処士策論 2019年01月
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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

今更ですが、年末年始のNHK報道についての感想

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遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


さて、年末年始にかけて、何か注意を引くような政治的なニュースや話題というのは、実の所、特に見当たりませんでした。

私がウォッチングの対象としているNHK関連でも特に目ぼしいネタは見当たらなかったのですが、前回の記事から相当間隔も空いてしまっておりますので、とりあえず今回は、年末年始のNHK報道についてつらつらと書いておく事にします。
(※時系列順に取り上げる訳ではないのでその点は要注意)



まずは1月3日の夜に放送された「解説スタジアム」について。

解説スタジアム 巻頭言スペシャル
「平成からの旅立ち ~2019年を読み解く~」

1月3日(木)午後11時00分〜翌4日(金)午前1時00分
(※午前0時00分〜0時05分ニュース)
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu/stadium/
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「解説スタジアム」については、ここ2、3年程、このブログで取り上げる事はほとんどなかったと思います。

このブログでは、4年前と6年前の夏に放送された「解説スタジアム」の事を取り上げた記憶がありますけど、まあ当たり前ですが「ロクな番組じゃない」という評価しかしておりませんでした。

なぜこれが「ロクな番組じゃない」と言えるのか?
過去記事でその理由を書いてますので引用して説明します。
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平成25年夏のNHK厭戦・反戦・反日プロパガンダ番組のご紹介(2013/08/18)
>今回のこの「解説スタジアムスペシャル」という番組は、一応討論番組という形式を採ってはいるが、所詮はNHKの身内同士による「馴れ合ったお芝居」みたいなものなので、一般的な討論番組(=外部の識者による討論番組)とは言い難い代物である。

実際討論の中身もつまらなかった。NHKがいつもニュース番組の中で放送している内容とほとんど同じ論調を繰り返されるだけの事で、あらためて聞く価値などほとんど無かった。(以下略)


平成27年、NHK夏の「厭戦・反戦・自虐プロパガンダ番組」総評(2015/08/21)
>たまたま夜中にテレビをつけた時にこの番組が放送してましたので2、3分だけ眺めていましたが、やはりNHKの身内だけで固めた「討論もどき番組」など、見る価値はゼロだと、再度確信しただけの事でした。ハッキリ言ってゴミですね。(以下略)
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なぜか今回の1月3日放送分が録画してありましたので久しぶりにザッと放送内容を覗いてみましたけど、その内容はやはり上記の通りで「ロクでもない内容」でした。

前半の「外交」については、いつものNHKの論調通り「トランプ批判」が繰り返されて、あとは「米中の狭間で日本は大変だ」などと当たり前の話を繰り返すだけ。

ちなみに年末年始で唯一目立った政治的ニュースと言えば「韓国艦のレーダー照射問題」ぐらいだと思いますが、昨年の暮れから繰り返されている韓国反日嫌がらせ活動」(今回のレーダー照射事件含む)については番組内で全く言及がありませんでした

後半の「内政」についても、「日本は人口減少で人手不足なのだから外国人労働者の人権を尊重する形でどんどん入って来てもらおう」という、いつものNHKの論調が繰り返されるだけの内容でした。

注目すべきは、番組中に「2019年の見通しは明るいか?暗いか?」というアンケート調査を行って、何度かその結果を公表していたのですけど、「見通しは暗い」という意見が圧倒的だった、という事です。
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あまりにも一方的に「見通しは暗い」というアンケート結果ばかりだったので、司会の二人も苦笑いして、いろいろとフォローを入れなければならない状態になっていました。

このアンケート結果には、二つの要因が見受けられると思います。

一つ目は、要するにこの番組を見ているのは「NHKの論調に素直に従う人々ばかり」という事です。NHKが「日本はもう人口も増えないし、経済成長も見込めないし、外国人に頼るしかないんですよ」と喧伝する、その放送姿勢を素直に受け入れて、反論する気も無い人ばかりが見ているという事でしょう。

二つ目は、ネット上で左界隈の人々の意見を時々目にする人であればご存知だと思いますが、こういった「日本ダメ論」に傾倒する人々というのは左界隈の人々に多いですよね。「いわゆる保守」の人々はその反対の傾向が強いと思います。

要するに、この番組を見ている視聴者の多くは左界隈の人々であろう、という事です。多分「いわゆる保守」の意見に同調する人々は、これがロクでもない番組である事を知っているので、最初から見る気も無く、そういう人達はほとんど見てないという事でしょう。



次に移ります。

生田斗真、吉岡里帆 “平成” を短歌でたどる
平成万葉集 ~プロローグ~
2019年1月2日(水)[BSプレミアム]後9:00〜10:29
※2019年4月~5月に3本シリーズを放送予定
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=17100
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これもなぜか録画してあったので番組内容を確認してみたのですが、まあ酷いものでした。

ちなみに「万葉集」に関する話は番組内でほとんどありません。「川柳式」と言いますか、五七五七七であれば中身は何でも良い、といった形でいろんな“市民”が作った短歌を紹介する番組でした。

これもまた、左界隈の人々しか見なさそうな内容だったんですけどね。

例として挙げると、以下のような短歌が紹介されていました。
(※バカバカしいので番組全編通して見た訳でもないのだが)

反原発憲法解釈関連の短歌>
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(以下、拡大画像)
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9条護憲関連の短歌>
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(以下、拡大画像)
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ハイ、次が最後になります。

ニュースウォッチ9 12月28日(金)放送
原発事故から8年…なぜ? 風評被害 新たに懸念 ”国民の理解進まず”
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昨年は(いや一昨年もそうだが)本当にニュースウォッチ9の偏向報道は酷かったです。

