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「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

【NHKウォッチング】クロ現「外国人健康保険」、Nスペ「中国人権」など

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今回は最近ウォッチングしたNHKの番組の批評をやりたいと思います。

批評対象の番組は以下の3つです。

(1) クローズアップ現代+ 7月23日(月)放送
日本の保険証が狙われる ~外国人急増の陰で~

(2) NHKスペシャル 7月22日(日)放送
消えた弁護士たち 中国“法治”社会の現実

(3) ニュースウォッチ9 7月27日(金)放送の一部
官僚たちは今… 有馬が聞く

(1)(2)については「いわゆる保守系」の人々から見れば「NHKらしからぬ番組」と言えるでしょう。まあ私は長年NHKをウォッチングしてきてますから、私からすれば決して「NHKらしからぬ番組」という訳でもなく、この程度であれば「NHKの許容範囲の番組」だと思ってますけどね。

最後の(3)については、これは「いかにもNHKらしい番組」という事で取り上げました。NHKが、特にこの有馬のニュースウォッチ9がここ一年数ケ月程ずっとネガキャンをやってきた「モリカケ報道」を、それを正当化する為の印象操作番組でしたので、敢えて取り上げる事にしました。


それでは以下に個別の批評を書いていきます。
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(1) クローズアップ現代+ 7月23日(月)放送
日本の保険証が狙われる ~外国人急増の陰で~
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4162/index.html
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この番組の詳細はNHK公式サイトに詳しく書かれていますので、そちらを参照して頂きたいのですが、実はこの番組内容は二ケ月程前にこのブログで取り上げた虎ノ門ニュースの内容と、ほとんど同じ内容でした。少なくとも「問題点がどこにあるのか?」という事に関して言えば。

【虎ノ門N】国保の「短期在留外国人、海外療養費支給制度」問題について(2018/06/01)

そしてその記事の終盤にも書きましたように、この問題は「人権重視の左派(もちろんNHK含む)」にとってはあまり触れたくない問題といえども、今回はNHKも朝のニュースで既に取り上げているように、基本的に『座視しない姿勢らしい』と私は承知しておりましたので、今回のクローズアップ現代+の報道にもそれほど驚いてはいません。

ただし一点だけ、私は謝罪する必要があるみたいです。

以下、上記の過去記事より抜粋して引用します。
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それにしてもNHKがこの問題を一応報じたのは朝のニュースの中だけのようですが、これは私が過去に何度か指摘しているように「一応ちゃんと放送しましたよ」というアリバイ作り用である可能性も否定できません。

本来であれば、こういった問題は朝のニュース内の「けさクロ」じゃなくて夜の「クローズアップ現代+」でこそ放送すべき内容のものだと思うのだが、私の感覚としては「クローズアップ現代+」は、もちろん司会の武田真一も含めて、かなり左寄りのイデオロギーが強い番組だと思ってますので『多分まともに取り上げて放送する事は無いだろうな』と思ってます。(了)
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これを書いてから二ヵ月近く経ってますけど、まさか本当にクローズアップ現代+で、この問題を取り上げるとはね。

この私の予想が外れた事については、ここで素直に謝罪しておきたいと思います。




(2) NHKスペシャル 7月22日(日)放送
消えた弁護士たち 中国“法治”社会の現実
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180722
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この番組の内容については、公式HPより以下に引用して紹介します。
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経済成長とともに、人々の権利意識が高まる中国。習近平指導部は発足以来「法治」の徹底を掲げ、法に基づいて人々の利害の対立を処理し、社会の安定を図ろうとしている。その一方で、共産党支配に悪影響を与えるとみなされた人々への締め付けはかつてなく強まっているとも指摘されている。番組では、習近平指導部が推進する「法治」の現場を取材。そこから浮かび上がる中国社会の光と影を見つめる。(了)
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『NHKは中国寄りの放送局である』
という印象は、多くの「いわゆる保守系」の人々が感じている事だと思います。
(※もちろん中国だけではなくて韓国、北朝鮮にも「寄り添っている」放送局であると感じている事でしょうけど)

それは確かに私もその通りなのですが、「そういった形のNHK批判」は、ここ数年このブログであまり書いておりません。

いや。昔はかなり書いておりました。

そうですねえ、例のNHKスペシャル「反日台湾番組」が放送された頃(2009年頃)、ちょうどその頃からマスゴミ勢力による「民主党政権」誕生への動きも始まっていた訳ですが、その頃から民主党政権終了の頃までは、それこそ「NHKの媚中姿勢」を批判する事に一番力点を置いてブログを書いておりました。

