「良いタイミングで炎上用の燃料投下をしてくれてありがとう、NHK」
とでも言うべきなのでしょうか。
(※もちろん、本音を言えば感謝するつもりなど毛頭ないが)
昨夜のクローズアップ現代+の詳しい放送内容を知りたい方は、NHK公式ホームページに載ってますので、そちらをご覧になってください。
(※クロ現+は結構詳しい内容がホームページに残っている)
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NHK クローズアップ現代+ 2019年9月5日(木)
「表現の不自由展・その後」 中止の波紋
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4324/index.html
<出演者>
ロバート・キャンベルさん (日本文学研究者)
岡村幸宣さん (原爆の図 丸木美術館学芸員)
武田真一 (キャスター)
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で、放送終了直後からこの「偏向報道」に寄せられたツイート(私のツイート含む)を以下に紹介しておきます。
NHKクローズアップ現代の表現の不自由展の特集は“不自由展の擁護と中止を批判”する内容で完全に偏向。
— Dappi (@dappi2019) September 5, 2019
一番問題視された【天皇陛下の御真影を燃やす映像】は“報道しない自由”で映らないよう編集し慰安婦像が原因と解説する番組構成も悪質。
国民から受信料を徴収しプロパガンダを流すNHKはぶっ壊すべき pic.twitter.com/aZ1sSro6jl
最も恥ずべき"ストローマン手法"を駆使したNHKのクロ現だった。表現の不自由展で昭和天皇の顔をバーナーで焼き、燃えかすを足で踏みつける映像作品や、戦争で亡くなった先人を侮蔑する作品群だった事が一切隠されたまま番組は終わった。なぜそれを報じず視聴者が正当な判断ができるのか。NHK、答えよ。
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) September 5, 2019
放送法4条は政治的に公平であること、報道は事実をまげないですること、意見が対立している問題にはできるだけ多くの角度から論点を明らかにすることを規定している。昨夜のNHKクロ現はこれらに明確に違反。なぜ国民は受信料を払わねばならないのか。その根本が問われている。https://t.co/9mO5BBoFdP
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) September 6, 2019
報道が偏り過ぎてます。とても公共放送とは思えない。天皇陛下を燃やす写真を税金を使って展示するのはおかしいでしょう。愛国的な活動は弾圧されても庇わないくせに、反日には肩入れするんですね。
— よっしー (@diyAKdVTqquHd0H) September 5, 2019
今回のクローズアップ現代。本当に酷い内容だった。抗議の声をまるで脅迫であるかのように視聴者に思わせるような最低な偏向報道だ。こんな内容の番組に国民の受信料を使うんじゃない。本当に腹が立った。
— まるる🌽 (@Maruru_japanese) September 5, 2019
第一、夜のニュース7やNW9をチェックしていた限りではNHKはこのトリエンナーレの問題をニュースでまともに取り扱った事はなかったはずだ。
— 処士策論 (@U40rou) September 5, 2019
NHKはこういう微妙な問題はニュース番組では避ける傾向が強い。そしてクロ現やETV教育などでこっそりと「左派擁護」番組を流す。#NHK #クロ現プラス
そこまで「議論が大事」とNHKが言うのであれば、NHKが常日頃完全に排除している「いわゆる保守系」(青山繁晴さん等の)言論人を番組に呼んで、トリエンナーレ問題について地上波で討論させれば良い。
— 処士策論 (@U40rou) September 5, 2019
まともな討論番組を国民に見せる気が一切無いNHKが「議論が大事」とか笑わせるな、という事だ。
私が言うべき事は大体上記のツイッターの中で言い尽くしてますが、ツイッターの短い文章では書ききれない部分を以下に補足しておきます。
<一点目>
昨夜のクロ現の後半では「公的な場での“表現の自由”はどこまで保障されるべきなのか?」という事について、クロ現の武田真一がスタジオゲスト(識者)の連中にグダグダとしゃべらせてました。
もちろんNHKのスタンスとしては、今回のトリエンナーレの反日活動を擁護するような形で、
「公的な場といえども少しぐらい政治的な表現をしてもいいじゃないか」
というニュアンスで印象操作を繰り広げておりました。
(※ただしツイッターで多くの人が批判しているように「右側の政治家や識者」への言論弾圧については、NHKは全く問題視するつもりはない)
NHKがこのような方針を示すのは当然の事です。
なぜならNHK自身が「公的な」(受信料=公共料金で成り立っている)存在なのですから、
「公的な存在といえども、政治的に偏った(右側を完全に排除した)放送をしたって良いじゃん」
というスタンスを取るのは当然の事なのです。
要するに昨夜のクローズアップ現代+も「自己弁護の一環」という事です。
昔、中村粲先生が仰ってましたよ。NHKについて。#受信料 を取る時は #公共放送 と言い、
— 処士策論 (@U40rou) July 24, 2019
そのくせ放送する時は民放と同じように #表現の自由 を言う、と。
我々は税金を払ってる国に対して選挙で投票が出来ますよね?