ちなみにこれが、昨年ニュースウォッチ9が放送した「最後のニュース報道」だった訳ですけど(スポーツニュース除く)、まあニュースウォッチ9らしいと言えば確かにニュースウォッチ9らしいとは言えると思います。

福島の原発事故以降、私がこのブログで繰り返し
「NHKの反原発・放射能プロパガンダ」
を批判してきた事は、ご存知の方もいると思います。

拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

そして今回取り上げたニュースウォッチ9の「原発報道」は、四カ月前に放送した「トリチウム報道」の続編と言えますが、その時に書いたのは以下の記事です。

NHKニュースウォッチ9における原発トリチウム及び特攻隊報道(前編)(2018/09/01)

今回のニュースウォッチ9の「原発報道」は、一言で言えば、
「福島で溜まっているトリチウムの処理(放出)について一番懸念されるのは「国民の理解不足」である」
とNHKは述べている、という事です。

以下、ネット上に落ちていた「番組紹介」からコピペして転載します。
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東京日本橋より福島の現状について調査。トリチウムについては聞いたことがあるがわからない。処理がどのくらい進んでいるのはわからないとコメント。1500人の都府県を対象に行ったアンケートで、原発敷地内で放射性物質を含む水保管について、知らないは40.4%。都府県別では、福島は23%だったのに対し、東京都では45%、大阪府では55.3%。国が放射性物質を含む水を海や大気中に放出する方法・可能性を国が検討していることについて、知らないは53%と回答。福島は32%だったのに対し、東京では56%、大阪府では67.7%。県外とで認識の差があることがわかった。東京大学の関谷直也准教授は、国民への理解が進んでおらず、議論の前提が整っていないと批判。問題をもっと理解してもらうべきとコメント。スタジオでは関谷准教授のアンケートから、処分方法への賛否に関してわからないと答えている人が40%いるとコメント。(了)
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(以下、番組よりスキャンしたピクチャの紹介)
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最後に有馬と桑子は以下のように締めくくっていました。
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桑子「処理した水を海に放出するというこの処分方法への賛否、40%の人が「わからない」と答えているんです」
有馬「これ、情報提供が足りていない、という事なんでしょうか。この、理解の為の情報が少なければ、それだけ風評被害を生む余地もできてしまう。しっかりと対策して欲しいと思います」(了)
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イヤハヤ、最後の有馬のセリフを耳にした時、さすがに私も突っ込まざるを得ませんでした。

「『しっかりと対策して欲しい』とか他人事のように言ってんじゃねえ!情報提供が足りてないのはお前ら(NHK)の責任だろうが!」と。

まあ私は当時からずっと「NHKと風評被害」の事を批判してますから。

3年目の今年も同じ事を言います。「風評被害を作り上げたのはNHK」(2014/03/09)

ですからNHKが原発の風評被害を他人事として「責任転嫁」しようとするのは、ある意味当然だと言えるでしょう。


上記でも書いたように、今回のニュースウォッチ9の報道内容は、
「福島で溜まっているトリチウムの処理(放出)について一番懸念されるのは「国民の理解不足」である」
などと、その当事者(情報提供をする義務があるメディア)であるNHKが他人事のように述べているニュース報道である訳ですが、だったらお前達(NHK)が国民の理解が進むように、もっと頻繁に「トリチウム放出は世界の常識」(国内の他の原発でも普通に希釈して放出している)という事を国民に発信すれば良いではないか?という話です。
(※毎日とは言わないまでも毎週ペースで、定期的に情報提供すれば良いではないか。そこまで風評被害が心配であるのなら)

もちろん、NHKはそれをやりたくないから、このように他人事のような報道をする訳ですけどね。

なぜNHKが「それをやりたくない」のか?

そんな正しい情報を国民に与えてしまったら「原発に対する国民の恐怖心」が薄らいでしまうじゃないですか。

国民の潜在的恐怖心が生み出す「風評被害」
NHKは本音の所では「風評被害」が無くなって欲しいなどとは全く思っていないはずです。

これまでのNHKの報道姿勢が、その事を確実に証明していますよね。
【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

クロ現に中園ミホが、ニュースウォッチ9には“ゆとり教育”の寺脇研が登場

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今回も前回同様に、NHKの番組批評をしたいと思います。


ただしその前に一つだけ、時事問題について言及しておきます。

ネットで大人気の「いわゆる徴用工」(朝鮮人戦時労働者)問題の件です。

この件で、昨日、韓国の大統領が何か言ってたらしいですね。

「韓国にも三権分立がある」 元徴用工訴訟問題で文大統領 1月10日
https://mainichi.jp/articles/20190110/k00/00m/030/251000c
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まあ、あの国の連中が述べる理屈なんぞは大体訳の分からない理屈ばかりですから、まともに取り合う必要は全くありません。
(※こういった話は一カ月前、既に3回に渡って記事で指摘した

国内の裁判所が「外交条約」を超越して、一私人が起こした他国に対する賠償請求を認めるなどという非文明的な行為を、もちろん日本はマネできるはずがありません。
(※それを見越しているから韓国は、同じ方法で反撃される事を恐れず、平気で非文明的な行為をやらかす訳だが)

であるならば、私に一つ提案があります。
韓国が「三権分立」を盾に、『国内の裁判所が「外交条約」を超越して、一私人が起こした他国に対する賠償請求を認める』という立場を取るのであれば、日本は(別に政府じゃなくて民間組織で構わないのだが)第三国に対して、それは例えばベトナム戦争で韓国軍の被害に遭ったベトナムなどが最適だと思いますけど、
「韓国は、国内(ベトナム国内の裁判所が「外交条約」を超越して、一私人が起こした他国(韓国に対する賠償請求を認めた場合、それを合法と受け入れる立場らしいよ」
と教えてあげれば良いんじゃないでしょうか。
(※別にベトナムに限らず、韓国と関係のある国であればどこでも良い。多分その点、一番効果があるのは中国だろう。今後もしも中国国内の裁判所で韓国に対する民間訴訟が起こったら、韓国は一切反論できなくなるだろう)