そして民主党政権が終わって安倍政権になって以降、私はこのブログで『NHKの媚中姿勢に多少変化が見られる』と度々指摘してきました。『むしろ今度は幾分媚米姿勢が強まっているようにも見受けられる』と(特にオバマ政権の頃)。

例えば私は4年前にこんな事を書いていました。

「香港の抗議活動」を伝えるNHKの報道スタンス(2014/10/05)
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(以下、上記の過去記事より一部抜粋して引用)
そもそも、数年前まで(特に震災前は)私がNHK報道において一番注意して観察してきた点は「NHKの中国報道」だったのです。

しかしまあ第二次安倍政権になって以降は、NHKの対中スタンスも以前のような「媚中三昧」という訳でもなくなりました(※その反面、今度はアメリカべったりになって“改憲阻止”=“GHQ体制の強化”の姿勢が顕著になってしまいましたが)。

ですから、今のNHKの報道姿勢について、以前のように『媚中だ!』『親中だ!』などという意見を述べるつもりはあまりありません。その点に限って言えば、以前に比べればナンボかマシな状況です。

まあ、そうは言ってもNHKの中国愛がハンパではない事は、私も過去に何度か指摘しました。NHKが中国の本質や中国共産党(=中国の指導層)の本心について、突っ込んだ批判など出来るはずがありません。
(以下略)
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今回放送されたNスペ『消えた弁護士たち 中国“法治”社会の現実』の放送内容は、簡単に言ってしまえば中国の「人権弁護士」が、国家権力によって次々と社会的に抹殺されていく中国社会の現状を報告した内容でした。

なるほど確かに「これは予想以上に突っ込んだ内容の番組だった」というのは、ある程度その通りだろうと私も思います。「中共政府および習近平にとって不都合な内容」もそれなりに描かれていました。

しかしこの手のNスペはここ数年、それなりに何度か作られてはいるんですよね。

Nスペ 中国激動 怒れる民をどう収めるか ~密着 紛争仲裁請負人~
2013年6月16日(日)放送
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20130616

この番組については当時、私のブログでも取り上げました。

NHKスペシャルのスタッフロールが消えた?(2013/06/18)
(以下、当時転載使用したピクチャのみ紹介)
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この時の番組でも中国における人権問題を扱っておりましたし、これ以外にも、この手のNスペはここ数年何度か見かけたような気がします。

今回の番組は、それら過去に放送されたNスペと比べれば、本質的にはそれほど差異は見受けられませんでした。ただし、若干今回の番組のほうが「突っ込んだ内容」だったような気がしましたけど。


余談ですが、私は日本にいる「いわゆる人権弁護士」には良い印象を持っておりません。ろくに弱者の味方もしないくせに「反国家・反日的活動だけは人一倍やる」といった印象が強いからです。

今回のNスペで描かれていた中国の「人権弁護士」の姿が本当に事実なのであれば(=ヤラセでなかったとしたら)、少なくとも日本でのうのうと「人権弁護士」ヅラしてる連中よりは、中国のほうが命がけなのでナンボかマシだよなあ、とは思いましたね。

第一、日本の「人権弁護士」は反日連中が多いせいか、中国や北朝鮮の人権問題に対しては無関心な連中ばかりですからね。中国や北朝鮮のような「独裁国家にシンパシーを抱く」反日連中が、日本では「人権弁護士」などと自称しているのだから、酷いブラック・ジョークだよなあ。




(3) ニュースウォッチ9 7月27日(金)放送の一部
官僚たちは今… 有馬が聞く
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今、官僚たちについてどーのこーのという話をするのであれば、もちろん「文部科学省東京医科大学の癒着問題」が取り上げられるのだろう、と誰でも思うはずでしょう?

しかしそんな話はこの番組内で一切ありませんでした。

この番組で取り上げていたのは「森友・加計」「政治と官僚の忖度」といった話だけでした。
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もちろん文部科学省の官僚もその場にいたんですけどね。
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どのツラ下げてNHKのニュース番組に顔を出してんだよ?というレベルの話だよなあ。ちなみにこの文部科学省の官僚が一番多く喋っていたはずだが、木で鼻をくくった「どうでもいいような内容」の話ばかりだった。

ニュースウォッチ9の有馬がここ一年数ケ月程「モリカケ騒動」で偏向報道を繰り返してきた事は、過去記事で何度も書きました。

官僚と同様に「自分達の無謬性」を強調したがるNHKが、過去に自分達が放送してきた「モリカケ報道」が誤りだったと認めるはずがありません。

だからこそ、もう国民の誰もが「鎮火した」と思っている「モリカケ騒動」について、NHK世論調査でしつこく『納得できますか?』などという愚にもつかないアンケート調査を行って、しつこく自分達の正当性(=無謬性)を強調しようとしているのです。

