セミ - TAMIの気まぐれ通信
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横浜市の昆虫類:カメムシ目セミ亜目-6

横浜市内で撮影した、カメムシセミ亜目の6回目です。
ハゴロモ類・ウンカ類など7種を紹介します。

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アミガサハゴロモ、12.Oct.2012 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
カシ類などの樹林でよく見かける種類です。
色彩と斑紋で、見分けやすい種類です。
斑紋変異は、ほとんど無いと思います。

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アミガサハゴロモ、22.Oct.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
木の幹に止まっていた個体です。

ハゴロモ科:Ricaniidae
アミガサハゴロモ Pachazia albomaculata (Uhler,1896)
分布:本州・四国・九州・沖縄本島

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アオバハゴロモ、14.Jul.2013 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園で撮影。
前の写真には成虫と幼虫数匹が写っています。
普通に見られる種類で、様々な植物についています。
幼虫は蠟状の物質に覆われています。

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アオバハゴロモ、4.Aug.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
この写真にも、成虫と幼虫が写っています。

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アオバハゴロモ、22.Oct.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。

アオバハゴロモ科:Flatidae
アオバハゴロモ Geisha distinctissima (Walker,1958)
分布:本州・四国・九州・奄美大島・琉球列島・朝鮮半島・台湾・中国

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ミドリグンバイウンカ、16.Sep.2013 神奈川県横浜市鶴見区佃野町

グンバイウンカ科:Tropiduchidae
ミドリグンバイウンカ Kallitaxila sinica (Walker,1851)
分布:本州

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ヒラタグンバイウンカ、4.Sep.2015 神奈川県横浜市港北区新羽町で撮影。

グンバイウンカ科:Tropiduchidae
ヒラタグンバイウンカ Ossoides lineatus Bierman,1910
分布:本州・四国・九州・朝鮮半島・台湾

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セジロウンカ、28.Sep.2015 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
海を越えて、日本に移動してきた個体が、繁殖しながら、生息可能な地域まで北上を繰り返すという、特異な生態で知られている種類です。
日本では、成虫の越冬は出来ないようで、見られる個体は、その年に海外から飛来したもののようです。

ウンカ科:Delphacidae
セジロウンカSogatella furcifera (Horvath,1899)
分布:日本・朝鮮半島・中国・東南アジア

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コガシラアワフキ、28.Jun.2015 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
普通に見られる種類で、個体数も多いです。
灯火にも良く飛来します。

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コガシラアワフキ、16.Jun.2017 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
普通に見ていると地味な茶褐色ですが、写真に撮ると、角度によって、弱い金属光沢が見えることがあります。

コガシラアワフキ科:Cercopidae
コガシラアワフキ Eoscartopis assimilis (Uhler,1896)
分布:北海道・本州・四国・九州・屋久島・シベリア・朝鮮半島・台湾

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ムネアカアワフキ、1.Jun.2016 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
幼虫がサクラにつくので、その周辺で見られることが多い種類です。
特徴的な色彩で、見分けやすい種類です。

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ムネアカアワフキ、31.Dec.2016 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
幼虫が入っている、巻き貝状の巣です。
幼虫の巣は、流れの縁などの、やや湿った場所に生えているサクラの細枝で見つかることが多いです。

トゲアワフキムシ科:Machaerotidae
ムネアカアワフキ Hindoloides bipunctatus (Haupt,1923)
分布:本州・四国・九州・沖縄本島・台湾・中国

目・グループ

写真

目撃

合計

文献記録

鱗翅目(蝶類)

51

5

56

102

トンボ目

18

11

29

80

バッタ目

33

4

37

90

シミ目

1


1

0

ゴキブリ目

4


4

8

ナナフシ目

3


3

5

カマキリ目

5


5

7

アミメカゲロウ目

6


6

54

シリアゲムシ目

1


1

5

ハサミムシ目

2


2

5

ヘビトンボ目

1


1

5

ラクダムシ目

1


1

1

チャタテムシ目

1


1

2

ハチ目ハバチ亜目

9


9

120

ハチ目ハチ亜目

43

3

46

137

ハエ目

43


43

355

カメムシ目(セミ亜目)