この方法は、日韓間の紛争を解決する為の最終的な手段とはならないでしょう。しかし韓国に揺さぶりをかける為に、とりあえずやってみるだけの価値はあると思います。



それでは本題(NHKの番組批評)に入りたいと思います。

まず最初は「クローズアップ現代+」です。

始まりから終わりへ ~ヒットメーカーの平成~ 1月8日(火)放送
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4228/index.html

(以下、NHK公式サイトより番組案内を引用。赤字は私の編集による)
ちょうど30年前の1月8日に始まった「平成」。その後、日本人の価値観や生き方は大きく変わった。「やまとなでしこ」「ドクターX」などのドラマで女性の生き方を描いてきた脚本家の中園ミホさんは男社会の中で苦しむ女性たちを目の当たりにして「自分が書くしかない」と走り続けてきた。平成元年1月8日に大ヒット漫画「伝染るんです。」の第一話が入稿された漫画家の吉田戦車さんはオウム事件や震災によって突きつけられた平成の“変化”を語る。番組では私たちが歩んできた道のりを振り返りながら、新たな時代へのヒントを探る。

出演者
中園ミホさん (脚本家)
吉田戦車さん (漫画家)
武田真一・鎌倉千秋 (キャスター)

これは「クローズアップ現代+」で今年最初に放送された番組になります。

なぜ、今回私がこの番組の事を取り上げているのか?と言いますと、まあ昨年末に私が書いた『西郷どん』に関する記事を読んだ方であればお分かり頂けると思いますが、『西郷どん』の脚本を書いた中園ミホがこの番組で称賛されてましたので、多少私もカチンときたからですw

ただし、この番組では『西郷どん』には一切触れる事なく、過去の女性、OL向けドラマの事しか取り上げていなかったんですけどね。
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いくら厚顔無恥なNHKといえども、あの『西郷どん』は、さすがに黒歴史にせざるを得ないという所でしょうw

普通だったら、当人が脚本を担当していて、その直前まで放送していたNHKの看板番組「大河ドラマ」に、番組内で一言も触れないというのはあり得ない話でしょう?

と言うか、フェミ色濃厚なNHKからすれば、中園ミホの評判が『西郷どん』のせいで凋落してしまったので、それをフォローする為に今回このような形で中園ミホを持ち上げる番組を組んだのだと思います。まあ確かに、大河の脚本を書く才能が皆無だったくせに仕事を引き受けた中園にも責任はありますけど、一番大きな責任は、こんなお門違いな脚本家を選定したNHKの制作サイドにあるというのは当然の話でしょう。
(※だからといって、NHKがその責任を取るために中園を持ち上げる番組を作るというのは、筋違いも甚だしい)



それにしましても、今回改めてこの脚本家(中園ミホ)の実態を知って愕然としました。

「よくぞこんなフェミ色丸出しの脚本家を、男性(西郷)主人公の大河ドラマで使ったものだ、NHKは」と。

私は歴史ドラマ以外の一般ドラマというのをほとんど見る機会が無いので、中園ミホという脚本家が過去にどんなドラマ作品を手掛けてきたとか、ほとんど知らなかったんですよね。

今回この「クローズアップ現代+」を見て初めてその実態を知りました。

この番組の中で説明されていた中園ミホの作品スタイルというは「(自分の実体験を元にした)シングルマザーのつらさを表現する」とか、「会社帰りのOLが職場のストレスを発散できるような作品にする」とか、そんな感じでした。

そして脚本家として先輩だった桃井章氏は以下のように語っています。
「(「やまとなでしこ」のヒロインに)正直言うと、身近であるにもかかわらず、不愉快なドラマだなと思った。だってそうじゃん、男が馬鹿にされ尽くしているわけで。一転して(女性が)主役になっていく。(以下略)」

まあ私が昨年の 5月10月 の記事で指摘済みの話ですけど、この脚本家の性格というのは「そんなもんだろう(=男をバカにしているんだろう)」と分かってはいました。ただし「ここまで酷かったんだな」というのは、今回初めて知りましたけど。

一般的なドラマ作品や朝ドラで「それ」をやる分には、何も言うつもりはありません。どうせ私は見てませんから。
大河ドラマで「それ」をやるから私は文句を言っているのです。(しかも男性主人公の作品『西郷どん』で)

こんなお門違いな脚本家を敢えて選んだNHKの真意については、過去記事で何度も書きました通り、
薩長大河だから失敗作品に終わっても構わないんだ」
というNHKの偏ったイデオロギーから来ているのは間違いありません。この件について語ると長くなりますので、今回はこれ以上触れませんけど。




次に移ります。

ニュースウォッチ9 1月7日(月)放送
“ゆとり世代” バブル世代 有馬が聞く!
(ニュースウォッチ9公式サイト「特集ダイジェスト」リンク)
http://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2019/01/0107.html

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これもニュースウォッチ9で今年最初に放送された「特集」になります。

詳しい番組内容は上記に貼ってあるリンク先の公式サイトで確認できますが、要約すると
「“ゆとり教育”を受けた“ゆとり世代”は、マイペースで精神的な強さもあまりないけど、独創性や自由な発想力はあるよね」
といった事を強調しようとしている番組でした。