この世論調査における『納得できますか?』の問題については6月15日の記事でも同じように指摘しましたが、7月分の調査がネット上に更新されていましたので、改めてグラフを一つ紹介しておきます。

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官僚の問題をそれほど追及したいのであれば、そんな「官僚の身内同士の懇談会」なんか紹介してないで、NHKが地上波電波を使って国民に対して呼びかけて、NHKの番組内で公開討論をやれば良い。
(※ついでに『NHKをどうするべきか?』という公開討論も一緒にやれ)

『文部科学省は解体すべきだ』
『NHKは解体すべきだ』

そういった国民の声をしっかりと俎上に載せて、一度公開討論をやってみれば『どこに根本的な問題があるのか?』視聴者や国民にもよく理解できるんじゃないでしょうかね。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(終)

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「香港の抗議活動」を伝えるNHKの報道スタンス

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今回はNHKの「香港の抗議活動」に対するスタンスに触れておきたいと思います。

なんか久々なような気がしますね。このブログでNHKのニュース報道を取り上げるのは。本来はこれがこのブログの中心であったはずなのですがw

そもそも、数年前まで(特に震災前は)私がNHK報道において一番注意して観察してきた点は「NHKの中国報道」だったのです。

しかしまあ第二次安倍政権になって以降は、NHKの対中スタンスも以前のような「媚中三昧」という訳でもなくなりました(※その反面、今度はアメリカべったりになって“改憲阻止”=“GHQ体制の強化”の姿勢が顕著になってしまいましたが)。

ですから、今のNHKの報道姿勢について、以前のように『媚中だ!』『親中だ!』などという意見を述べるつもりはあまりありません。その点に限って言えば、以前に比べればナンボかマシな状況です。

まあ、そうは言ってもNHKの中国愛がハンパではない事は、私も過去に何度か指摘しました。NHKが中国の本質や中国共産党(=中国の指導層)の本心について、突っ込んだ批判など出来るはずがありません。


今回の「香港の抗議活動」を伝えるNHKの報道スタンスについて、実は私はそれほど『偏向報道である』などと思っている訳ではありません。
中国共産党の意向をそのまま日本国民に対して伝える』というのは、CCTVの日本支局であるNHKにとってみれば「当たり前の報道スタンス」なのですから。
まあ偏向報道と言うよりも平常(平壌)報道とでも言うべきでしょうか?w

日本国民のほとんどがそういう「当たり前の報道スタンス」を理解してさえいれば、NHKの「香港の抗議活動」報道は偏向でもなんでもなく、ただ単に『中国共産党の意向をそのまま日本国民に対して伝えているだけ』という、本当にただ単にそれだけの話なんですよねえ。

本日のcoffeeさんのブログでも指摘されてましたけど、NHKなどが報じている「学生などの抗議活動に反対している“市民”」が、中国共産党と全く関係の無い人間であるなどと、そんなお人好しな考え方をしている人間が世の中にそんなにいるんでしょうかねえ?ちょっと理性の働く大人であれば、誰でもすぐに思いつく事だと思うんですけどねえw

以前、中国で反日暴動が盛んだった時にも中国共産党政府によって何度も使われた手口で、そしてNHKも荷担していたあの時の手口と同じです。
『国家についてどうのこうのと言うよりも、(=自分の生活)のほうが大事でしょ?』という印象操作

今回の「香港の抗議活動」における中国共産党とNHKの手口も、あの時、繰り返し使われたあの手口と全く同じです。

経済活動を人質にとった恫喝」。
まず最初にこれを試みるのが、奴らのいつもの手口です。

今回もNHKが、中国共産党のそういった意向を丸呑みしているという事は、先週放送されたNHKの一連のニュース報道を観察してみれば一目瞭然です。
(以下、先週のNHKニュース7、ニュースウォッチ9より抜粋した映像を紹介)
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9月30日(火)ニュース7より
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『香港、抗議活動 観光業への影響も…』

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『香港、抗議活動続く、観光への影響懸念』『観光業への影響懸念の声も…』

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『例年この時期、中国本土から大勢の観光客。“道路占拠で客足が遠のいている”』

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記念写真を販売する男性『抗議活動は香港の繁栄や経済に影響を与える』
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10月2日(木)ニュース7
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『香港抗議活動、観光業・生活に影響』『観光業に影響』

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『中国本土から観光客訪れる時期も団体旅行の見合わせ相次ぐ』