32

2

34

473

合計

254

25

279

1449

横浜市の昆虫類:カメムシ目セミ亜目-5

横浜市内で撮影した、カメムシセミ亜目の5回目で、カイガラムシ類など7種を紹介します。
名前の判りやすいものばかりで、市街地の花壇などでも見られる種類が多いです。

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カシノアカカイガラムシ、4.Dec.2013 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町で撮影。
シラカシなどの幹を這っていたもので、最初はトビムシの仲間だと思っていた種類です。
特定の木にいるような感じですが、いる場所では1本の木に何頭も見ることが出来ました。

ワタフキカイガラムシ科:Margarodidae
カシノアカカイガラムシ Kuwania quercus (Kuwana,1902)
分布:本州・四国・九州・沖縄本島・台湾・中国

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イセリアカイガラムシ、14.Nov.2014 神奈川県横浜市鶴見区総持寺で撮影。
白い蠟状物質をまとっているのが成虫で、右端の方に何頭か幼虫が見えます。
成虫は、固定されたように動きませんが、幼虫は動き回っていました。
蠟状物質の中は、ほとんど卵で占められているようです。
飴色の小さなアリが1種類だけ、幼虫などにまとわりついていたので、アリマキ類のように蜜を出しているのかも知れません。

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イセリアカイガラムシ、25.Dec.2015 神奈川県横浜市中区山手町「港の見える丘公園」で撮影。
種類は判りませんが、植栽された茎が棘だらけの植物に、大量に寄生していました。

ワタフキカイガラムシ科:Margarodidae
イセリアカイガラムシ Icerya purchasi Maskell,1878
分布:本州・四国・九州・屋久島・種子島・奄美大島・沖縄本島・石垣島・温帯地域・熱帯地域

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ツノロウムシ、25.Feb.2014 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。

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ツノロウムシ、24.Nov.2014 神奈川県横浜市港北区小机城趾で撮影。

カタカイガラムシ科:Coccidae
ツノロウムシ Ceroplastes ceriferus (Fabricius,1798)
分布:本州・四国・九州・屋久島・種子島・沖縄本島・台湾・汎世界

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ルビーロウムシ、30.Dec.2014 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園で撮影。
この個体は単独で見つかりましたが、群生しているのを見る機会が多い種類です。

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ルビーロウムシ、4.Nov.2015 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園で撮影。
排泄物なのかは判りませんが、黒い煤状の物質で、枝や葉が汚れたように覆われていました。

カタカイガラムシ科:Coccidae
ルビーロウムシ Ceroplastes rubens Maskell,1892
分布:本州・四国・九州・屋久島・種子島・沖縄本島・宮古島・石垣島・西表島・台湾・汎世界

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タマカタカイガラムシ、31.Dec.2016 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
梅の木の枝につくカイガラムシで、国外からの移入種のようです。
冬によく目につきます。

カタカイガラムシ科:Coccidae
タマカタカイガラムシ Lecanium kunoensis Kuwana,1907
分布:北海道・本州・四国・九州・朝鮮半島・カリフォルニア

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タケフクロカイガラムシ、20.Sep.2015 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
アミメアリのような感じのアリがまとわりついていました。

フクロカイガラムシ科:Eriococcidae
タケフクロカイガラムシ Eriococcus onukii Kuwana,1902
分布:本州

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コミミズク越冬幼虫、10.Feb.2014 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園で撮影。
コナラの細枝で越冬中の幼虫です。

ヨコバイ科:Cicadellidae
コミミズク Ledropsis discolor (Uhler,1896)
分布:本州・四国・九州・シベリア・朝鮮半島・中国

以前はミミズク科:Ledridaeとされていたが、最近はヨコバイ科の亜科とされている。

横浜市の昆虫類:カメムシ目セミ亜目-4

横浜市内で撮影した、カメムシセミ亜目の4回目で、アブラムシ(アリマキ)類7種を紹介します。

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クリオオアブラムシ越冬卵、1.Feb.1995 神奈川県横浜市緑区三保町で撮影。
クリの幹に見られ大きな塊になるので、よく目立つ卵塊です。
市街地の拡大で、クリ林が減少しているので、こういった卵塊が見られる場所も減ってきています。

