模型 : tanchanのバイク日記

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趣味のバイクを中心に日常を綴ります。

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さて、ここで問題です。この4台の中に911が1台います。どれでしょう?
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答えは・・・・、左から2番目の銀色です。 残りはすべてボクスターでした!
ということで、今回はポルシェ911 タイプ996です。
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996型は、1997年に伝統の空冷エンジンを新設計の水冷エンジンに変更、シャシも完全な新設計となる911の歴史上初めてのフルモデルチェンジとなったモデルです。
コスト削減のため、フロント部分を露骨に下位モデルのボクスター(986型)と共用したため、評判が悪かったモデルです。
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これはブラーゴ製の1/24です。フロントは涙目でカッコ悪いですが、リアは重厚感があってイイですね。ブラーゴ製は品質が良く、作例は墨入れをし、窓枠を塗っただけです。
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ギミックは、ドアとリアのエンジンフードです。簡単ですがエンジンも再現されています。

もう一台、赤いのもあります。こっちはマイスト製です。
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これもなかなかの品質です。ボディーはンパウンドで磨いただけで、塗り替えていません。
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リアのエンジンフードは開閉しませんが、代わりにフロント フードが開きます。
どちらもオクに格安で出ていたら買いですね。


ポルシェ911は、356の後継車として1964年から生産開始されました。
当初は開発コードそのままに「901」と名乗っていいましたが、同じ様に3ケタの数字を車名にしている某フランスメーカーとバッティングしたため、「911」と改められました。
ただ、型式はそのまま901型とされ、通称「ナロー」と呼ばれています。
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作例はフジミのエンスージアストシリーズ1/24の911sです。

その後、年々改良が加えられ、後期には「73カレラ」が発表されます。
このモデルでナローの頂点を極めます。(ウエリー1/24)
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この73カレラは超ハイ パフォーマンス カーで、このボディ幅ではタイヤハウスが限界だったようです。後の930型との過渡期になる75年型カレラRSRでは、ボディがワイド化されてます。(ブラーゴ1/24)
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75年には、米国の連邦自動車安全基準に対応するため、5マイルバンパーが装着され「930型」となりました。そして有名な「930ターボ」が発表されました。(ウエリー1/24)
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1989年には964型に移行し、80%が新規部品となるものの、依然として930型のイメージを色濃く残しています。そして、1993年にポルシェの量産車としては最後の空冷モデルとなった993型に移行します。(サニーサイド1/24)
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1997年、ポルシェの代名詞である空冷エンジンを新設計の水冷エンジンに変更、シャシも完全な新設計となる911の歴史上初めてのフルモデルチェンジとなる996型に移行しました。(マイスト1/24)
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ところが、前半分が下位車種であるボクスターと共用で不評を買いました。
そりゃそうですよね~。前から見たら区別が付かないんですもんね~。

で、2011年に991型に移行しました。
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その後、2018年に992型に移行して現在に至ります。
発表から60年が経過しているのに、フルモデルチェンジが1回しかないってスゴイですね~。
日本のメーカーも見習いたいですね。

ピート・ブロックは米国のレーシングカーデザイナーで、1960年代にシェルビー・アメリカンで活躍しました。1966年に独立し、 Brock Racing Enterprises (BRE)を設立、日産と組んでレース活動を開始しました。

今回は、1971-72にTrans-Am シリーズ チャンピオンに輝いたBREのDATSUN510(ブルーバード2Drセダン)です。マイスト製になります。(ダッツン・ゴーイチレイです。ラッスン・ゴレライではありません!)
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ひどく内側にセットされたワタナベ風の変なホイールを履いていたので、ユニオン製(旧レベル)のホイールを流用しました。グリルがちょっと違いますね。フェンダーもノーマル風です。
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カラーリングは、なかなかキレイです。作品は前後の窓枠を黒に塗っています。
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室内もよく再現されています。(どノーマル仕様ですが・・・)
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上げ底ですが、エンジンルームも再現されています。
残念なのは、ツインカム ターボ エンジン??になっていることです。

なぜ50年以上も前の箱車レーシングカーを令和の世の中で販売しているのか分かりませんが、素直に喜びましょう。とても良い出来です。


ミニカーの世界では、コピー商品は普通のことなんでしょうか・・・。
ボクスター986のミニカーが2台あったのですが、同じメーカーのモノと思っていたら、違いました。
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赤いのがマイスト製で、白いのがウエリー製です。
パット見ほとんど違いが分かりませんが、よく見るとあちこちに相違点があります。

白のウエリー製は元々赤色でしたが、ボデイ表面が荒れており、塗装の状態も悪かったので、表面を整えてパール ホワイトに塗り替えました。
一方、赤のマイスト製は、分厚いツヤツヤの塗装だったので、コンパウンドで磨いて色を足しただけです。
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マイスト製はフロントウインドのサッシがボディ色に塗り分けてありますが、ウエリー製は黒一色となっています。
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室内はそんなに違いはありませんが、マイストはシート中心部のシボが再現されています。
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細かいことですが、マイストのフロント ホイールはステアリングと連動した可動式ですが、ウエリー製は固定です。
ウエリー製の左テールランプが欠品だったので、マイスト製を原型に「型取くん」で型を取り、UVレジンでコピーしてみました。
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UVレジンは、ダイソーのネイル用です。百均は素材の宝庫です。幸せな時代になったものです。
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総じてマイスト製に軍配が挙がりますが、ウエリー製もヘッドライトの反射板が再現されていたりと、それなりに拘りは有ります。
でも、どっちか買うならマイスト製ですね( ̄ー ̄)ニヤリッ


以前の記事で部品取りにすると言っていたサニーサイドのカウンタックですが、
カウンタック LP5000S : tanchanのバイク日記 (livedoor.blog)
何だか勿体ないので、ブラーゴのドアを移植し、LP500S風にしてみました。
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と言っても、フロント回りとオーバーフェンダーを黒く塗っただけですが・・・(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
内装が無いので、ドアは接着して固定してしまいましたが、チリはバッチリ会っています。
ミラーは適当なのを付けときました。
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塗装はハゲた部分をタッチアップしてクリアをかけたのですが、なかかな良い色に仕上がりました。
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上げ底のエンジンも、フードから覗く限りはなかなかリアルです。
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ブラーゴのカウンタックと比較しても、あまり遜色はありません。
見つけたら入手しておいても損はないと思います。

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