なるほど、そういった方向性に導こうとする番組方針には、私も異論はありません。

ちなみに“ゆとり教育”という単語が出て来る以上は、この人の登場は欠かせませんので当然番組にもインタビューという形で登場していました。

そうです。元文科省官僚の寺脇研です。
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当たり前の話ですが、この男が、自分が推進した“ゆとり教育”を否定するはずがありません。「失敗」だったのは「もっと強力に“ゆとり教育”行政を推進しなかった事だ」と今になっても開き直って弁解しております。

とにかくNHK自体も、寺脇同様“ゆとり教育”に肯定的であるのは間違いありません。
(※まあ、それが左界隈の基本スタンスでもある訳だから)

NHKの優れている所は、“ゆとり教育”を肯定させる為に、現にその教育を受けた“ゆとり世代”を盾に使って
「彼らだって好きでその教育を受けた訳ではなくて、受けてしまったものは今更ポジティブに捉えるしかしょうがないでしょう?」
というロジックを露骨に表面に押し出してきて、“ゆとり世代”だけではなくて“ゆとり教育”そのものもポジティブに受け取られるように印象操作をしている点です。

こういった巧妙なロジックの論点すり替えについては、ニュースウォッチ9は以前から得意としておりますので、今年も油断せず、彼らの巧妙な印象操作戦術には気をつけなければならないと思っています。




最後にオマケでもう一つ。
これもニュースウォッチ9の報道ではあるのですが、これは「ニュースウォッチ9の番組内容が偏向している」といった理由で取り上げるのではありません。

中国共産党の報道官の発言を耳にして、私がおもわず「吹き出しそうになってしまった」ので、一応オマケとしてここに画像を上げておきます。

ニュースウォッチ9 1月9日(水)放送
“情報戦争” サイバー攻撃の実態 中国ハッカー集団
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先月、アメリカのFBIがこのように、中国政府の関与する中国のハッカー集団がサイバー攻撃をしていると非難、追及していました。

(参考用記事)
米、中国政府のハッカー2人を起訴 日本含む12か国でサイバー攻撃 2018年12月21日
http://www.afpbb.com/articles/-/3203517?pid=20819537

このアメリカの追及に対して、中国共産党の報道官は以下のように反論しています。

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中国報道官「ウソを1,000回言えば真理になると思っているかもしれないが」
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「一万回言ってもウソはウソだ」


これは久しぶりの、盛大な「お前が言うな」ですねw

まあ確かに、この米国側の主張を私が裏付けできる訳はありませんけど、
「ウソも千回言えば事実になる」
という、こういった発想を日常的な感覚として捉えている「彼ら」の感覚、これについてはまったくもって「お前が言うな」としか言いようがありません。

もちろん、この「彼ら」というのは中国人朝鮮人の事なのですが、例の韓国艦によるレーダー照射問題で韓国政府が日本の海上自衛隊の動画を剽窃して、手前勝手なプロパガンダ動画を多国語に翻訳して拡散し、事実を捏造しようとしている態度からも、彼らの「ウソも千回言えば事実になる」という日常的な感覚がよく分かると思います。

【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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日韓問題への正しい向き合い方。ちなみに最近は小野寺五典氏の活躍が目立つ

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ここ最近、特に目立った政治的なニュースは見当たりません。
前回の記事を書いた時の状況と大して変わりはないように思います。

「いわゆる保守系」のネットサイトを見ていても、そしてオールドメディアの中では唯一他と一線を画しているBSフジの「プライムニュース」を見ていても、年明け以降、取り上げられているニュースのテーマと言えば、
「韓国艦のレーダー照射」及び「いわゆる“徴用工”(朝鮮人戦時労働者)
の話題ばかりのような気がします。

BSフジ LIVE プライムニュース 公式サイト
http://www.bsfuji.tv/primenews/

<最近のプライムニュースの放送内容一覧をスキャンしたピクチャ>
190119_5i65a6s5c2l6ds_0001a.jpg
(※赤線を引いてあるのは私の編集で、線を引いてある回は直接「韓国問題」を主要テーマとして取り上げている回。実際は、それ以外の回でも主要テーマとは別に「韓国問題」に触れる事もあるので、年明け以降、ほぼ毎日この問題の事を取り上げていると言える)

私自身もこの問題についてはそれなりに関心はありますので、別にこういった姿勢に対して異議を唱えるつもりもないのですが、何と言いますか、「ちょっと入れ込み過ぎなのでは?」と感じる気持ちも多少あります。

あまり熱くなりすぎると、ともすればそれも「あちらさんの思う壺なんじゃないですか?」と。

私自身の基本的な対韓姿勢は、昨年の暮れに書いた通りです。
最近続発している韓国の「反日」騒動について(2018/11/15)
前回に引き続き、最近続発している韓国の「反日」騒動について(2018/11/22)
金満NHKは若干の受信料値下げで乗り切る方針。一方、水道料金は?(2018/12/01)
-----------------------------------------------------------------------
(以下、昨年12月1日の記事より抜粋して引用)
そして前回の記事から十日近く経ってますので、その間にもまた、一連の反日騒動の続きとも言える「韓国最高裁が三菱重工に対して“いわゆる徴用工”の賠償命令判決を下す」といった話題などもありましたが、これもまあ既に前回、前々回の記事で「反日が生き甲斐となっている韓国の国民性」の事を解説しましたので、今更何か付け足す必要も無いでしょう。

181201_f5s5j6h4df554ed_0001.jpg

もちろんこういった韓国による一連の行為は「日本に対する明らかな挑発行為」です。
(※日韓関係という特殊な関係だから多少例外扱いされているが、通常の国対国の関係だったら“宣戦布告”とは言わないまでも、挑発を受けた側の国民は間違いなく“喧嘩を売られている”と受け取るだろう)

しかし前回、前々回も書きましたように、これらの挑発行為には乗せられる事なく、日本側は粛々と「法的及び経済的な制裁」によって韓国側に反撃をして、更には「自分達の正当性を広く国際社会に向けて広報する」という事に努めたほうが良いでしょう。

まあ以前の私であれば恐らく、日本国民に対して「もっと目を覚ませ!もっと韓国の反日に注意しろ!」みたいな意見を述べていたと思うのですが、今回の一連の「韓国による嫌がらせ行為」を目の当たりにすれば、もはや私なんぞが言わなくても皆さん、あの国の実態というものがお分かりになった事でしょう。(以下略)
-----------------------------------------------------------------------

>挑発行為には乗せられる事なく、日本側は粛々と「法的及び経済的な制裁」によって韓国側に反撃を

我々が採るべき行動は、これに尽きると思います。

それはそうでしょう?