アブラムシ科:Aphididae
クリオオアブラムシ Lachnus tropicalis (Van der Goot,1916)
分布:北海道・本州・四国・九州・朝鮮半島・中国・東南アジア

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キスゲフクレアブラムシ、18.Jun.2012 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
植栽されたカンゾウ類に群生していました。

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キスゲフクレアブラムシ、30.Jun.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
下の写真は、幼虫を補食する、ヒラタアブ類の幼虫です。
捕食する瞬間には、かなり俊敏な動き方をします。

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キスゲフクレアブラムシ、16.Jun.2017 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。

アブラムシ科:Aphididae
キスゲフクレアブラムシ Indomegoura indica (Van der Goot,1916)
分布:北海道・本州・シベリア・朝鮮半島・中国・台湾・インド

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キョウチクトウアブラムシ、10.Oct.2012 神奈川県横浜市鶴見区菅沢町で撮影。
歩道沿いに植栽された、フウセントウワタの茎に群生していました。
今のところ1ヶ所だけで確認出来ています。

アブラムシ科:Aphididae
キョウチクトウアブラムシ Aphis nerii Boyer et Fonscolombe,1841
分布:本州・九州・汎世界

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セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ、14.May.2013 神奈川県横浜市鶴見区菅沢町で撮影。

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セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ、7.Jun.2013 神奈川県横浜市鶴見区栄町通で撮影。

アブラムシ科:Aphididae
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ Uroleucon nigrotuberculatum (Olive,1963)
分布:本州

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アザミオオヒゲナガアブラムシ、26.May.2014 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
アザミ類の茎で、良く見つかる種類です。

アブラムシ科:Aphididae
アザミオオヒゲナガアブラムシ Uroleucon giganteum (Matsumura,1918)
分布:北海道・本州・四国・樺太・シベリア・朝鮮半島

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ヘクソカズラノヒゲナガアブラムシ、16.Nov.2014 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園で撮影。
植物はたくさんあるのですが、意外と見つけづらい種類です。

アブラムシ科:Aphididae
ヘクソカズラノヒゲナガアブラムシ Pseudomegoura nipponicum (Essig et Kuwana,1918)
分布:本州・九州・台湾・中国

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エノキワタアブラムシ、1.May.2014 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央で撮影。
大きなエノキよりも、ひこばえのような小さな木に多いように思います。

アブラムシ科:Aphididae
エノキワタアブラムシ Shivaphis celti Das,1918
分布:本州・四国・九州・朝鮮半島・台湾・中国・インド

横浜市の昆虫類:カメムシ目セミ亜目-3

横浜市内で撮影した、カメムシセミ亜目の3回目です。
ヨコバイ類6種を紹介します。

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ツマグロオオヨコバイ、8.Apr.1996 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
最も大型のヨコバイで、成虫越冬した個体が、春に多く見られます。
斑紋のバラエティもほとんど無く、判りやすい種類です。

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ツマグロオオヨコバイ、11.Oct.1998 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。

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ツマグロオオヨコバイ、10.Oct.2006 神奈川県横浜市金沢区能見台北公園で撮影。

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ツマグロオオヨコバイ、3.Jun.2013 神奈川県横浜市鶴見区鶴見総持寺で撮影。

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ツマグロオオヨコバイ、10.Jan.2016 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園で撮影。
枯葉の裏面で、越冬していた個体です。

ヨコバイ科:Cicadellidae
ツマグロオオヨコバイ Bothrogonia ferruginea (Fabricius,1787)
分布:本州・四国・九州・沖縄本島・石垣島・西表島・台湾・東南アジア・アフリカ

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クロスジホソサジヨコバイ、24.Nov.2014 神奈川県横浜市港北区小机城趾で撮影。
冬に発生するヨコバイで、ヤツデの葉裏に静止している個体を見ることが多いです。
止まっている植物は、ヤツデに限らず、ツバキ・ギシギシなどの葉裏でも見つかります。
成虫・幼虫が同時に見られることもあります。

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クロスジホソサジヨコバイ、30.Dec.2014 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園で撮影。
赤味が無い個体です、一般に雄は赤味が無いといわれていますが、色彩変異も多く、赤が入る雄個体もいるようです。

