処士策論 最大の元凶は公明党である。大阪が特にそうだ
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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

最大の元凶は公明党である。大阪が特にそうだ

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昨夜、BSフジのプライムニュースに大阪維新の松井氏と橋下が出てました。

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が、その話をする前に、まずは核心的な話を最初に語ってしまいましょう。

私は過去に何度も書いてますように「公明党が大嫌い」です。

そりゃそうでしょう?
自民党の「憲法改正(特に9条改正)」を以前から徹頭徹尾反対しているのが公明党なのですから。
私の悲願は「憲法改正(9条改正)」であるのだから、私が公明党を嫌うのは当たり前ですよね。
しかも公明党は完全な「媚中政党」でもありますし。
私が公明党に好意を寄せる理由など、何一つありません。

それで、今回の衆院選で大阪だけ「維新と公明が全勝する」という異常な選挙結果だったわけですが、これについて案外、メディアでは語られない話があります。

それは、今回維新が大阪で全勝した一番の要因は、
「維新が公明党と組んだから」
ということです。
これがあったから、自民党は(ついでに立憲民主も)全選挙区で大差をつけられて敗れたのです。

私もここ数日いろんな事をこのブログで書いてきましたが、この一番重要な問題について書きもらしておりましたので、今回ここで述べておきたいと思います。

大阪の一部界隈では「大阪自民が共産党と組んだから大阪人は自民にお灸をすえたのだ」などと快哉を叫んでいるのかもしれませんが、それって「自民党に対する公明党の影響力が強化されるのを助長している」という自覚があって、そのことを言っているんですかね?と私は言いたいのです。
(※ついでに「維新に対する公明党の影響力も強化されている」という事もあるのに)

自民党は公明党にナメられているんですよ。
今回、大阪でこのように「明らかな反逆行為」を見せられたのだから、「自公連立」の解消について、今こそ真剣に考える時期なんじゃないですかね?
まあ残念なのは、今の自民党総裁が岸田だと言うことです。この男がケンカ(公明党とのケンカ)などできるはすがない。安倍さんならまだしも。

さすが公明党は中国が大好きだけあってケンカのやり方を知ってますよ。
中国は覇権主義を振りかざすケンカのプロだからね。まあヤクザみたいなもんです。
「どんなに大阪で裏切り行為をしても、自民党は我々に文句を言うはずがない」
と分かっているから、公明党はこうやって堂々と自民党を裏切るのです。
公明党にタカをくくられているんだよ、自民党は。

だったら次の選挙(参院選)で、公明党とケンカをすれば良い。
公明党へ投票するのは中国の覇権主義に協力するのと同じですよ」
と、誰に文句を言われようが、雨が降ろうが槍が降ろうが、このワンフレーズだけで選挙を勝負すればいい。
自民党がね。
今の国民世論は、中国嫌いが8割、9割いるんでしょ?
だったら、この作戦でイケるでしょうよ。
まあ、これは極論ですけどね(どうせそんな事できるわけないし)。
でも公明党に鉄槌を加えるとしたら、これぐらいやらないと勝てないでしょ?と言っているのです。



で、昨夜のBSフジ・プライムニュースについて、です。

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松井一郎氏と橋下徹が出てました。あと、この番組がヒイキにしている先﨑彰容も。
まあ話の内容は、それほど大した話じゃありません。私からすれば。
全体的に「行政実務論」の話ばかりで、
「ああ、ハイハイ。そういった大阪特有の地方自治の話は、大阪でやってください」
と言えば済むような話です(衆院選は国会議員を選ぶ選挙なのに)。
外交・安全保障の話も国家観の話も、まったくありませんでした。
いや、それが無いからこその「大阪維新」なのですから、無くて当たり前です。

「憲法改正」の話は番組の終わり頃に、申し訳程度にちょっと触れただけで、全員が、
「興味なし。自民党だって実はやりたいと思ってないはず(吉村知事も。松井氏はちょっと微妙)」
みたいな結論でしたし。

で、今回の選挙における大阪での「維新・公明の合作」については、まったく番組内で突っ込まれていませんでした。
まあ、番組が始まる前に、そういう風に取り決めていたのでしょう。
維新としても「公明の力で勝った」「公明との合作は大成功だった」と視聴者に気づかれたくなかったでしょうしね。

しかしまあ、吉村も松井氏も代表にならず、橋下は「保守派叩きが芸風の電波芸人化」が著しく、これで大阪維新が、本当にこれからも党勢を伸ばせるんでしょうかねえ。
しかも「公明党と組む」という、「立民が共産党と組むという麻薬に手を出す」のと同じような麻薬に手を出しておきながら。


ちなみに私はかつて、以下のように書いたことがあります。

大阪で維新と公明が連携?大阪都構想限定なのか、それとも(2019/05/21)

(以下、過去記事より抜粋)
ちなみに私は一ケ月前の記事で、橋下徹について以下のように書きました。
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(以下、過去記事より抜粋して引用)
ところで、一週間前に橋下徹が公明党を牽制する発言をしたらしい。

橋下徹氏、公明を牽制 関西6選挙区に「全部立てる」 2019.4.8
https://www.sankei.com/politics/news/190408/plt1904080056-n1.html

