先日の桜の経済討論を見ました。
1/3【経済討論25弾】今、日本が選ぶべき最良の経済政策[桜H24/10/6]
http://www.youtube.com/watch?v=coI0AtpFF0A&feature=channel&list=UL
※重くなるのであまり貼りたくはないのですが、youtubeの動画埋め込みリンクが上手く
貼れないため、仕方がないのでニコ動の方のサムネイルを貼っておきます。
高橋洋一が桜の視聴者に「ネトウヨ」のレッテルを貼って嫌う理由もよく分かるし、
桜の視聴者が高橋洋一を嫌う理由もよく分かるw
まあそんな話はともかくとして、今回の討論は高橋洋一グループの存在があったおかげで
それなりに議論も盛り上がったので、その点については良かったと思いますよ。
しかし、『円安にする事が一番重要だ!』という意見が主流を占める中で、私が以前から
考えている事ですがあまり指摘される状況を見かけない事、それは
『原発の稼働停止が当分の間は見込まれている現在の日本の状況において、
果たして円安がそんなに良い状況を産み出すのだろうか?』
という点が全く指摘されていない事を考えると、この桜討論の内容も
『なんだかなあ…』
という気がしないでもない。
あと高橋洋一が言っていた(上念氏も先日、桜の別の所で言っていた)
「韓国の国債を大量に買って、ウォン高にすれば良い」
という奇策については、まあ所詮は「言葉遊び」のレベルですなあw
そんな「言葉遊び」を真面目な顔で受け取っている水島社長の経済センスについても、
「たかがしれている」といった所ですが。
そんな露骨な「為替操作攻撃」なんかできる度胸も意志もある訳がないし、そもそも
そんな奇策を使わずに堂々と、「我々はあなた達には深くタッチしない」というスタンスで
連中と距離を取った方が良いに決まっているではないか。
たかだか韓国経済ごとき。
でもまあ高橋洋一や田中秀臣氏の意見の中で、他の部分では傾聴に値するような話も
いくつかあったので、その点は参考になりました。
昨日ブックオフに寄った際に105円で売っていたので、なんとなくこの本を買ってみました。
約四半世紀(25年)前の経済関係の本ですが、本質的な話は今も昔も変わりませんなあ。
当時はバブル直前の、今から想えば“夢のような時代”の話ですが。
(1986年出版)
マンガ 日本経済入門 (1986/11) 石ノ森 章太郎、石森プロ 他 商品詳細を見る |
このマンガは日本の大手商社(架空の大手商社・三友商事)の商社マンを主人公として、
彼らの目を通してみた「日本経済」という形で物語は進められている。
(1ドル160円の頃)
(貿易摩擦や為替問題を背景とした日本メーカーによる工場の海外移転の話)
(日米の金融問題や財政事情についての話)
(日米共通の新通貨“ドレン”。そういえば今回の桜討論でも、何年か前の桜討論で話題にのぼった
事のある“新ドル札”の話について、水島社長がその信憑性について識者達に伺っていたが
一笑にふされていたw 水島社長としては、万が一そんな事態でも起これば『これは自慢させて
もらいますが、私達は既に指摘していました!』と自慢したかったのだろうけどw)
それにしても、経済識者の考える“奇策”というのは、いつの世も同じですなあw
あまり詳しくは知らないのですが、青山繁晴さんは“円高容認論者”であるらしい。
確かに青山さんがその手の話をしていたのを聞いた事はある。
私は経済の専門家ではないので、その手の判断をつけられるような知識はないが、
日本経済に関する私の拙い知見はこれまで何度か述べてきています。
(例)続・私の櫻井よしこさんに対する評価
円高とデフレの相関関係の問題もあるので、円高・円安のどちらが良いとは一概には
言えないが、政府が円安・インフレ方向に舵をきるのであれば、少なくとも
原発の再稼働問題は
避けては通れない問題となる。
エネルギー、又は食料の多くの部分を海外に依存している日本の現状では、
『円安になれば良い事ばかり』
などというのは夢物語に過ぎない、とは言えると思う。
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