なぜ受信料を義務付けられるNHKに対して投票したり評価する事が出来ないのか? https://t.co/FoKlmfjN1s
<二点目>
上記で、
>「右側の政治家や識者」への言論弾圧については、NHKは全く問題視するつもりはない
と書いたように、NHKおよび朝日・毎日・TBS等を信奉するいわゆるサヨク・左の人々からすれば、
「我々には表現の自由があるが、ネトウヨには表現の自由は無い」
という考え方なので、昨夜のクローズアップ現代+も、平気でああいった内容にする訳です。
(※彼らにとっては何ら特別な事ではなく、それが普通の感覚なのである)
「従軍慰安婦」を認めない「ネトウヨ」に表現の自由は無い。
天皇を無批判に礼賛する「ネトウヨ」に表現の自由は無い。
「弱者」に対して冷淡な「ネトウヨ」に表現の自由は無い。
まあ、要するに彼らの考え方はこういう形で固定化されている訳です。
これは端的に言えば「自分勝手なダブルスタンダード」とも言えますし、もっと端的に言えば「自分達の思想にそぐわない人間に対する差別思想」とも言えるでしょう。
タチの悪い事に、「差別主義者を叩く事こそが自分達の使命である」と勘違いしているあのサヨク・左の人々は、まさか自分達自身が「差別主義者」であるなどと自覚できる訳もなく、無自覚に反サヨクの人々に対して差別行為を行なっているだけに、それこそ「筋金入りの差別主義者」な訳です。
内田樹には、それなりの一貫性があると思う。「左翼には表現の自由があるが、右翼にはない」。 https://t.co/YieYNoKTYd
— 池田信夫 (@ikedanob) September 4, 2019
<三点目>
これは上記の私のツイートで指摘済みの話ですが、私の過去記事を読んでいる方であればご承知の通り、私が一番言いたい事は
「日本最大の討論封殺機関NHKが「議論が大事」とか心にも無い事を言ってんじゃねえ!」
という事です。
令和元年(2019年) NHK夏の「厭戦・自虐・反日プロパガンダ」番組一覧(2019/07/28)
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(以下、過去記事より抜粋して引用)
そして今年もNHKは、8月15日に「討論番組」を放送する気は全く無いようですね。
(※少なくとも今の段階でのプレスリリースを見た限りでは)
もうここ数年、ずっと私が批判してる話ではありますけど。
(※4年前に放送したこの時が最後の「8月15日の討論番組」だったと思う。まともな討論番組とはとても呼べないくだらない内容でしたけど)
なにしろNHKの一番酷い部分は
「国民にオープンな討論番組を全く見せない」
という部分です。
(※文末テンプレ「NHK解体」に関するまとめの(7)にも載せているが)
いつも独善的なNHKの主張を一方的に国民に押し付けてきます。
(※仮に討論番組を放送してもNHKのフィルターを通る事ができる識者しか番組に出演させず「視聴者からアンケートを募って出演者を決める」という民主的な方法も全く取らない。その最たる例が5月3日の憲法討論である)
だから私は、こんな「自称公共放送」など不要だと、ずっと言い続けている訳です。
民主主義の敵ですから。NHKは。
(以下略)
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5月3日の報道姿勢を見れば、NHKが改憲反対派であるのは明白でしょ(2018/05/04)
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(以下、過去記事より抜粋して引用)
まずは総論から述べます。
と言っても従来と比べて何か変わった点があった訳でもなく、基本的には今年も例年同様の放送スタンスでNHKは「5月3日を乗り切ろう」としていました。
「5月3日のNHKの報道姿勢」の四大原則を挙げると以下の通りです。
(1) 中立を保っているように見せかけてはいるが、よく見れば明らかに「憲法改正反対」の立場を取っている。
(2) 『憲法改正論議は国民的な議論が必要だ』と口では言うけれど、開かれた公平・公正な憲法論議を国民(視聴者)に見せるつもりは毛頭無い。
(3) 憲法論議以前の話として、「憲法そのもの」について国民にあまり意識させないように印象操作をする。それは『憲法の事を特別意識して考えるのは「異常な人間」だけで、普通の人は自分の生活の事しか考えないものですよ』といった印象操作である。要するに『憲法9条を死守せよ!』と唱えている人達こそが、実は一番「憲法」を軽視しているのである。
(4) 現憲法が占領時代に作られたもの(=占領軍による「押しつけ憲法」)であるという事は、出来れば国民(視聴者)の目には触れさせないようにする。
今年も基本的にこの原則通りに放送されていました。
(以下略)
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「公共放送」を自称しているくせに、オープンな討論番組(例えばBSフジの「プライムニュース」のような番組)を一切やらないで、アホなバラエティ番組ばかり垂れ流して公共料金(税金)を無駄使いし、しかも番組の放送内容について国民からアンケートを採る気も一切無い「エセ公共放送」が、
