2017年08月 : tanchanのバイク日記

tanchanのバイク日記

趣味のバイクを中心に日常を綴ります。

2017年08月

外国の映画を見ていると、天井でクルクル回るシーリングファンをよく見かけます。
昔から憧れていたのですが、日本家屋の自宅には似合いません

でも、板張りのガレージならば とオクでポチリ、リビングスペースに取り付けてみました。

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シーリングファンは4灯が多いのですが、そんなに明るくなくても良いので3灯にしました。
リモコンも面倒なのでスイッチ式ですが、かえって雰囲気があってGOODです


平安時代には、人が死後に行く世界は、生前の行いによって「六道」(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道)に分かれており、輪廻転生すると考えられていました。
また、都の死者は三途の川に見立てられた鴨川を越え、風葬(野ざらし葬)の地である鳥辺野へと運ばれ、葬られていました。
野辺送りの人たちは、鳥辺野への入り口であるこの地を六道の辻」(分岐点)と呼び、この世とあの世の境界と考えていました。
でっ、お盆休みの12日には、六道の辻にある六道珍皇寺行って来ました。

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六道珍皇寺は弘法大師の師にあたる慶俊僧都が、平安前期の延暦年間(782年〜805年)の開創したお寺で、「六道まいり」のお寺として有名です。

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この六道珍皇寺には、ミステリアスな伝説が残っています。
嵯峨天皇につかえた平安初期の官僚小野篁(802年〜852年)は、閣僚級である参議という高位にまでなった文武両道に優れた人物ですが、相当な変わり者で奇行の多い人物でした。
その奇行の一つが「冥土通い」です。
昼は朝廷に出仕し、夜は閻魔王宮の役人として閻魔庁で裁判の助手を務めていたそうです

境内には閻魔大王と小野篁を祀った閻魔堂があります。

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本堂後の庭内には、小野篁が冥土通いに使った井戸があります。

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写真の右端にあるのが冥界へ通じる井戸でしょうか?
残念ながら個人では見学できないので、小さな戸窓から覗くしかありません。
京都を代表するミステリースポットですが、あの世を覗くことはできませんでした。

2011年には境内に隣接する土地で、冥土からの帰り道であった「黄泉がえりの井戸」と思われる井戸も発見されたそうです。
流石、千年の都京都です。いつか両方を覗いてみたいものです。

私の住む町内には登山同好会があります。
同好会といっても、年に1回3~500m級の地元の山に登るだけの会なのですが、今年の登山後の打ち上げで、「次は白山に日帰り登山したい」幹事長に申し出ました。
しかし幹事長は「今のあなた方の脚力はムリ。今登っている山を一日に3往復できるくらいのレベルにならないと・・・」と即座に却下されてしまいました。

それでも納得できないオジサン3人で密かに白山日帰り登山を画策。
頂上である御前峰までは(シャトルバスのダイヤの関係で)ムリでも、室堂までなら可能と判断し、4日に実行へ移しました。
午前3時 起床
午前4時 集合、出発
午前5時 市ノ瀬ビジターセンター到着
午前5時20分 シャトルバス乗車(片道500円)
午前5時40分 別当出合到着

いよいよ登山開始です。

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吊り橋を渡り、砂防新道を登ります。

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30分程で中飯場まで来ました。

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気が逸っているのか、かなり早いペースです。後でバテるので、少しセーブしないといけません。

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何とか観光新道との合流点である黒ボコ岩までやってきました。

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ここの標高は2320mです。初心者の私はもう酸欠でフラフラです。
脚力より心肺機能が問われるようです。

気力を奮い起こし、岩場を越えるとそこに現れたのは・・・

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弥陀ヶ原です。白山と言えば必ず出て来る山野草の茂る平原です。ちょうど花の見頃です。
まだ雪渓が残っています。
彼方に頂上の御前峰が望めます。右側の黒く見える林の奥に室堂があります。

ここから最後の気力を振り絞って室堂へと登ります。
酸欠で息が切れ、意識朦朧としてきました

それでも午前10時に室堂へ着きました。登山開始から4時間20分です。
「初心者は5時間が目安」と聞いていたので、満足な結果です

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2450mの標高にフラフラになりながらも、目的である白山奥宮を参拝しました。

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室堂で持ってきたオニギリを食べ、1時間ほど滞在し、午前11時に下山します。

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ここから先はもう地獄でした。完全に消耗し切ったガクガクの膝をダマしダマし下山します。
全く話すことも無く、モクモクと坂道を下ります。

それでも何とか午後3時に別当出合に到着しました。下りは4時間でした。
かなり時間が掛かってしまいましたね。序盤のハイペースと老朽化した膝が原因です。

帰りは午後3時10分のシャトルバスに乗りました。
室堂から御前峰への往復には、滞在時間を考慮して2時間近く必要なので、今日のスケジュールでは、やはり登頂は難しいようですね。幹事長の意見は正しかったです。

午後3時30分に市ノ瀬を出発し、午後4時30分に帰宅。
午後5時から近所の焼き鳥屋で反省会です。
来年は室堂に一泊し、ご来光を見たいとの意見で一致しました。

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