ヤクザ”が我々にちょっかいを出してきているという事は、それは明らかに「挑発を狙っている」という事でしょう。

そんな見え透いた挑発に乗る人間がいますか?

いや。あの“ヤクザ”な連中を完膚なきまでに叩きのめすだけの実力を(戦前の我が国のように)持っているのであれば話は別ですが、今の我々にはそんな実力も、そして「徹底的にやってやる」という覚悟も、全く無いでしょう?

もちろん、我々に対するあのような侮蔑を見過ごしてはなりません。

この怒りをバネにして「日本の軍事力の強化」ひいては「憲法9条の改正」に繋げる事ができれば、それこそ「禍(わざわい)転じて福と為す」で、我々が真っ先に目指すべき目標も、本来はそうあるべきはずなんですよね。




余談ですが、最近自民党の小野寺五典氏のメディアでの活躍が目立っているような気がします。

おそらく「いわゆる保守系」界隈での好感度も、急上昇しているのではないでしょうか。

プライムニュース ハイライトムービー
2019/01/11『2019「安全保障」展望 「レーダー照射」余波』前編

番組ゲスト 小野寺五典氏 五百籏頭真氏
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/day/d190111_0.html

https://twitter.com/netgeek_0915/status/1083949564455833600


https://twitter.com/maru2018yomi/status/1085933939057803264


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【櫻LIVE】第326回 - 櫻井よしこ × 小野寺五典・前防衛大臣 × 西岡力・麗澤大学客員教授 × 花田紀凱(プレビュー版)
https://youtu.be/FW0S5ktMkgY
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https://twitter.com/chidiremen11/status/1086321391828226048


個人的な感想として、
「これはひょっとして“将来の総裁候補”として動き出したのか?」
という予感を感じさせる程の積極性だと思います。
(※まあ「いわゆる保守系」界隈では河野太郎外相を見直して、あらためて評価する動きもあるように見受けられるが、私はやはり「河野洋平の息子」である河野太郎は、疑いの目で見ざるを得ない。小野寺五典氏であれば、河野太郎より選択肢としては結構マトモなんじゃないか?という気がする)




本当であれば今回の記事で、
NHKの決算報告(新年度予算と事業計画)」
の事も取り上げようと思っていたのですが、「韓国ネタ」が長くなり過ぎましたので、NHKの話は次回以降に回す事にします。

以下、「NHKの決算報告」の話について、サワリだけ触れておきます。

(読売新聞)NHK受信料で36億円増収も「30億円赤字」 1月16日
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190116-OYT1T50080.html

https://twitter.com/take_off_dress/status/1086159013576765441


https://twitter.com/take_off_dress/status/1086157536141570048


https://twitter.com/take_off_dress/status/1086158490366660609

今回は以上です。
【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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NHK平成31年度事業計画。中国語のネットチャンネルを開始するらしい

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前回の記事の終盤でサワリだけ触れておきましたが、先週NHKが「平成31年 新年度予算、事業計画」を発表しましたので、今回はその事について書きたいと思います。

まずはNHK本体のニュース報道から紹介します。

NHK新年度予算 経営委員会で議決 総務相に提出 1月15日(※リンク切れ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190115/k10011778761000.html
(※以下の記事は、リンク切れの前にコピーして保存しておいたもの)

(以下、公式サイトよりコピーした記事文章を紹介。ピクチャはニュース7より抜粋)
4K・8K放送や緊急報道体制の強化それに受信料の実質値下げを盛り込んだNHKの新年度予算と事業計画が経営委員会で議決され、上田会長から石田総務大臣に提出されました。
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事業計画では、先月からスタートした4K・8K放送の充実やロボットカメラを増やして緊急報道体制を強化するなど信頼される情報を速く、深く、わかりやすく伝えるとしています。

また国際放送の「NHKワールドJAPAN」では中国語のネットチャンネルを始めるなど放送とインターネットの連携を加速させるほか多言語の番組を拡充します。
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さらに「情報の社会的基盤」の役割を果たすためインターネットを活用したサービスを充実させ、きめ細かな気象・災害情報や、東京オリンピック・パラリンピックの情報発信を強化します。

NHKの新年度予算は、事業収入が前の年度より79億円多い7247億円となっています。このうち受信料収入は前年度より36億円多い7032億円を見込んでいます。
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受信料については中長期の収支の見通しを踏まえて2回に分けて受信料収入の4.5%程度の値下げを実施し、負担軽減策と合わせて422億円規模を還元します。

新年度はテレビを設置した月の受信料の支払いを不要とするなどの負担軽減策に加え、10月の消費税率の引き上げの際は受信料を改定しないことで実質的な値下げを行い139億円を還元します。
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一方、事業支出は前年度より149億円多い7277億円で、収入から支出を差し引いた事業収支差金は30億円の赤字を見込んでいます。赤字については財政安定のための繰越金を充てて対応します。(了)
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詳しい事業計画は以下の公式サイトで公開されています。ご参考までに、興味のある方はこちらで公式リリースをご確認ください。

