藤原紀香、篠田麻里子、ドン小西らが所属する大手芸能事務所『サムデイ』が、年内を持って廃業する方針であることが『週刊女性PRIME』の取材で分かった。先ごろから関係者らが、関係各所への報告を開始しているという。
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かつては「指折りの有力プロダクション」だった
サムデイは1993年創業。芸能プロモーターだった現社長の高橋裕氏が設立し、所属第一号タレントは女優や歌手として活躍した岡本椛里さん(現在は芸能界引退)。その後、故・宇津井健さんや藤原が所属となり、民放連ドラの常連俳優などスターを世に送り出した。
「藤原は別事務所から移籍した後に、97年の大ヒット月9ドラマ『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ系、以下同)への出演を機にブレイク。『ラブジェネレーション』『ハッピー・マニア』と次々に話題作へ出演し、99年の『ナオミ』で初主演。
一時期はCMとドラマの両方で“女王”の地位を確立しました。また、サムデイはタレントと並行して宮澤ミシェル氏などアスリートの所属にも力を入れるようになり、芸能界でも指折りの有力プロダクションへと成長していきました」(スポーツ紙記者)
ところが、コロナ禍となった2020年頃からは業績不振や経営陣への不安がささやかれるように。
わずかな人数で経営するギリギリの状態だった
「マネージャーなど現場スタッフからは“一向に給料が上がらない”“社長がまったく現場に来なくなった”といった声が挙がるようになり、そのせいで常に人員不足に悩まされていたようです。
すでにアスリート部門は専属スタッフが1人もおらず、また先日もマネージャーが退職したことで、現在は20名ほどの所属者たちを片手でも数えられるほどのわずかな人数で回している状況なのだとか。そしてその矢先に、関係者が“年内をもって廃業することになりました”と内々の報告を行っています」(芸能プロ幹部)
廃業の事実についてサムデイに問い合わせるも、期日までに回答はなかった。
今年は壇蜜や吉木りさらが所属する『フィット』が倒産、また伊藤英明や吉岡里帆らを輩出した『エー・チーム』の休業と、大手芸能事務所の廃休業に関するニュースが多数飛び出している。
原因はテレビ出演料の低下による売上不振、看板タレントの退所や経営陣の交代など様々な説が挙げられているが、サムデイもまた時代の流れに即することができなかったようだ。
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