セコすぎる「緑茶おかわり500円、生うに丼2万円」…《北海道ニセコバブル》地元住民が嘆く「日本人など眼中なし」の実情(週刊現代) | マネー現代 | 講談社
2024.07.14

セコすぎる「緑茶おかわり500円、生うに丼2万円」…《北海道ニセコバブル》地元住民が嘆く「日本人など眼中なし」の実情

世界一の雪質とも称されるスキー場に外国人観光客が殺到する北海道・ニセコエリア。スノーシーズンになると、JAPOW(Japan+Powder+Snow)を求めて、海外から大勢のスキーヤーが集まる。

富裕層をターゲットにした外資系超高級ホテルの建設ラッシュ、地価や物価の高騰で「ニセコバブル」とも呼ばれる。

「ニセコが外国人に乗っ取られる」と否定的な声も一部あるが、実態はどうなのだろうか。

外国人観光客の影響で治安が悪化?

ニセコとは、広義にはニセコ町、倶知安町、蘭越町、岩内町、共和町の5町からなる総称だが、このうち外国人観光客で賑わうニセコ町、倶知安町の2町を「ニセコエリア」などと括られることが多い。

その中でも特に外国人観光客が多いリゾートエリアが、ニセコ町の隣に位置する倶知安町・ひらふだ。ひらふエリアにある店舗の看板は英語だらけで、北欧風のおしゃれなマンションやコンドミニアムも数多く立ち並び、日本とは思えない光景が広がっている。

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ウインターシーズンは、旅行者の9割が外国人だが、地元住民にとっては必ずしも歓迎ムードとはいえないようだ。

ニセコ町内在住の30代男性Aさんが、ニセコの現状を語る。

「スキーシーズンになると、ひらふではスキー板を履いて道路を滑ったり、酔っ払ってビールのピッチャーを無断で居酒屋から持ってきて外で飲んだり、やりたい放題の外国人を見かけることは珍しくありません。治安が悪く、物価も高いので地元の人はわざわざひらふに行かないです」

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