処士策論 先日書いた分の追記です(今日は参議院が凄かった事もあり)
FC2ブログ

処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

先日書いた分の追記です(今日は参議院が凄かった事もあり)

まずは本日の「参議院の国会答弁」と、それに伴う「NHKの報道姿勢」について。

本日の参議院の国会答弁は凄かったですね。特に午後の林・世耕・森・西田議員の答弁は。
この国会中継をゴールデンの枠で、TVがありのままに放送すれば、それだけで
TVが如何に民主党の無様な姿をとり繕おうとも、一発で政権は沈没するだろう、
というぐらいの本日の参議院国会答弁だった。

まあ昼から夕方にかけて、TVで放送されただけでもラッキーと言えばラッキーなんですが。
NHKが(意図的に)TV放送しないという事も、ままある事なので。

しかし、放送されたといっても、普通に仕事をしている人達は、こんな昼間の国会中継を
目にする事はない。というか、そもそも国会に関心のある人自体がそんなにいないだろう。
たまたま目にするとしても、それは夜、仕事から帰ってきて、たまたまつけたTVの
ニュースで報じられるのを目にするぐらいのものだろう。
例外として、youtubeやニコ動などで国会中継を見る人が何人かいるとしても、それは
投票率から考えれば、極々僅かな割合の人数に過ぎない。

本当は、NHKは今日のような重要な国会中継だったら、夜にくだらない番組を放送して
ないで、(少なくとも教育chでも良いから)ゴールデンタイム(それが無理なら深夜枠
でも)丸々全部放送すべきだろう。

というか、前回も書きましたが、今夜のニュースウォッチ9がまさにそうだったのだが、
今回のような重要な国会答弁でさえ、今夜も3番目の扱いだった(3才女児殺害、カン
ニング騒動の後)。分かり切ってた事なんですが。正直、これでもいつものニュース
ウォッチ9に比べれば、国会・政治分の放送時間は多い方で(5分間未満だけど)、
順番も早いほうです(9時15分頃からだった)。

しかし、これも前回書いた事で、NHKにとっては当たり前の事なのだが、「事の本質」
をそらす事に必死なので、やはりどうでもいい事ばかり指摘していた。
NHKが指摘したのは2点のみ。一つは細川厚労大臣が省内の事に不明であった点(正直
これだけでは視聴者は何の事だか、さっぱり分からなかっただろう)、もう一つは前原の
在日から金を貰ってた件(これについては、ネットの世界ではかなり話題になっている。
あくまで「ネットの世界」だけで)。

まず先に、本日の参議院の国会答弁についての動画リンク。

3.4 参議院予算委員会 西田昌司議員、超無双!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13772519
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13773289
http://www.youtube.com/watch?v=eLyEmf7ZZRM

H23/03/04 参院予算委・林芳正(自)前編
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13771929

H23/03/04 参院予算委・世耕弘成(自)前編
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13772297

H23/03/04 参院予算委・森まさこ(自)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13772657

実際の答弁の順番は、林芳正>世耕弘成>森まさこ>西田昌司。

先にも書いたが、この国会答弁の動画を目にしさえすれば、常識的な判断能力を
持っている社会人であれば、普通、民主党に投票するなんて事はありえないだろう。

要点だけ言うと、世耕議員の答弁では、NHKのニュースウォッチ9ではクダらない
現大臣のミスだけを指摘していたが、本当のこの年金問題の深刻さが、国会答弁を
見る事によってハッキリと分かるようになっている。
いかに社会保険庁が腐っているか(これもかつてから何度も指摘している自治労だの、
消えた年金問題の時の自作自演だの、色々あるが)、また前大臣の長妻の元、いかに
いい加減な形で、外国からやって来てすぐの人間でも生涯年金を受け取れるような仕組
みを作られそうになっているか(しかも法律は無視して、通達だけでやろうとしている)、
この答弁場面を見るだけでハッキリと分かる。
当然NHKのニュースでは、そんな事は報道しません。

森まさこ議員の答弁では、藤井裕久の、例の政党助成金15億円疑惑がほとんどクロで
あると、見ている人達は納得できるだろう。(NHKは完全にスルー)

そして、西田議員の答弁。
これについては、「マスゴミの前原に対するスタンス」という問題もあるが、それは
後で書くとして、最大の問題点は、NHKは在日からの政治献金について、数ある菅民主
党政権の問題の内の一つに過ぎない、というスタンスで報道していたが、NHKが意図的に
報道していない部分があるという事。
それは前原が「外務大臣である」という点である。
「外務大臣が外国人から献金を受けていた」。この事が一番インパクトのある、また西田
議員も強調していた部分であるのだが、NHKは意図的にその部分を隠蔽して報道をして
いた。ちなみにこの問題については、民主党とNHKの双方共に、おそらく今後は「在日
から献金をもらうぐらい良いじゃないか」という方向へ、世論誘導を図ろうと考えている
ものと思われる。

