ラジオで話した子育てしんどかった時と、話しきれなかったその対処法|和田のりあき/マジックパパ
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ラジオで話した子育てしんどかった時と、話しきれなかったその対処法

「子育てで一番しんどかったのはどんな時ですか?」DJの質問に即答した。「専業主夫をして0歳の赤ちゃんと一日中一緒にいた時です」。
僕は長女が6ヶ月から12ヶ月までの6ヶ月間、専業主夫をした。その時期の赤ちゃんはいちばん手が掛かる。人見知りが始まって後追いをして親の姿が見えなくなればすぐに泣く。お昼寝をしてくれたらほっとするけれど、いつ起きるかわからないから気は抜けない。0歳児を連れてしょっちゅう出歩くのも大変だから自動的に孤独になる。
育児ノイローゼ、産後うつという言葉があるけれど、まさにそんな状態の一歩手前だったかもしれない。仕事を辞めて主夫になり、子育てに専念するという生活は自分で選んだ。だけれどもその生活に入って1週間でしんどくなった。全国の主婦や育休中のままの皆さん、ごめんなさいと思った。育児をナメててごめんなさいと。
僕は専業主夫を半年で挫折した。前向きに働きに出たのではない。育児に専念することを挫折したのだ。結果的には挫折してよかった。あのままあと1ヶ月でも続けていれば、本当に産後うつになっていただろうという確信がある。僕は保育園に助けを求め、バイト先に話しいてを求めた。
もちろん、妻もフォローしてくれた。だけれども夫婦二人だけで子育てはできない。保育園のパパ友ママ友、バイト仲間、妻の職場の同僚(時々飲み会に同席させてもらった)に僕は助けられた。0歳児の子育て、一人目の子育ては先が見えない。たとえ専業主夫でも赤ちゃんの世話が永遠に続くわけではない。
今ではわかるそんな常識が赤ちゃん育児に必死の時はわからなかった。赤ちゃん育児でしんどい思いをしているパパママが、ちょっと先輩の体験談を聞けば随分楽になると思う。そのしんどさはほんの数年のことだ。もうひとつ、乳児期の可愛さはその瞬間だけのものだ。
それに続けてもう一つ、育児のしんどかった時を話した。赤ちゃんの時にべったりと育てた長女が、小学6年生から中学3年までの期間だ。
常に僕の後を追いかけて、座ってる時は僕の膝にいて、僕の抱っこじゃないと寝ない時期もあったくらい、超パパっ子だった長女が、その4年間はほぼ僕と口をきかなかった。僕に使う単語は3つ。「うん、フツー、別に」。それでも僕はめげずに長女に話しかけ続けた。でも返事はほぼない。その期間はとても寂しくて辛かったのだ。
娘が思春期にこうなるよという話、僕もちょっと先輩に聞いておきたかった。高校一年生になった長女はまたパパと普通に話してくれるようになりました。もうべったりではないけどね。

OAは2月1日(土)14:30〜15:00です。

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和田のりあき/マジックパパ
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