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私はあまり橋下徹という男を信用していないので「また口先だけか」という疑念も大いに抱いているのだが、「維新」を強く支持している人達に言いたいのは、アホみたいに青山繁晴議員に矛先を向けてないで、頼むからその矛先は公明党に向けてくれという事である。(以下略)
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そして、前回の記事では以下のように書きました。
-------------------------------------------------------------
(以下、過去記事より抜粋して引用)
私は別に維新を支持している訳でもないので実際にはどうでもいい話なんですけど、客観的に見て「公明党」と対峙できる勢力が「維新」以外にいないので、しかたなく「維新のほうが公明党よりはマシ」と言っているだけの事です。
(※この事を理解せずに「維新なんかクズだろ」と言うのは、「アンタは公明党か共産党の回し者か?」と言いたい。公明党と維新がケンカして潰し合ってくれるか、あるいは純化される(=本音が見えるようになる)のが一番好都合なのである)
(以下略)
-------------------------------------------------------------

私自身は「維新」と公明が潰し合ってくれる事を期待していたので、やはり残念な気持ちはあります。

というか、橋下徹という男は元々こういう「狡猾な男」(良くも悪くも)であると知ってましたから、今回の公明との「手打ち」も、ある意味、橋下らしいと思います。

公明に対して脅しをかけると同時に、裏で「手打ち」を用意しておくという「取引の基本」を知っている男ですから、今回の結果は「さもありなん」といった所でしょう。

まあ、参院選、ともすると「ダブル選」も近づいて来てますから、各党様々な思惑で選挙に備えているんでしょう。(以下略)



この文中で「維新を強く支持している人達」と私が書いているのは、その当時維新をゴリ押ししていた百田尚樹を筆頭に、その一派だった上念、KAZUYA、和田憲治、また高橋洋一シンパの「改革派」連中を念頭に置いて述べた言葉です。
(※まあその後、百田と上念、KAZUYAあたりは内ゲバを起こしたらしいが。よう知らんけど)


まあ所詮、大阪での話ですから。
都民である私にはこれ以上、何か言える問題でもありません。




で、最後に余談です。



なんだかこの事について、昨夜のプライムニュースでも一番最後の締めのところで橋下が何か言ってましたが、まあ、それはどうでもよろしい。

また、前川について私が何か言うつもりもない。
どうせ「憲法9条死守派サヨク」の頭のイカレた連中なのだから(宗教活動家みたいなもんだ)、こんな連中にまともな理屈を投げかけても時間の無駄でしょう。



それはさておき、この「有権者は愚かだ」という事について、一言いっておきたいのです。

このブログをご覧の方は、
「ブログ主も前川と同じように「有権者は愚かだ」と考えているに違いない」
と思っていることでしょう。きっと。

この事については、私はこのブログで長年言い続けている事があります。

有権者はバカではありません。普通の人間です。
しかし、政治的感覚がバカ同然の有権者が多いことも事実です。

そんなことは当たり前だ。
なぜなら、
「あんなくだらないテレビ番組しか放送されないのに、国民がまともな政治感覚を持つほうが異常だろう」
ということです。

地上波のテレビ番組で「まともに政治を語るテレビ番組」など一つもない。
例えば青山繁晴先生がネットで語っているような事を放送する地上波番組が一つだってあるか?
前川やらそのシンパたちがテレビに出ることはあっても、青山さんのような人たちが「まともに政治を語るテレビ番組」が、どこにあるというのか?

だから有権者が政治的にバカになるのは当たり前だ。
そもそもテレビこそが国民を愚民化するために各家庭に置かれている装置ではないか。
こんなものを見て懸命な政治判断ができる奴など、一人だっていやしない。
(※いまのテレビを見ない若者が自民寄りで、テレビの洗脳をモロに受けている年配層に立民共産シンパが多い、という現象がそれを如実に物語っている)


だから私は、
「まずテレビ局を変えろ。特に、まずNHKからそれをやれ」
と長年、述べ続けているのです。


「まともに政治を語る番組(コンテンツ)」を見ることさえできれば、国民はすぐ日本の政治状況について理解できるはずなのです。
しかし、今はそれが一切ない。ネット以外は。

国民はバカでも愚かでもない。
単に「目と耳をふさがれているだけ」のことである。

テレビが率先して国民の愚民化を推し進め、「そういう状況」に国民を置き続けようとしている。
ただそれだけのことだ。



なんにせよ、オールドメディアの側にいる前川のような人間が憂う必要など、どこにもないだろう。
大丈夫。
おかげさまで(言論統制・言論封殺のおかげで)まだまだ国民は「そういう状況」ですよ。
おめでとう。




【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「旧民主党・旧民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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コメント

対中政策の足かせ

ある記事では、池田大作が日中友好の偉業を果たしたという創価学会の『信仰』が根強く、最近は生存も疑問視され始めたカリスマが、現在の中国人権問題に対する新しい見解を出さないため、二重の完全な思考停止と相まって、公明党ひどい状態にしつつあるということのようです。

まあ、公明党との与党連立は自分も昔から早く解消すべきと思っていますが、今後より深刻な病巣になりつつありますね。

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