最初から、コロナが収まった頃に退任とはわかっていたことではないか。
それが今のタイミングで、「責任をとる」という最も良い辞め方にはめた。
誰も驚いてはいない。自民党に課題を突き付けたと思っている。
そんな中、元大阪府知事の橋下徹氏はXで「ここまでの覚悟があるなら政治と金の問題でこれまでの自民党の考えを全部ひっくり返す改革を実行すれば支持率は上がっただろうに」と述べ「政治と金改革以外の政策の実行はかなり成果があったので残念だ」と、志半ばでの総裁選不出馬に思いを馳せた。
とあった。
石破茂元幹事長や小泉進次郎元環境大臣の他、茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル大臣、高市早苗経済安全保障担当大臣らが出馬に意欲を見せている。
「ポスト岸田」レース始まる。
記事では・・・
自民党総裁の岸田文雄首相(67)は14日午前、首相官邸で記者会見を開き、派閥の裏金事件への「けじめ」として、9月の自民党総裁選に出馬しない考えを表明した。「今回の総裁選では自民党が変わる姿、新生自民党を国民の前にしっかりと示すことが必要だ。自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は、私が身を引くことだ」と述べた。内閣支持率が低迷し、党内の求心力が急速に落ち込むなか、これ以上の政権運営を続けることはできず、再選断念に追い込まれた格好だ。
首相は6月21日の記者会見で「道半ばの課題に結果を出す」と語って続投に意欲を示していたが、14日午前に与党幹部に不出馬の意向を伝えた。首相が総裁選への不出馬を決めたことで、9月の総裁選後の国会で新首相が選出される見通しとなった。
首相は派閥の裏金事件からの信頼回復を掲げ、再発防止に向けた改正政治資金規正法を成立させた。議員の責任強化やパーティー券購入者の公開基準額引き下げなどを盛り込んだが、報道各社の世論調査では「評価しない」とする回答が多数を占めていた。
4月28日投開票の衆院補選で自民党は、唯一候補者を立てた島根1区で立憲民主党に敗れ、候補者擁立を見送った東京15区、長崎3区と合わせて全敗。東京都知事選と同日の7月7日に投開票された都議補選でも苦戦を強いられ、自民党内では「岸田首相のままでは次期衆院選を戦えない」という危機感が急速に広がっていた。(笹川翔平)