さて「マスゴミの前原に対するスタンス」である。
この事はかつて2chにも書いたが、前原はマスゴミにウケが悪い。なぜなら前原の
スタンスは反小沢、反中親米の度合いが強いからだ。
だから今回の件でも、100%隠蔽する(報道規制する)訳ではなくて、やや前原について
批判的なスタンスで報道するだろう。
しかし基本的には民主党にとって都合の悪い事は報じない方針なのが全マスゴミ(特にTV
マスゴミ)に共通するスタンスなので、基本的には消極的に扱う方針なのは間違いない。


ちなみに自分はただの一市井の人間で、青山繁晴さんのように裏を取って物事を書いて
いる訳ではないので、基本的に「状況的に考えてそういう事なのだろう」という考えに
基づいて物事を書いています。
しかし、これが結構当たるんですな、悪い予想については、特にw
何に注意をして見ているかと言うと、それはマスゴミ共の報道姿勢です。それを見るだけで
大体この国の政治屋、マスゴミ、役人達が何を考えて、世論を煽ろう、動かそうとして
いるのか、まあ大体想像がつく訳です。
その一番の指標となり、一番分かりやすいのが「NHK」という訳です。
なにしろNHKは、一面では「マスゴミ」であり、またもう一面では「役人」でもある
訳ですから。
(そしてマスゴミと役人の腐敗が、この国の最大の病理であるという事も、過去に何度も
書いてきた。ただし極端な官僚叩きにクミするつもりはありませんが)


さて、ここからようやく、先日書いた件の補足について。

先日書いた時は、「NHK」「民主党」「中国」について指摘をしました。
あと付け加える分として、「反米」という重要な要素がある。

これは2chの時に散々書いた事で、またこれはヨタ話ではなくて実際にある事なの
ですが、「ネット工作員」という存在について。
というか、2chなり動画サイトを利用する人なら、おそらくそういう雰囲気をどこかで
感じた事はあると思うんですが、これは実際に、本当にいます。
しかし分からない人にはなかなか分からない存在ではあるんですよね。
自分は2ch歴が長い事もあって、その辺はかなり敏感に分かるんですけど(自慢に
なりませんが)、ここ3、4年は、特にハッキリとその存在を意識しています。
丁度、安倍政権が、マスゴミの扇動によって参院選で惨敗した時ぐらいから、猛烈に
増殖してますね、2chで。そのやや後ぐらいから、youtubeやニコ動でも増えました。

実際に過去に2chのアクセス数で、中国からのアクセス数が急増とか、朝日新聞社内
から煽りのカキコが書き込まれていたとか、確かな証拠もあったのだけれども、そうで
なくても書き込みの内容を見ていれば、その人達が何を意識して書き込んでいるのか
大体想像がつきます。

一番顕著なのは「反米」です。
これだけでも中国シンパ、サヨクシンパの一特徴として、ある程度分かりやすい要素では
ある。あと見分けやすい工作員の癖としては「反小泉・竹中」「日本の歴史が嫌い。特に
近代史」「北朝鮮をスケープゴートに使う」など色々ありますが、問題なのは、この
「反米」というヤツが、一部保守派の思想とも親和性が高いという事なんですな。

真性保守は反米保守?なのかも知れないが、正直、個人的には「それはどうだろう?」
とも思ってます。
一番重要なのは、最終的には、「自立した日本」、分かりやすく言うならば「他国にナメ
られない日本」という、その軸足さえしっかりしていれば、「反米」だろうと「反中」
だろうと、どうでも良いんじゃないかなあ、と個人的には思ってますが。

物事に「100%、白か黒か?」などという、極端な事例は、滅多に存在しません。
白黒のバランス感覚が重要なのです。しかも、その「100%、白か黒か?」という短絡な
発想自体が、マスゴミ及び工作員がよく使う「煽り」の一手法でもあるのです。
バランスの取れた重要な真理の部分をボカすために、対極となる極端な事例を挙げて
議論を掻き回したりウヤムヤにするために利用する。

個人的には、今の所、今までの日米関係を一気に崩壊させる事は慎むべきだと思っています。
ですから、脅威は中国及び大陸方面にこそ有り、中国への備え、又は注意を解くべきではない、
と考えています。

西部グループや小林よしのりの反米については、政権交代がなされたあの衆院選の
時にも書いたけれども、あの反米傾向が、僅かなりともあの時の反米鳩山政権の樹立に
寄与した事は、紛れもない事実だと思ってます。
それであの時は、実際に鳩山があんなくだらない普天間の問題でアメリカに借りを作って
しまって、それで今、菅が親米的になってTPP問題などが生じてきている訳です。

