タカラスタンダードキッチンの最大の特徴といえば「ホーロー」ですよね。
この素材のお陰でタカラキッチンはいつまでもキレイな状態を保つことができるキッチンとして評判が高いです。
私もタカラキッチンのユーザーですが、ホーローのお手入れ性の良さは評判に違わずキレイな状態を維持できています。
さて、一言にタカラスタンダードキッチンと言えども、様々な種類やグレードがあることをご存じでしょうか?
- レミュー
- トレーシア
- エーデル
- レフィット
- グレンディア(ホームビルダー向け)
- オフェリア(ホームビルダー向け)
今回は、それぞれのキッチンにおいて何が特徴でどんな機能に違いがあるのか?
をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
タカラスタンダードキッチンの種類と特徴を分かりやすく比較解説
レミュー Lemue
レミューはタカラキッチンにおいて最上グレードの高い商品です。
レミューの特徴 ① クォーツストーン
ワークトップに高級大理石クォーツストーンをオプション選択できる
他のグレードでは選択できないクォーツストーンは、お値段は高いですが、美しさが段違いです。
何を隠そう私もこのクォーツストーンに惚れてレミューキッチンを購入しています。
これはぜひショールームで実感してみてください!
レミューの特徴 ② 家事らくシンク
家事らくシンクもオプション選択可能です。
家事らくシンクはタカラさんが推しているシンク周りの便利機能を指します。
様々な付属品をつけることにより、使い勝手の良いキッチンを実現可能です。
私はコストを抑える目的で、標準装備のステンレスシンクZを選択しました。
シンクは広く使いたいのでまな板などを載せる付属品は不要と判断したためです。
シンクを広く使えて十分満足しています!
レミューの特徴 ③ フロントポケット
- フロントポケットが標準装備
- ホーローインナーケースのオプションがあるのはレミューのみ
フロントポケットはかなり有能です。(個人的な意見)
実際に使用していてかなり重宝しています。
料理ハサミやピーラー、シリコンヘラなどすぐに使用頻度が高いものが取り出しやすい位置にあるのはものすごく便利。
ホーローインナーケースもレミューのみのオプションとなります。
過剰なオプションかもしれませんが、収納性の良さやお手入れのしやすさは優秀です。
レミューの特徴 ④ スイングアップ吊戸棚
スイングアップ吊戸棚を選択できるのはレミューのみ。
個人的には収納が納まるのであれば、吊戸棚は不要と考え設置を見送りました。
空間に解放感を持たせたい場合は吊戸棚無しにするとすっきりとしますよ。
トレーシア Treasia
トレーシアは2番目にグレードの高いキッチンとなります。
- 先ほど紹介したレミューから贅沢な部分を取り去ったような内容と考えればよいです。贅沢な部分は取り去っていてもタカラスタンダードが大事にしている性質や特徴はしっかり網羅していて品質は高い!
例えば、ワークトップは、アクリル大理石/人造大理石がオプションで選ぶことができ、ステンレスが標準となります。
なので、特にクォーツストーンワークトップにこだわらなければトレーシアまたは他の種類になるのではないでしょうか。
また、フロントキャビネットやホーローインナーケース、スイング吊戸棚などの収納に関するオプションがレミューとは異なります。
レミューから贅沢品を取ってシンプルにしたものがトレーシア、と考えればよいです。
家事らくシンクなど多くのオプションはレミューと遜色ないので、
トレーシアも十分な機能を有したシステムキッチンに間違いはありません。
エーデル edel
- エーデルは低価格帯のキッチンとされていますが、ホーローを素材を使用しており、お手入れ性や耐久性などはしっかりあるためユーザーのニーズを満たしてくれます。
それでは、特徴を見ていきます。
まず、ワークトップは特筆する点はありません。
アクリル人造大理石/人造大理石をオプション選択でき、ステンレスが標準装備となっています。
続いて、シンクは「家事ラクシンク」を選択できません。
こだわりがなければ、エーデルで問題ないです。
(私はレミューを選択しましたが、家事らくシンクは選択しませんでした。)
ベースキャビネットについて、下の表を見てみるとほとんどオプションの表示がないことがわかります。
この理由は、エーデルは専用の食器棚とカップボードがあるためです。
専用の食器棚とカップボードになるのはエーデルの特徴ともいえますね。
食器棚のサイズ等は公式ホームページにて確認することができます。
システムキッチン リフィット | タカラスタンダード (takara-standard.co.jp)
ウォールキャビネットについても同様の理由で、オプション選択肢は限られています。
リフィット refit
- リフィットの一番の特徴はシリーズの中でも木造のシステムキッチンです。(他のシリーズはホーローシステムキッチンと呼ばれているのに対し、リフィットはシステムキッチンと呼ばれています。)
そのため、間口を1㎝単位で調整がきくことが特徴でもあります。
ここから一般機能の比較です。
ワークトップはトレーシアやエーデルと同様の選択幅となりますので、ここのグレードは特に変わりません。
ベースキャビネットに関して、木造とは言えど、キャビネットの中などはホーローを選択することが可能です。
シーンに応じてホーローを選択するのも良いかもしれませんね。
「家事らくシンク」はエーデルと同様に選択することができません。
リフィットを一言でまとめると、ホーローにこだわらなくて木造が良い客向けの商品です。
ホーローを抑えることでコストも抑えられますし、カラーバリエーションも豊富なのでスタイルに合わせやすいかもしれませんね。
ホームビルダー向けのグランディアとオフェリア
ホームビルダー向けとは?