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クロスジホソサジヨコバイ、16.Jan.2016 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。

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クロスジホソサジヨコバイ幼虫、24.Jan.2015 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園で撮影。

ヨコバイ科:Cicadellidae
クロスジホソサジヨコバイ Nirvana orientalis Matsumura,1912
分布:本州・四国・九州・屋久島・与論島・沖縄本島・久米島・座間味島・屋嘉比島・北大東島・宮古島・石垣島・西表島・与那国島・台湾・中国

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マダラヨコバイ、9.Sep.2013 神奈川県横浜市鶴見区市場下町で撮影。
鶴見川沿いで撮影した個体です。

ヨコバイ科:Cicadellidae
マダラヨコバイ Psammotettix striatus (Linnaeus,1758)
分布:本州・旧北区・東南アジア

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ホシヒメヨコバイ、24.Nov.2014 神奈川県横浜市港北区小机城趾で撮影。
この種類も冬に発生するようです。
この時は、比較的狭い範囲で何頭も見つかりました。

ヨコバイ科:Cicadellidae
ホシヒメヨコバイ Limassolla multipunctata (Matsumura,1920)
分布:本州・四国・九州・沖縄本島・西表島

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コチャイロヨコバイ、15.Jun.2015 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。

ヨコバイ科:Cicadellidae
コチャイロヨコバイ Matsumurella kogotensis (Matsumura,1914)
分布:本州・四国・千島列島

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クロヒラタヨコバイ、2.May.2013 神奈川県横浜市鶴見区市場下町で撮影。
鶴見川沿いで撮影しました。
アワフキムシに似た体型で、ヨモギについていることが多い種類です。

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クロヒラタヨコバイ、18.Apr.2023 神奈川県横浜市鶴見区市場下町で撮影。

ヨコバイ科:Cicadellidae
クロヒラタヨコバイ Penthimia nitida Lethierry,1876
分布:本州・四国・九州・沖縄本島・久米島・西表島・シベリア・朝鮮半島・中国・台湾

横浜市の昆虫類:カメムシ目セミ亜目-2

横浜市内で撮影したセミ類の続きです。
アブラゼミ以外の種類を紹介します。

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ミンミンゼミ、13.Aug.2013 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町で撮影。
アブラゼミと較べると、出現時期が何日か遅いように思います。
以前は、アブラゼミよりもかなり個体数が少なかったですが、去年は同じくらい鳴いていたように思います。

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ミンミンゼミ、20.Aug.2013 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町で撮影。
やや、ミカドミンミンぽい個体です。
夏の高温が影響するようですが、かなり水色がかった個体です。
翅の先端が、何かに囓られたような感じで破損しています。

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ミンミンゼミ、21.Aug.2013 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町で撮影。
翌日に撮影したもので、通常タイプですが、やはり水色がかった個体です。
最初の写真の個体と較べると、やはり、夏の高温が影響したように思います。

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ミンミンゼミ、11.Aug.2015 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町で撮影。
建物の外壁に止まっている個体です。
アブラゼミはよく見かけますが、ミンミンゼミは、樹木の幹以外に止まっているのを見ることはあまりありません。

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ミンミンゼミ、22.Oct.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
かなり遅い時期の撮影です。

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ミンミンゼミの交尾個体、11.Aug.2019 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町で撮影。
雄と雌では、翅の色がかなり異なるのが判ります。
雌の方は、翅の透けたアブラゼミのような感じです。
交尾個体を見たのはこの時だけです。

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ミンミンゼミの脱け殻、4.Aug.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
アブラゼミと較べて、見つかる機会が少ないように思います。

セミ科:Cicadidae
ミンミンゼミ Oncotympana maculaticollis (Motschulsky,1866)
分布:北海道・本州・四国・九州・シベリア・朝鮮半島・中国

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ヒグラシ、21.Aug.1995 神奈川県横浜市金沢区能見台緑地で撮影。
横浜市内では、かなり大きな林が残っている場所で見つかります。
市街地には、ほぼ、いない感じです。

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ヒグラシ、12.Aug.2015 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。