収支予算・事業計画・資金計画(NHK INFORMATION)
https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/yosan/index.html
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平成31年度 収支予算、事業計画及び資金計画(PDF 394KB)
https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/yosan/yosan31/pdf/syushi.pdf

平成31(2019)年度 収支予算と事業計画(要約)(PDF 779KB)
https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/yosan/yosan31/pdf/youyaku.pdf
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平成31(2019)年度 収支予算と事業計画の説明資料(PDF 11.2MB)
https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/yosan/yosan31/pdf/siryou.pdf
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ちなみに大手新聞社はNHK予算について以下のように報じています。

(読売) NHK受信料で36億円増収も「30億円赤字」
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190116-OYT1T50080.html

(日経) NHK 19年度予算を公表 事業収入1.1%増
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40020220V10C19A1X35000/

(産経) NHKが31年度予算を発表 9年ぶりの赤字予算に
https://www.sankei.com/entertainments/news/190115/ent1901150012-n1.html

(毎日) NHKが9年ぶり赤字予算 19年度予算案 受信料値下げ影響
https://mainichi.jp/articles/20190115/k00/00m/040/224000c
朝日新聞の当該記事は有料扱いなので割愛)

見出しで比べてみると、読売と日経は「増収」である事を強調しています。
一方、産経と毎日は「赤字」である事を強調しています。

ただし「受信料を値下げしたから赤字になったのですよ」という、「NHKの言いたい事」を見出しで代弁してあげているのは、やはりNHKと仲の良い「毎日」のみ、という事になります(もう一人のNHKのお仲間「朝日」は見てないから分からない)。


そして前回も引用しましたが、今回も再び上念司氏の動画をあげているツイッターを引用します。

https://twitter.com/take_off_dress/status/1086157536141570048


このツイート(というか虎ノ門ニュース)で述べている上念司氏の発言が重要な事をほとんど言い尽くしていると思いますが、その中でも
NHKの資産8,000億円
の部分について。
これは2年前の12月に、私のブログで既に取り上げた話です。

高橋洋一「NHK分割論」 上念司「金満企業NHKは国民に金返せ」(2017/12/16)

NHKの財務諸表については、この記事で上念氏が詳しく解説しています。
(※櫻井よしこ氏の言論テレビの動画で。私のアカウントにup済み)
しかし私自身は直接その財務諸表を確認しておりませんでした。「まあ上念司氏が詳しく述べているのだから、それはそれでオッケーなのだろう」という感じで丸投げしていた訳です。

今回あらためてNHKの収支予算、事業計画を調べておりました所、たまたまNHKの貸借対照表が目につきまして、「ああ、上念氏が述べていたのは、これだったのだな」と、ようやく自分の目でデータが確認できました。

見づらいかも知れませんが、一応以下にピクチャで貼っておきます。

(※平成31(2019)年度 収支予算と事業計画の説明資料の43ページ目をスキャンしたピクチャ。赤線は私が編集を加えたもの)
190122_5i65a656dp2l6ds_0014b.jpg

NHKの詳しい収支報告はこの43ページから5ページぐらいあるのですが、細かい所は抜きにしても「繰越余剰金」が約800億円あり、更に「建設積立金」が約1,700億円あります。上念氏は「建設積立金なんてそんなに必要無い。何十年も使う建物なんだから、何十年に分けて支払うべきものだろう?」と。「繰越余剰金」に至っては「意味が分からない。国民に全額返せ」と。

その解説用に、今回も上念氏が虎ノ門ニュースで語っていた部分を抜粋してyoutubeに上げておきましたので、よろしかったらご覧になって下さい。
(※虎ノ門ニュースの動画は2週間経つと見られなくなりますので)

上念司「NHKお金余ってるなら国民に返して下さい」2019年版
https://youtu.be/2UME1iifg9g
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私が個人的に気になるのは、今回のサブタイトルにも書いてありますように、やはりNHKが「中国語のネットチャンネル」を始める、と大々的に打ち出している点ですね。
-----------------------------------------------------------------------
(※と言うか、もう既に1月15日から始まっていたらしい)

NHK WORLD-JAPAN 中国語サイト
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/zh/

中国語サービス「NHK華語視界」プロモーション動画 2018年12月19日
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/ja/information/2018121906001/

(報道資料)中国語サービス「NHK華語視界」 1月15日より開始 NHK広報局
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/upld/thumbnails/ja/information/ja_kagoshikai_info.pdf

「NHK華語視界」開始関連のツイートを集めたまとめサイト
https://ceron.jp/url/www3.nhk.or.jp/nhkworld/zh/news/daily_video/201901151730/

(※私の先入観ではyoutubeか何かでNHKが運営するのかと思ってたが、そうではないらしい。視聴する為には専用アプリか何か必要らしい)

桜庭ななみ中国語で初MC挑戦 中国語サービス『NHK華語視界』1.15開始
(※上記のプロモーション動画のyoutube版。発信元はNHKではない)
https://youtu.be/y-fOBFywLSs
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-----------------------------------------------------------------------

本来、「ネット放送」に注力する事自体、「(TV・ラジオの)公共放送」が元来あるべき姿だったはずのNHKにとって「お門違い」の話なのですが、しかもよりによって日本人向けじゃなくて「中国語」「中国人向け」のネットチャンネルですからね。ろくなもんじゃありません。

もちろん、この事は私が昔から言い続けている「NHKの媚中報道」にも関係する話です。

NHKが「南京大虐殺のウソ」や「いわゆる従軍慰安婦のウソ」を中国人向けに放送する訳もありませんし。
(※むしろ日本人にはバレない事を見越して、中国語で「その逆の放送」をする可能性のほうが高いだろう)