「議論が大事だ。意見の封殺はいけない」
とかどの口が言ってるんだよ?という話ですわ。
<最後のオマケ>
一応今回も最後は「立花孝志ネタ」で締めときますか。
昨夜のクロ現に関するツイートをチェックしていた時に、
「これでまた立花孝志のN国党に支持が集まるな」
みたいな事を述べている勘違いも甚だしいツイートを何件か見かけたものですから。
「立花孝志は“NHKの偏向報道”には全くノータッチ主義である」という事を知らないんでしょう。その人たちは。
まあ普通の一般人にはそんな事、分かりませんわなあ。
立花自身も、世間に一定数存在するそういった情報弱者の人数を見越して、あのような「営業活動」をやっている訳ですけど、この手法は「オレオレ詐欺」に引っかかる情報弱者層を狙い撃ちする手法と大差ありません。
だからこそ、私はここで注意喚起をしている訳です。
「騙されちゃいけませんよ」と。
立花孝志ほど「国益」という言葉が似合わない国会議員はいませんね。
— 処士策論 (@U40rou) September 5, 2019
長い間立花の言動を見てますが「国益」という価値観を尊重する人間じゃないです。
実際彼の「NHK批判」にしても「金銭の損得、嫉妬心を煽る」事のみですから。
まあウケませんからね。大衆に。
「国益」というキーワードは。 https://t.co/Fs2jrusiqf
MXとマツコさん相手に原告1万人の集団訴訟提訴へ 「N国支持の有権者侮辱」理由に - 毎日新聞 https://t.co/D4oxRiJg94
— okame_036 (@036Okame) September 4, 2019
マツコより先にNHKをなんとかせいよ。
その為の政党だろが。
ついでに言うと、こういった偏向報道への批判は立花孝志は一切やらない。
— 処士策論 (@U40rou) September 5, 2019
立花は「偏向かどうかは主観が入るので判別できない」とか言ってこの問題には全く触れようとしない。
「金銭の損得、嫉妬心を煽る事」一本鎗である。
票にならないしオールドメディアからも嫌われるし、そりゃやらんわな。 https://t.co/uk39zHafrG
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。
<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派”である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。
「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。
※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。
(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国)の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1、リンク2
(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1、リンク2、リンク3、リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)
(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1、リンク2
(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1、リンク2
(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1、リンク2
(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1、リンク2、リンク3、拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク
(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1、リンク2
(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的である。 リンク1、リンク2
(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1、リンク2
(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1、リンク2
その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「旧民主党・旧民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。
【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)
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