セミ科:Cicadidae
ヒグラシ Tanna japonensis japonensis (Distant,1892)
分布:北海道・本州・四国・九州・奄美大島・沖縄本島?・朝鮮半島・中国

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ツクツクホウシ、21.Oct.2000 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
市内では最も少ない種類で、まだ成虫の撮影機会がありません。
個体数が少ない場所では、鳴き声は聞こえても、樹冠部にいることが多いので、なかなか見つけることが出来ない種類です。

セミ科:Cicadidae
ツクツクボウシ Meimuna opalifera (Walker,1850)
分布:北海道・本州・四国・九州・トカラ列島・朝鮮半島・中国・台湾

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ニイニイゼミ、4.Aug.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
変わった色彩のセミで、樹皮によく似た色模様をしています。
この種類も、市街地では、ほとんど見かけない種類です。
時々、大きな公園などで、大量に脱け殻が見つかることがあります。

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ニイニイゼミ、12.Aug.2015 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。

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ニイニイゼミ脱け殻、4.Aug.2013 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
全体に泥が付着しているので、判りやすいです。
目立たないせいか、見つけにくい脱け殻です。

セミ科:Cicadidae
ニイニイゼミ Platyleura kaempferi (Fabricius,1794)
分布:北海道・本州・四国・九州・屋久島・種子島・奄美大島・徳之島・沖縄本島・朝鮮半島・中国・台湾

横浜市の昆虫類:カメムシ目セミ亜目-1

横浜市内で撮影した、カメムシセミ亜目の写真を、何回かに分けて紹介します。
今回はアブラゼミの写真を紹介します。

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アブラゼミ、21.Aug.1995 神奈川県横浜市金沢区能見台緑地で撮影。
市内で最初に撮影した写真です。

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アブラゼミ、4.Feb.2012 . 神奈川県横浜市鶴見区北寺尾で撮影。
獅子ヶ谷市民の森近くで撮影しました。
上の死骸はかなりきれいな状態で、年明けまで生きていたとは思いませんが、かなり遅い時期まで生きていたものだと思います。

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アブラゼミ、8.Aug.2012 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町で撮影。
街中の小さな公園で撮影しました。
下は幼虫の脱出孔です、ミンミンゼミも発生しているので、確定的ではありませんが、ほぼアブラゼミだと思います。

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アブラゼミ、9.Aug.2012 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町で撮影。
背中が割れていないので、成虫になる前の幼虫だと思います。
このまま羽化出来るのかどうかは確認出来ませんでした。

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アブラゼミ、21.Jul.2013 神奈川県横浜市鶴見区菅沢町で撮影。

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アブラゼミ、3.Aug.2013 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町で撮影。
何者かに捕食されかけた跡のある個体です。

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アブラゼミ、13.Aug.2013 神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町で撮影。
この年は、特に多くの発生が見られた年で、あちこちで、1本の木に何頭も止まっているの見られました。

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アブラゼミ、13.Aug.2013 神奈川県横浜市鶴見区市場下町で撮影。
上の写真と同じ日に、鶴見川沿いで撮影した写真です。

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アブラゼミ交尾個体、12.Aug.2015 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
木の高いところで交尾する個体が多いのか、意外と見つかりません。
雄と雌で、微妙に色合いが異なっているように見えます。

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アブラゼミ羽化、6.Aug.1995 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
遅い時間に地上に出てきた個体のようで、朝方、羽化している個体を稀に見ることがあります。

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補食されたアブラゼミ、28.Sep.2015 神奈川県横浜市緑区四季の森公園で撮影。
ジョロウグモに捕らえられたアブラゼミです。

セミ科:Cicadidae
アブラゼミ Graptopsaltria nigrofasciata (Motschulsky,1866)
分布:北海道・本州・四国・九州・屋久島・朝鮮半島・中国

ウブド・パダンテガル散策:2020年3月13日

モンキーフォレストから、ハノマン通りにかけて散策してみました。

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小さな蛇が、体を小枝のように伸ばして、木陰に静止していました。

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割と大型のツノゼミです。
ウブド周辺では最も多いツノゼミで、宿の庭先などでも見ることが出来ます。
この3枚は、モンキーフォレストの、大駐車場の周辺で撮影しました。