感情論で「反米」を煽った所で、所詮国民に「アメリカから本気で自立するという気概」
が無い以上は、「こんなに強気でアメリカに言ってやったぜ!」と自己満足している、
一時的な憂さ晴らしに過ぎない訳です。本気で「反米」をやった訳でもなく、実際に
世論調査をやれば、沖縄に基地がある事について、それはメリットであると(沖縄の
人間以外は)、打算的な回答をする訳で、アメリカから本当に見放されそうになると
やっと事態の深刻さに気付き、必死になってアメリカにすがりつく訳です。

やるんなら、もっと用意周到に、不退転の決意を持ってやれ、という事。
今回の鳩山のように、何にも考えずにアメリカに噛みついて、その事によってアメリカ
からは責任を問われて、借りを作り、断りづらいTPPを叩きつけられ、日本の周辺国
からは日米の不和をほくそ笑まれ、その事によって、尖閣だの、北方領土だの、いいよう
にやられまくって、アメリカのみならず周辺国にまでも塩を送る結果となっている。
これ全て、鳩山から生じた、鳩山の責任である。

くだらない「反米」感情から生じた今回の日本の窮地であるけれども、ことほど左様に
日本の周辺国に取り込まれているサヨク、及びサヨクマスゴミ、サヨク工作員どもは
微妙なバランスの隙を突いてこようと必死な訳です。

当然その最大の影響力を行使しているのは「中国」です。

ちなみに最近の民主党政権の傾向としては、ロシアに対しては強硬姿勢のスタンスを
取っている。それはそうでしょう。日露が不和であった方が(日本がロシアに噛みつ
いていったほうが)、中国にとって都合が良いのだから。日本の外務省がどの国に
操られているのか?分かりやすい構図ですな。
また朝鮮半島に対しては、民団などとも懇意な民主党なのだから、当然韓国との
結びつきは強い。北朝鮮についても、旧社会党の連中を筆頭に、民主党内にシンパが
大量にいるのだから相性は良い。まあしかし北朝鮮は「中国の脅威を北朝鮮に肩代わり
してもらう」というスケープゴート的な役割があるので、建前としては距離を置いて
いるが。

実際、状況証拠からだけなんですが、多分この方向性の予想は当たってるんじゃないか?
と自分は思ってます。


あとついでに、チャンネル桜について。

個人的には、かつてはかなり応援もしていましたし、今でもそれなりに頑張って欲しい
とは思ってますが、やはり最近はちょっと微妙ですね。
あまりch桜を貶すような事は書きたくはないんですが。
中長期的なビジョンが何も感じられませんし、時々行なうイベント系の事についても
なんとなくセンスに微妙なものを感じますし、大衆を惹きつける戦略的なやり方に
ついても疑問を感じる部分が多々あります。
小林よしのりを筆頭にした、保守系内での内紛の事については、かつて2chで
いろいろと書きました。

細かい事を考えるよりも、強い意志で「まず実行」という社長の人間性が、個人的に受け
入れられない訳ではありませんが、あまりにもやり方が一本調子過ぎると感じています。
言ってはなんですが、社長がよく仰っている「おおらかな気持ちでやっていく」という
セリフが、一番求められている人こそが、社長自身なのではないでしょうか?と、以前
から少々感じている所です。

なんとかパチンコネタとか、TPPネタで、ch桜の注目度を上げようと必死になって
いるのは分かるのだけれど、おそらくyoutubeなどのヒット(view)数なども少しずつ
尻すぼみになっているのだろうと思われる。ちなみに以前社長がよく口にしていた
「youtubeの累計ヒット数、何百万」という数字についても、あれはあまりアテになる
指標ではなかった。一日の番組をあんなに細かく(1分間とか2分間とかに)分割
して上げてまで、ヒット数を伸ばそうとすれば、それはch桜全体の目先のヒット数は
伸びたとしても実際の正確な人気の指標として表しているか?と言えば、そんな事は
ありません。固定層がポチポチと、いちいち毎回それぞれクリックしているだけです。

青山繁晴さんの人気がどこにあるのか?或いは、なぜ櫻井よしこさんに人気があるのか?
これら両人には絶妙なバランス感覚と、また類い希な人間性を見いだせるからだと
自分は思っている。地上波TVマスゴミの番組では決して見る事ができないような。

青山さんが番組を始める時に、2chにも書きましたが、どうか青山さんとだけは、
もめ事を起こさずに、「答えて答えて答える」を続けてもらいたいものです。

あと「保守合同」の為の、保守系同士を繋ぐ現代の「坂本龍馬」は、やはりまだ、
今の日本には、一向に表れそうにない。

関連記事

テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
https://syoshisakuron.blog.fc2.com/tb.php/221-30db766a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)