アルジェリア - TAMIの気まぐれ通信
fc2ブログ

アルジェリア民主人民共和国:1981年シリーズ

国名:アルジェリア民主人民共和国 الجمهورية الجزائرية الديمقراطية الشعبية(Democratic People's Republic of Algeria)
通貨単位:1d(ディナール)=100s(サンチーム)

シリーズ構成:単片4種
発行年月日:1981年8月20日

スコットカタログ:#668 - #671

蝶類4種のシリーズで、花を背景に蝶を配したデザインで、油絵風の華やかな感じの出来映えです。
単片4種と初日カバーを紹介します。

Algeria:1981-1
キアゲハ Papilio  machaon  Linnaeus,1758

Algeria:1981-2
ヤマキチョウ Gonepteryx  rhamni  (Linnaeus,1758)

Algeria:1981-3
ヨーロッパフタオチョウ Charaxes  jasius  jasius  (Linnaeus,1767)

Algeria:1981-4
ヨーロッパタイマイ Iphiclides  podalirius  Linnaeus,1758
属名を変更。Papilio → Iphiclides

Alger:20-8-1981FDC
初日カバーも、カシエにキアゲハを、大きく配した独特なデザインです。
切手の図案を回転させて、そのまま拡大してカシエにしたようです。

アルジェリア民主人民共和国:2000年シリーズ

国名:アルジェリア民主人民共和国 الجمهورية الجزائرية الديمقراطية الشعبية(Democratic People's Republic of Algeria)
通貨単位:1dinar(ディナール)=100s(サンチーム)

シリーズ構成:単片4種
発行年月日:2000年9月20日

スコットカタログ:#1194 - #1197

甲虫4種を描くシリーズで、種名はフランス語名だけが記されているので、それをもとにWeb検索して、妥当と思われる種名を採用した。
というわけで、かなり不正確な部分が残るものと思う。
最初の3種は農業害虫を描いたように思うが、最後のオサムシは、アフリカに分布していない種類なので、選定理由に疑問が持たれる。

ヨーロッパコフキコガネ Melolontha  melolontha  (Linnaeus,1758)
切手には Hanneton(コガネムシ) と記されている。
農業害虫として侵入が警戒されている種類のようで、図案から判断しても妥当なものと思われる。

ヒメマルカツオブシムシ Anthrenus  verbasci  (Linnaeus,1767)
切手には Anthrene(甲虫類)と記されている。
Webで検索すると、この種類が多くヒットする。
家屋害虫で、世界中に広く分布する種類。
図案で見てもマルカツオブシムシの仲間であることは確実なので、この種名を採用した。
斑紋なども、それほど違和感のあるものではない。

ジンサンシバンムシ Stegobium  paniceum  (Linnaeus,1761)
切手には Vrilette du Pain と記されている。
このフランス語名で検索すると、本種がヒットしてくる。
図案から見てもあまり違和感もないので、この種名を使用しておきたい。
本種も家屋害虫として著名な種類で、世界的に広く分布している。
du Pain は、パンという意味のようなので、パンにつく甲虫というような意味なのかも知れない。
乾燥食品・乾燥標本の害虫としてよく知られた種類。

ルーティランスコガネオサムシ Carabus  rutilans  Dejean,1826
これが一番問題のある切手で、Carabe(オサムシ類)と記されている。
これで検索すると、本種が出て来るので、この種名に当てておくが、図案を見ても合っているのか、合っていないのか判断出来ないような代物ではある。
横から見たところなどは、赤い色をしたゴキブリのように見えないこともない。
オサムシ類であることには間違いはないと思う。