駒込大観音(光源寺)
駒込大観音(光源寺)は、東京都文京区の、東京メトロ南北線の本駒込駅より東へ徒歩6分の地にある、浄土宗の寺院。正式には天昌山松翁院光源寺。
安土桃山時代の天正17年(1589年)、神田四軒町に創建。慶安元年(1648年)、現在地へと移転。
平成5年に再建された、6mもの駒込大観音像がある。
平成5年に再建された観音堂の左右には紅梅と白梅が植えられている。うち白梅は蓬莱梅といい、観音堂再建にあたり榛名山麓より移植したもので、樹齢約300年とされる古樹。
観音堂には、平成5年に再建された、6mの十一面観音像が収まっており、昼夜を問わずガラス越しに参拝することができる(写真は夜、ライトアップされた姿)。
戦後に再建されたこの観音像は、顔が怖いとかそういうことで首が取り換えられたのだが、後にこれが著作権に関する裁判に発展した。
7月のほおずき市の際には、実際に堂内に入って参拝可(後述)。
本尊は阿弥陀如来。
本堂もまた戦後に再建されたものだが・・・。
このように本堂の内部には、戦災焼失後に仮本堂として移築されてきた旧田村家茶室が収まっている。『本郷に生きたサムライの生涯』によると、田村家は江戸時代は旗本で、その茶室は昭和20年の移築時点で築50年はあった、と著してあるので、明治中期以前の建造ということなる。
このほか、客殿や玄関も古民家を移築したものだというが、外観からは古いことはうかがえない。
安楽廟は、墓地入口に建てられた永代供養墓。
四万六千日ほおずき千成り市
7月の初旬には、駒込大観音の境内でほおずき千成り市が催される。この日に参拝すると四万六千日分の参拝のご利益があるという祭礼で、ホオズキ市ほか模擬店やライブ演奏などもある。この行事についての詳細は「駒込大観音 四万六千日ほおずき千成り市」の記事を参照。
盆踊り大会
8月下旬には境内で盆踊り大会が開かれる。