全国の一日の感染者数が10万人に近づいていますね。世界各国でワクチンパスポート、ワクチン接種したよーという証明書を発行し、これを持っていないとイベントに参加できない等の措置を取っている国がありますが、ワクチンパスポートって何のため?と疑問に思います。
ワクチン接種済みだからと言って、感染しないわけではない
ワクチン自体には勿論感染予防効果もありますが、本来の目的・効果は新型コロナウイルス感染症の発症を防ぐもの。
予防効果も確認はされていますが、ワクチン2回接種済みの人がオミクロン株に感染する例もありますし、2022年1月頭のデータでは東京都の感染者の7割がワクチンを2回接種済みだったことが報じられています。イギリスのチャールズ皇太子なんて3回目も接種済みだったにも関わらず2度目の感染。もっとも今年はじめの感染者数は二桁だったので、7割と言われても...とは思いますが、ブレイクスルー感染は世界中で確認されていて、日本も例外ではありません。
そのため、ワクチン接種済みだから感染しない、イベントではしゃいでもいい、大人数で宴会をやってもいいということではないはず。
差別に繋がるだけ
ワクチンパスポートでワクチン接種済みの人しかイベントに参加できない、買い物ができないなんてことになると、それは差別ですよね。
国がワクチン接種を義務化していて、それに従わない人たちに罰則を科す等ならまだしも、日本においてはワクチンの接種は義務ではなく任意。
陰謀論を謳って打たない人ならまだしも、事情があって打てない人や、副反応が怖い人、僕のように打つメリットが感じられないから打たない人、色々居ると思います。そのような人たちのことを考えず、結局ワクチンを打つ打たないで二つに分断して差別を助長しているだけのように思います。
「なら打てばいいじゃん」と言われるかもしれませんが、先にも書いたようにワクチンは感染しても発症を防ぐまたは重症化を防ぐもの。コロナの感染拡大当初から、若者の重症化リスクは低いと言われていた上、3回ワクチンを打っても感染するという点、そして昨今のオミクロンは重症化しにくいとも言われている点から、ワクチンを打つ意味はますます低くなったように思えます。
ワクチンパスポートがなんのためにあるか分かりませんが、感染拡大を防ぐためであれば、ワクチン自体は感染予防ではなく発症予防がメインな点、ブレイクスルー感染が起きていることから無意味だと思いますし、ただ単に接種者と非接種者を区別するためであれば、そんなものはワクチン接種した会場や病院のデータを集めればいいだけで、金かけてまで接種証明書アプリなんて作る必要ない。
ワクチンパスポートを見せられたって「私ワクチン打ったから重症化しません」という証明にしかならず、「はいはいそうですか。で、だから何?」となるだけ。