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ハノマン通りの土産物屋の店先で見た小物です。
どれも、土産物屋やマーケットの店で普通に見かけるものです。

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店先や民家の前の歩道に置かれた供物です。
食べられるものは、犬や猫、鳥などが来て食べてゆきます。
毎日、供えられていますが、宗教的な祭日などになると、かなり大がかりな供物も見かけます。

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ジャタユ通りのサテ屋さんで食べた昼食です。
サテ・イカン(魚のサテ)と、スープ・飲物で30,000-35,000ルピアほどだったと思います。
日本円で250円から300円ほど。
美味しいですが、相当辛いです。

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ハノマン通り沿いに、以前あったホテルが取り壊されて、空き地になっていました。
門の横に置かれていたサラスワティの像が、空き地の真ん中に置かれていました。
表は塀で目隠しされていましたが、のぞき窓のような、四角の隙間があったので、そこから撮影しました。
今でも空き地のままのようです。

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モンキーフォレスト前の、両替屋さんのレート一覧です。
この年は、ルピアが異常に安く、円も140ルピア(1円)台で推移していました。

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バイクで営業しているブブール(雑炊のような食べ物)屋さんと、顔なじみのドライバー達。
チャンプルン・サリ・ホテルの入口近くで、ドライバー達が客待ちしている場所のひとつです。

クマゼミ

今朝、クマゼミの鳴き声が聞こえてきました。
10年ほど前までは、数年に一度くらいの確率でしたが、ここ数年、毎年のように聞くことが出来るようになりました。
周辺地域でも同じ様な感じなので、数が増えてきているように思います。

近所では、まだ数はそれほど多くないようです。

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東京都大田区の、東京湾野鳥公園で撮影したものです。
アブラゼミと並んでいると、ボリューム感の違いが、はっきりと感じられます。

エアコンとセミ2題

昨日、用事で外出したときに、アブラゼミとミンミンゼミの声が聞こえました。
入院が6月30日だったので、その頃は、まだセミは出ていなかったと思います。

それと、部屋のエアコンが壊れてしまったので、近所の電気屋さんに行って聞いてみたところ、在庫があるので、すぐに取り付け出来るとのこと。
取り付けは今日の予定でしたが、昨日の分が、予定より早く終わったとのことで、即日取り付けてもらうことが出来ました。
今は、涼しくなった部屋で、ブログを書いています。

セミの写真を紹介します。
皆、以前に、東京湾の埋め立て地で撮影したものです。
この一帯は、すごい密度で、セミが棲息しているところです。

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アブラゼミ。

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ミンミンゼミとアブラゼミ。

バリ島で撮影したキノカワハゴロモの仲間

バリ島で撮影したハゴロモの仲間で、気になっていたのですが、ずっと正体不明だった昆虫が、半分だけ正体が判明したので紹介します。

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ウブドのアルマ美術館の敷地内で2012年に見つけて撮影したものです。
割と大型の種類で、3cm.以上のサイズがあります。
これは、水田脇の黒ビニールで編んだシートに止まっていたものです。
いかにも、コケ類の生えた大木の幹に居そうな色彩をしています。

ずっと正体不明でしたが、最近、日本の昆虫のリストを見ていたら、キノカワハゴロモという名前が出ていたので、検索してみたところ、よく似た種類であることが判りました。
日本や台湾の種類は、頭が細長いので、多少グループは違いそうですが、同じ科に属するもののように思います。

このあと2014年に、カジェン通り奥の水田の散歩道で、首筋に飛んできたものを振り落として撮影しました。

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地面に落ちたら動かなくなったので、撮影出来ました。
木の幹などに止まったときに、じっとしているほうが目立たないからだと思われます。

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採集して腹面を撮影したものです。
白いのは、蠟のようなものの塊です。
生きているときは腹部全体を覆っていました。

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これは確定的ではありませんが、この種類の幼虫と思われるものです。
ウブドで2度ほど見ています。
サイズはかなり大きく、成虫より一回り小さいくらいです。
色彩や肢の感じなど、よく似ているように思います。
見た感じでは、かなり活発に歩き回っていました。