エントリーでも書きました。
(震災前の3月2日エントリー分)
久々にNHK、民主党、中国などについて。あと青山さんについてもちょっとだけ。
http://syoshisakuron.blog130.fc2.com/blog-entry-220.html
前回のエントリーで、自分はNHKを批判する部分で、多少被災者の方達に対して冷たい、
というか不謹慎な事を書いてしまったのかも知れない。
NHKは「被害者が可哀想」とか感情論を煽るような放送しかしていないとか、
その事によってNHKは今現在とてもイキイキと報道活動をしているとか。
しかし前回でも少しフォローを入れてますが、自分は別にそういう放送をしてはいけない
と言いたい訳ではない。
それしか放送しない、という偏った放送は止めろ、と言いたいだけなのです。
正直、「被害者が可哀想」とか、そういう事ばかり言われても仕方がない、と感じるのです。
「戦争は悲惨だ」とか、「命は大切だ」とか、その手のやり口と同じなのだが、
幼稚園児や小学生しか番組を見てないという訳じゃないのだ。
我々は分別のある大人なのだ。
そんな事は大人なら誰でも分かってる当たり前の事だ。
そんな当たり前の事を何度も何度も繰り返し垂れ流されても、しょうがないではないか。
もっと冷静で客観的な情報を欲しがっている人間だって一杯いるのだ。
もちろん被害者の具体的な被害情報の報道があっても良い。それも大切な情報だ。しかし
それしか流さないというのでは、単に「感情を煽っている」と言われても仕方がない。
ちなみに番組冒頭はいつも「福島原発」関連からスタートしている。
この報道もかなりクセモノである。NHKのスタンスとしては、視聴者が安心し過ぎず、
とはいえ逆に、危険度も極端には感じ過ぎないようなバランス感覚で放送している。
しかしどちらかと言えば、やや心配を煽るような感覚で、現在は報道している感じである
と言えると思う。
とにかくポイントはいつもボカしたままで、問題のポイントがどこにあるのか視聴者には
よく分からないように、わざと放送している。
(※事故直後ぐらいはそうではなかった。あの時はあまり煽ると本当にパニックになる
恐れがあったので、かなりその辺りは気を付けた放送をしていたのだが)
まあ、そこはやはり左のスタンスが定位置のNHKですからね。原発や核に対しては
そういうスタンスを取るでしょう。米中だけに限らず外国勢力が大好きなNHKですから。
実際にあまり極端に反原発を煽れないのは、現実に今関東で電力不足の問題が起こっている
からであって、もしそういうリアルな被害が出ていなかったとしたら、必ず社民党の
福島みずほが言っているような「今すぐ原発は止めろ!」みたいなプロパガンダ放送を
やっている事は間違いない所だろう(実際には止められない事が分かっていながら)。
(※実際は、この手の反原発の動きは中国やロシアなどの息がかかっている左のイデオロギー
がかなり影響していると思われる。日本が核エネルギーに積極的になられては困るからだ)
さて、ここからが本題です。
NHKのニュースウォッチ9が糞番組であるという事は、上記でも書いた(というか
3月2日のエントリーで書いた)。
とにかく「被害者が可哀想」とか、感情論一辺倒。政治の話とか、外交の話なんて
全然やりたがらない。これは現在の震災の場合に限った事ではない。普段からそうです。
外交問題については、まあ百歩譲って仕方がないとしよう(実際は、震災援助を口に
しながら、シナもロシアも領空侵犯まがいのチョッカイを出してきてますが。しかし普段
のニュースウォッチ9でもスルーしてるだろうから、まあ良い。ホントは良くないけど)
なにが一番酷いかと言うと、「政治家の動きを全く放送していない」という事である。
特に菅。
ハッキリ言って昨夜も今夜も、番組の中で政治家が出て来る映像は1秒たりとも無い。
(まだ、いつもより放送時間を長めに取っているくせに)
政治に無関心、バカ丸出し放送をやるにも程がある。
自分がこの糞ニュース番組に大きな憤りを感じているのには、それなりのちゃんとした
理由がある。
NHKはとにかく「被害者が可哀想」「みんなで被害者に勇気を送ろう」みたいな報道を
繰り返している。
それは良い。どんどんやれば良い。
しかしだ、義捐金を何十億円、何百億円送ろうと、ボランティアの人間が何百人、何千人と
現地に行こうと、ハッキリ言って、今回の災害はそういうレベルの被害ではないだろう?と。
復興の予算、現場のガレキの整理、道路・建物・インフラの再構築など、ボランティアや
民間がいくら頑張った所で、国が対処方法を打ち出さない限りは、未来の展望など全く立つ
はずがないではないか!
そして、そのためにはどのような政治方針が求められるのか?そういう事がちょっとでも感じ
られるような報道こそが、本当に現地の人の為、また日本全体の、全ての国民の為に求められる
報道姿勢という物ではないか?
もう被災からかなりの時間が経っている。今は震災直後の「緊急対応」という場面ではない
(実際には無能政府が何もしていないので、まだ緊急事態の域を出ていない、と言えるかも
しれないが)。
日本にとって、これ以上「リーダーシップ」という言葉が求められる時は、今を置いて他にない。
しかし菅の姿は全くニュースウォッチ9には出て来ない。
NHKとしても、まるで「それが当然だ」といった開き直りさえ感じ取れる。
本当にこの局は「日本の公共放送」なのか?と呆れるほかはない。
先にも書いたように、ニュースウォッチ9は、元々「平時」においても、ほとんど政治の
報道などしていなかった。しかしこの「有事」になったとたんに、今度は一切報道しない
ようになってしまった。
まあそれはそうだろう。
菅がテレビに出て、国民にとって何かプラスになるような発言をするか?と言えば、そんな
事はあるはずがないのだから。「平時」においてさえ、マスゴミは自分達にとって都合の悪い
事はトコトン隠蔽しまくり、当たり障りのない菅の発言だけを選んで放送していた。
(ちなみにニュースウォッチ9では、菅を放送する時は、なるべく奴が笑顔で話している時とか
冷静に話している所だけを慎重に選んでいつも放送していた。実際の国会などの答弁は全然
メチャクチャだったのだが)
前にも書きましたが、「放送しない事が最大の援護射撃」という事な訳です。
NHKと民主党のもたれあい関係にとって。
奴の行動が国民にとってマイナスにしかならないという事が分かっているとはいえども、
それでも放送するのが、国の公共放送としての最低限の義務ではないか。
実際、今この国の行政のトップは奴なのだから。
感情論で煽って国民を騙そうとしても、この現実は変わらない。
余談ですが、NHKは自衛隊の活動について、全く放送してないかというと、そうでもない。
「ガス抜き程度」には放送しています。今の被災地で自衛隊の活動を除いて、救助活動や
復旧活動など報道できる訳はないですので。
また一瞬でしたが、「皇室からの援助物資」の放送もしていました。
(※これはニュースウォッチ9ではない)
これも完全な「ガス抜き」報道でしたが。「皇室からの援助物資」という事によって、
皇室があまり肯定的に捉えられる事がないように(放送を見た人によって)、非常に気を
使って報道をしていた。物資を受け取った人達の笑顔の表情が見えないように、しかもその
場面は早めに、終わりの部分はバッサリと切られるような感じで編集されていた。
ちなみにこの援助物資は那須御用邸にあった食料品だったと記憶しています。
言うまでもないことですが、ボランティア活動などについての報道は、自衛隊や皇室報道
の何百倍と放送してるんですけどね、NHKは。
- 関連記事