上田晋也「“被害者にならないための教育」 SHELLY「加害者にならない教育」確実なのはどっち? - TABACO ROAD

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上田晋也「“被害者にならないための教育」 SHELLY「加害者にならない教育」確実なのはどっち?

 日本テレビ系で放送された『上田と女がDEEPに吠える夜』。「性的同意」をテーマに出演者たちが持論を展開。その内容が話題になっている。

 

上田とSHELLYの間で議論が白熱

 同番組は、毎週水曜日に放送されている『上田と女が吠える夜』の新シリーズとして、今年4月からスタート。「今を生きる女性にがっつり刺さるテーマをDEEPにトーク!」と称して、「ルッキズム」や「性教育」など、近年の社会問題を取り上げている。

 この日の出演者は、MCの上田晋也(54)、レギュラーメンバー大久保佳代子(53)、ファーストサマーウイカ(34)、ゲストの前田公輝(33)、SHELLY(40)、藤田ニコル(26)、森香澄(29)の7名。昭和世代からイマドキ世代まで、男女双方の視点で番組は進行していった。

 番組終盤、20~40代の男女200人を対象に「男性の家に行く・男性を自宅に呼ぶ=性的な行為はOK?」というアンケートの結果が放送された。すると、「はい」と答えた女性が34%だったのに対し、男性は82%にまで上る結果に。

 男女の認識の差が明らかになったことに対して、MCの上田は

《男性は女性の気持ちを理解しなきゃいけないし、女性は女性で男性はそういうものだと認識しないとダメ。(中略)“男ってそう考えちゃうよ”っていうのは女性も理解しておいた方がいい。暴力に遭わないために。実際に起こすかどうかは別よ?》

 と発言。

 それに対して、「性的同意」について内閣府とコラボ経験もあるSHELLYは

《それは違います。“女の子もそう思っててね”っていうメッセージが被害に遭った人たちをすごく苦しめるんですよ。“家に行ったあなたが悪いんだよ”っていうことにつながるので》

 と反論した。

 すると、上田は

《(家に行った方が)悪いとまでは思わないけど、これ以上被害を増やさないためにってことなんだけどね》

 と、あくまでも“被害に遭わないための対策としての発言”であったと補足。

 SHELLYは、

《これ以上被害を増やさないために加害者にならない教育が必要なんです》

 とさらに訴えを強めた。

「SHELLYは理想論すぎる」との声も

 この放送を受けて、

《SHELLYすごい。前提を変えることが加害者にならないための教育。それにつきる》

《SHELLYは理想論すぎる。被害に遭ってからでは遅い》

《上田さんの意見は現実的だよね。自己防衛のためには上田さんの考え方も必要》

《上田のコメントがまさに男に都合の良いコメントで絶句》

 と賛否、さまざまな声が上がった。

 

 また、番組に対しては

《若手女性の反論に対して男性陣がちゃんと耳を傾けて、それを放送してくれる時代になったんだなと感動した》

《上田さんもSHELLYさんも冷静なまま現状と今後について議論していてリスペクトが感じられてよかった》

《一番取り扱ってほしかったテーマ》

 と好意的な声が散見された。

 同場面を取り上げた番組公式Xの投稿は、1700万件以上のインプレッション数を記録するなど現在も、高い関心が寄せられている(2024年10月7日現在)。

 現実的に“被害者にならないための教育”を唱えた上田の意見と比較すると“加害者にならない教育”を主張したSHELLYの意見は確かに理想論なのかもしれない。しかし、遅れが指摘される日本の性教育に一石を投じたのは間違いない。

 

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引用記事:

上田晋也とSHELLYが“性的同意”をめぐって議論 「被害者にも加害者にもならない教育が必要」とSHELLYが正論 | 週刊女性PRIME (jprime.jp)