ちなみに、先週の土曜日のNスペで、こんな番組を放送していました。

アメリカVS.中国 “未来の覇権”争いが始まった
2019年1月19日(土) 午後9時00分~9時49分
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190119
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(以下、NHK公式サイトの番組紹介よりコピペ)
激しい対立が続くアメリカと中国の貿易摩擦。トランプ政権が、制裁関税を次々とかけてきた背景には、「中国がハイテク技術の覇権を握ろうとしている」という危機感があった。 習近平国家主席のもと「中国製造2025」を掲げ、ハイテク分野での世界一を目指す中国。いま、国を挙げて取り組んでいるのが、AIなどの先端技術を駆使する「自動運転」や、インターネットに続く革命的な技術「ブロックチェーン」だ。開発の最前線では、アメリカのIT企業などで技術を学んで帰国した「海亀」と呼ばれる若者たちが急増し、成長を支えている実態があった。対するアメリカは、中国からの投資やM&Aを規制する動きをみせ、水面下で激しい攻防が繰り広げられている。大国間の攻防の狭間で、日本はどう生き残りをかけるのか?世界の行方を左右する米中の攻防、その最前線を追う。(了)


最近のNスペは私の興味を引くような番組がほとんど無く、番組内容をチェックする事もほとんど無かったのですが、この番組は一応中身を確認してみました。

案の定、久しぶりの「中国凄い」を強調する番組内容でした。

https://twitter.com/think_literacy/status/1086610303880617987


https://twitter.com/bishoujocafe/status/1086605951103188993


まあ何年か前にはしょっちゅう見かけたような気はしますけどね。
NHKが扇動する「中国凄い」番組って。

(補足)この時期に中国様万歳Nスペ番組を放送するNHKの傲慢さ(2012/10/18)
-----------------------------------------------------------------------
(※以下、当時のブログ記事よりリンクとピクチャを抜粋)
NHKスペシャル 中国文明の謎 第1集 中華の源流 幻の王朝を追う
2012年10月14日(日)午後9時00分~9時49分
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/1014/index.html
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(※これが放送された時は、まだ民主党野田政権の頃だったな)
-----------------------------------------------------------------------

アメリカがトランプ政権になって以降、「NHKのトランプバッシング」が酷くなっている事は昨年何度か書きました

相対的に見れば、NHKの報道姿勢はトランプ政権以降「やや中国寄りになっている」とは言えると思います。
(※私は民主党オバマ政権、自民党安倍政権の頃のNHKは「反米親中」ではなかったと思っているし、そのように書いてきた。相対的に見れば、共和党トランプ政権になってからのNHKは「反米親中」になったと言える)

ただし、その「中国寄り報道」というのが、昔と違って酷くアンバランスなんですよね。

以前のNHKの「中国寄り報道」であれば、上記の過去記事にもありますように、とにかくひたすら「中国凄い」ばかりを繰り返してきた訳ですが、最近では中国の経済成長が鈍化している事もそれなりに放送されるようになってはいます。

例えば昨夜のニュースウォッチ9では以下のような報道がありました。
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<中国GDP伸び率、去年は6.6%、1990年以来の低水準に>
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この中共政府が発表している「GDP伸び率」が合ってるかどうか?という事自体にも(それに何の疑問も呈しようとしないNHKの放送姿勢にも)問題はありますけど、最近のNHKは一応中国国内の景気減速、雇用悪化について何度か取り上げてはいます。
(※1月15日のニュースウォッチ9でも似たような事を放送していた)

これは余談ですけど、昨夜のニュースウォッチ9で中国経済の事を解説していた日本総研の研究員が、名前は一応日本人名(関辰一)だったけれども、発音はどう聞いても中国人独特の発音の日本語でした。
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それも違和感と言えば違和感だったのですが、もっと「?」を感じたのは、「現在の中国は1人あたりの豊かさで言うと、日本の70年・80年代ごろにしか相当しない」と言っていた部分です。
(※これは、中国人は1人あたりの豊かさで言うとまだまだ「豊かではない」と言いたかったらしいのだが)

日本の70年・80年代って、それ日本がかなり豊かだった時代の話や!
と、つっこみたくなったのは言うまでもありませんw


それはともかく。
NHKの報道姿勢は、一方では先週のNスペのように「中国のハイテクは凄い!」と煽りを入れつつも、もう一方では「中国の景気は減速している」という中国にとってネガティブな報道も度々しています。

中国が凄いんだか、凄くないんだか、一体どっちなんだよ?
なんだか酷くアンバランスで訳が分かりません。

まあ、中国人向けのネット放送を始めたり、NHKが中国愛にあふれている事だけは、なんとなく分かりますけど。
(※日本への愛は全然無いくせにね)
【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

大坂なおみ選手の国籍問題について

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皆さん既にご存知の事でしょうが、昨日大坂なおみ選手がテニスの全豪オープン、女子シングルスで優勝しました。

大坂なおみ日本人初全豪シングルス優勝!世界1位へ 1月26日
https://www.nikkansports.com/sports/news/201901260000325.html





普段は政治やオールドメディア関連の話題ばかりを取り上げているこのブログで、今回は珍しくスポーツの話題を取り上げたいと思います。
(※昨年のサッカーW杯の時にもスポーツの話題をかなり取り上げたが)

と言いますのは、大坂なおみ選手の「国籍問題」について触れておきたいと思ったからです。

これはかなりセンシティブな問題になりますので普通はあまり触れたがらない問題ではありますが、この個人ブログは書きたい事を好き勝手に書いてきてますので、敢えてこの問題について踏み込んでみたいと思います。