- ホームビルダー向けとは、一般の客向けには販売していない商品です。つまり、ハウスメーカーや工務店などのホームビルダーが提携していれば導入できる事になります。
ホームビルダー向けは一般向けと同等の機能なのに価格が安いというメリットがあります!
ただし、大手メーカーさんと提携していることが多いので、提携先のメーカーは確認する必要があります。
提携していれば良い商品を安くで導入できるのでぜひ確認してみてくださいね
さて、
- グランディアとオフェリアでどんな違いがあるのでしょう?
- また、一般向けとの違いはなんでしょう?
特徴を見ていきましょう。
グランディア grandia
グランディアの特徴
- 扉もキャビネットの中身も全部ホーロー
- 家事ラクシンクを選択可能
- ワークトップに高級大理石クォーツストーンを選択可能
レミューグレードでしか実現できなかったいくつかのオプションを選択することができるのです。
これをホームビルダー価格で買えるのでとても良いですね。
オフェリア oferia
オフェリアの特徴
- 扉は一部木製(ホーローでないので磁石はくっつかない)
- 家事ラクシンクは選択できない
- オフェリアもワークトップに高級大理石クォーツストーンを選択可能
- カラーバリエーションが多い
オフェリアはホーローが使用されない部分が多くなので、お手入れ性では劣るかもしれませんね。
ホーローでは製造の問題でカラーバリエーションは多くありませんが木製扉であればカラーは豊富に選べることになります。
キッチンパネルはグランディア・オフェリア共にホーローにすることができるようです。
まとめると、グレンディアからランクを落としたものがオフェリアといった認識でOKです。
タカラキッチンの価格帯は?
私はレミューグレードを導入していますので、実際にかかった金額を紹介しておきます。
我が家の見積書に記載されていた定価と見積金額をご参考までに公開します!
- 我が家の見積りに記載されていた金額は1,383,000円でした。(タカラ レミュー L型)尚、施工費込みの金額。
- 見積書の備考欄には、定価は1,709,300円と書かれています。
3年前の価格なので現在より安くなっているかもしれません。
あるいは、私の場合はお世話になった工務店さんはタカラさんと提携していないため割高になっている可能性もあります。
それぞれのキッチンの特徴まとめ
グレード名 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
レミュー | 高級感が漂っていて使い勝手を追求したキッチン。美しいキッチンを楽しむ人の理想。 | 高 |
トレーシア | 洗練された機能を有する品質の高いキッチン。タカラスタンダードが大事にしている機能をしっかり網羅。 | 中 |
エーデル | お手入れ性や耐久性も安心。低価格帯ではあるもののタカラスタンダードの良さを感じることができる。 | 低 |
リフィット | 木造キッチンでありスタイルに合わせた幅広い選択が可能。 | 低 |
グランディア | ホームビルダー向け。高品質のキッチンをコストを抑えながらも導入できる。ホームビルダーや工務店の提携が必要。 | 中 |
オフェリア | ホームビルダー向け。木造キッチン。ホームビルダーや工務店の提携が必要。 | 低 |
キッチン選びにおいてどんな理想をお持ちでしょうか?
- いつまでも長い時間を経ても美しい状態を保てるキッチンに出会いたい
- お手入れのしやすい素材にこだわりたい
- 忙しいので使い勝手や掃除性など突き詰めたキッチンを選びたい
- キッチンで過ごす時間を豊かな気持ちにしたい
この願いを叶えることができるのがタカラスタンダードのキッチンだと、実際に日常的に使用しながら感じています。
今回の記事の中では紹介しきれていないようなポイントなどもまだまだあります。
(レンジフードの部品がホーロー素材で食洗器で洗えてしまうことなど!)
ワークトップの材質の違いや雰囲気、また、ホーローの良さは実際に見て触れておくことが大事です。
私もリクシルさんやクリナップさんなど多くの実物をショールームで見て肌で感じてみました。
この記事で紹介した特徴を知っているだけでも、イメージを持ちやすくなっていると思いますのでぜひショールームであなたとキッチンの相性を確かめてみてくださいね。
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