行く。


各行列の先頭は、旗や幟を持った男性達。
その後に供物を頭に乗せた女性が続く。




到着した行列は、バンジャルごとにしつらえられた祭壇の前に集合して行く。


車道側には、食べ物や土産物を商う露店が店を連ねている。
大きな祭礼は、彼らの稼ぎ時でもある。


行列に加わらなかった人たちは、徒歩で、それぞれの集合場所へ向かう。


行列の最後は、バンジャル・クタの一行。
供物を頭に乗せた女性達が、砂浜に姿を見せる。




行列の後方に近く、華やかな衣装の、ルジャンを奉納する少女達が砂浜を過ぎて行く。
一応ユニフォーム的な衣装なのだが、頭の被り物などはそれぞれ微妙に異なっている。






その後、日傘を差し掛けられた御神体の、長い行列がいくつも続いて行く。




村人達は、自分たちのお祈りが始まるまでの間、露店で軽い食事をしたり、子供達に土産物を買ってあげたり、おしゃべりをしたり、思い思いの時間を過ごしている。


ほぼ行列が終わった、午後5時前頃から、ぽつりぽつり雨が落ちて来始めた。




村人達のお祈りが始まる前の、お坊さん達の儀式が進行する頃になると、弱いながら傘が必要になり始めるくらいの雨になった。




奉納舞踊のルジャンが始まる頃には、本降りになってくる。


雨がなければ儀式を最後まで見ようと思っていたが、雨が強くなってきたので、村人のお祈りが始まったのを見て、部屋に引き上げた。


帰りに見かけた、クタ海岸通りに面した、ショッピングセンターの玄関口。
雨宿りのバリ人で埋まっていた。


ルジャンが終わって、家に戻ろうとしている、ルジャンの少女達。
結局このまま、雨は翌日の早朝まで降り続いた。
ちょうど、雨が強くなったのが、露天商の稼ぎ時の時間だったので、彼らにはかなりの打撃だったように思う。
帰り際に見たときは、露店に客の姿はなく、黙って座り込んだ店の人たちが見えた。
ムラスティの日は、晴れることが多いのだが、何年か前に強風を伴った豪雨の時があり、これで2度目の雨のムラスティだった。
今日は、ニュピ前日の、王宮交差点前のムチャルの神事と、午後から夜にかけて行われる、オゴオゴを撮影する予定です。
明日のニュピの日は、インターネットの接続も切れると言うことが、バリポストのホームページに乗っていたので、ニュピのリアルタイムの紹介は出来なさそうです。
ムチャルとオゴオゴは、ニュピ明けに紹介したいと思います。