昨日TV中継されていた大坂なおみ選手の決勝戦を観戦した日本国民はかなり多いと思います。
そしてその多くの視聴者が感じていた事は、
「この大坂なおみ選手は、本当に日本人選手と言えるのか?」
という疑問だったと思います。

まあ、よほどの情報弱者でない限りは、そろそろ大坂なおみ選手の国籍の事については、皆それなりに知識を持っているとは思いますけど。

二重国籍の大坂なおみが日本登録で出場する理由とは 1月27日
https://www.nikkansports.com/sports/news/201901270000017.html

ツイッターなどを覗いていますと、大坂なおみ選手の「二重国籍問題」を、以前蓮舫の時に問題になった事と絡めて日本の国籍制度自体を問題にしている人々もいるようです。
(※そういうのは概ねあちら界隈の人に多いんだろうと思うが)

https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1089124092295311361


https://twitter.com/guruado/status/1089323604754423810


私の考えを述べます。

ハッキリ言ってしまえば、私も別に大坂なおみ選手が「純粋な日本人である」などとは思っていませんし、将来的に大坂なおみ選手が日本国籍を選択しようが、あるいはアメリカ国籍を選択しようが、それは本人が自由に決めれば良い話だと思います。

そして大坂なおみ選手がアメリカ国籍を選択したとしても、それはそれで、別にそれほど悲しい事だとも思いません。
(※私はそれほど詳しい訳でもないが、おそらく彼女のメンタリティーとしては大和撫子のそれではなく、外国人のそれに近いんだろうと思うし)

前回の全米オープンと今回の全豪オープンは「たまたま日本人選手として優勝した」という事象と捉えて、今後もしも国籍変更という事になったとすれば、それはそれとして、率直に認めてあげれば良いだけの事なんじゃないのか?と私は思います。

なにしろ「愚かな話だ」と思うのは、「一(いち)スポーツ選手の国籍問題」を殊更取り上げて、その事をもって「日本全体の国籍制度を変更するべきだ」などという極論に踊らされるのが、一番愚かな話だと思います。

更に言えば「政治家(=蓮舫)の国籍問題」と「スポーツ選手(=大坂選手)の国籍問題」を同列に扱うに至っては、バカバカしくてお話にならないといった所でしょう。

それにしても、昨日の大坂なおみ選手の優勝について、「いわゆる保守系」の政治ブログなどでは、その優勝をほとんど誰も称賛していませんね。
(※というか取り上げてさえいない。まあ気持ちは分からないでもないが)

もし優勝した選手が「純粋な」日本人選手であったとすれば、多くの「いわゆる保守系」ブログで「おめでとう!」「よくやった!」と絶賛されていたはずだと思うのですけどね。

要するに、そうゆう話ですよね。




余談ながら、昨夜のNHKサタデースポーツでも、もちろん大坂なおみ選手の優勝の事が報じられていたのですが、私はメシを食ったりフロに入ったりしながら少しだけそのニュース報道の場面を目にしました。

そこでNHKのニュースキャスターが少し気になる事を言っていました。

録画などはしてないので大体の事しか憶えていませんが、「世界の女子アスリートの賞金獲得ランキング」の事を解説していて、世界の女子アスリートではテニス選手の獲得賞金額が高く、トップ10のほとんどがテニス選手で、大坂なおみ選手が今回の優勝で1位になる可能性もある、といった内容だったと思います。
(※録画してた訳じゃないので、ピクチャをあげる事はできない)

(参考用リンク)大坂なおみ、来年ランクイン? 世界で最も稼ぐ女性アスリート トップ10 2018/09/13
https://www.businessinsider.jp/post-173932
190127_5i65a656dp2l6ds_0001b.jpg

それはまあ、そうなんでしょう。
その話は別に構わないのですが、私が気になったのはNHKのキャスターが
「テニスの大会では男女共に賞金額が同じですが、多くのスポーツではまだまだ賞金額に男女格差があり、女子選手の賞金額は低いままです」
みたいな発言をしていた部分です。

まあNHKではよく見られる「フェミ思想」と言いますか、「男女同権論」と言いますか、普通の人であればこんな話は気にせず、さっと流せば済む話なんですけど、私の病的なまでの「反NHK病」、更には「反サヨク病」からすると、こういうのにイチイチ反駁せずにはいられないんですよねw
(※数年前に「なでしこジャパン」がサッカー女子W杯で優勝した時にも、ここでそんな話を書いたような気がする)

NHKのキャスターが、どのスポーツ競技を指して「女子選手の賞金額が低い」と言いたいのか分からないけれど、男子の賞金額の方が女子よりも高いのは、その男子競技にそれだけ多くの金が集まる理由があるからであって、あくまで市場原理に基づいてそのようになっているだけの話でしょう。

更に極論を言えば、女子選手が、その競技で男子選手に勝つぐらい強ければ、当然女子の賞金額も男子と同等あるいはそれ以上になるでしょう。

スポーツの「優勝劣敗の原理」、更には「市場原理」の法則から現在の所、女子選手の賞金額が男子選手よりも低くなっているだけの事であって、これらの原理を無視して「強制的に平等(男女平等)の原理」を取り入れても、それを多くの人が受け入れたり、お金を出したりするか、大いに疑問です。

サッカーJリーグの「J1とJ2とJ3で、優勝賞金が違うのは差別だ」とか言いますか?
女子プロ野球リーグが無いのは「女子差別だ」とか言いますか?

ただ単にスポーツの「優勝劣敗の原理」「市場原理」の法則で、そうなっているだけの話でしょう。
(※というかスポーツの世界ほど「平等主義」がそぐわない世界もないだろう、と思う)

要するに、そうゆう話ですよね。




最後にもう一つおまけ。
サッカーアジアカップについて。
https://twitter.com/U40rou/status/1088985159473410048


【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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