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『貴金属店など売り上げマイナス

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『客のほぼ半分が中国本土から来る。商売への影響がとても大きい』
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抗議活動が早く終わってほしい

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『市民生活にも影響が』

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『路面電車 中心部で運休、路面バス 一部運休』

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交通が混乱している。バスに乗る必要がある場合は不便だ
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10月2日(木)ニュースウォッチ9
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中国中央テレビ(=CCTV)の報道(=中国共産党の公式見解
『香港の一部では違法な集会によって経済と生活に影響が出ている』

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10月3日(金)ニュースウォッチ9
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『香港、抗議活動の学生、市民ともみ合いに』『抗議活動の学生、抗議に不満の市民

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市民『自分達の主張を通すために私達の自由を奪うな』

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(ヘアーサロンでは)『3割ほど減』

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『元のように仕事をしたい。早く占拠をやめてほしい
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以上です。
見事なまでに「中国共産党」の主張、垂れ流しです。

まあ、政治的な問題を経済の問題に矮小化させる、奴ら(中国共産党とNHK)のいつものやり口です。

事前にその事を理解してさえいれば(「中共とNHKのいつものやり口である」と理解してさえいれば)、それほど騒ぐ程の「偏向報道」でもありません。いつもの事です「慰安婦問題に一言も言及しない」のと同じです。いつもの事です)。



私自身が香港の抗議活動に対してどういう想いを抱いているか?

これはこの前あった台湾の学生運動の時にも同様に感じていたのですが、学生(これは「若者」と置き換えても良い)が「一生懸命に政治と向き合っている」という事そのものについては、日本の現状と比較して、純粋に『羨ましい』という感情はあります。

それはさておき、「民主化運動」そのものについては、別段大した感慨はありません。

私は今の日本の「いわゆる民主主義(=選挙主義)」が、それほど良い物であるとも思っていません。
少なくとも、今のマスメディアの在り方を放置した状態での「いわゆる民主主義(=選挙主義)」では、その害悪ばかりが目立っているようにも感じられます。

上記のNHKのアホみたいな報道姿勢を見れば、分かるでしょう?

仮に香港が「いわゆる民主主義(=選挙主義)」を獲得したとしても、もしも香港のマスメディアが(上記のNHKのように)まともでなかったとするならば、そんなものは結局まともに機能するはずがないのですから。



あと、余談ですが、私は以下の中国共産党の見解は実際『まさにその通りだろう』と思っています。

中国が民主化すれば「1300万人死亡」「国家は30に分裂」 機関紙が一党支配正当化(産経新聞 2014.9.25 )
http://www.sankei.com/world/news/140925/wor1409250012-n1.html
(本文は割愛します)

シナ大陸が大混乱になる事が、隣国である我々にとってどういった影響をもたらすのか?それは今の段階では全く予想できません。

しかし、これは私の個人的な感覚に過ぎませんが、中華人民共和国という国家を今のように経済発展させたのは「中国共産党の手柄」である事は間違いありません。隣国の我々日本国民にとっては迷惑至極な話ですけど。

中国共産党がこれまで進めてきた国家戦略は大筋において(もちろん人権問題や環境問題などもあるし、特に漢民族以外の周辺諸民族にとっては迷惑至極な話だけれども、“漢民族にとって”という前提であれば)妥当な方向だったと私は思っています。国家を率いる指導者の姿勢として見れば。

これはシナ大陸も朝鮮半島も全く同様なのですが、彼らのやり方というのは、要するに
戦前の(=明治維新後の)日本のやり方を真似しているのです。

近代化、中央集権化、軍事力強化、資源・エネルギー確保などを始めとした国家の在り方として見れば、まさに戦前の日本の「富国強兵策」そのものです。

ですから、私は時々羨ましくも思えるのですよ。彼らの「政治体制」に限定して言うのであれば。

なにしろ、少なくとも、中華人民共和国内で
「他国によって精神を支配されたかのような発言を繰り返す公共放送」(=NHKのような放送局)
があったならば、上は政治家から、下は一般国民に至るまで、そんな存在を許しておくはずがありませんからね。

その点に限って言えば、本当に羨ましいですわ。シナも朝鮮もw



まあ現実を見て物を言うのであれば、シナは「国家崩壊」などという分かりやすい形をとるのではなくて、漸次ゆるゆると経済的に後退していってもらいたいものですね。
日本の「失われた20年」「デフレ地獄」のような形でw

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NHKスペシャルのスタッフロールが消えた?

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NHKスペシャルという番組について。
何年も前のNHKスペシャルならばいざ知らず、ここ数年のNHKスペシャルで「感心できる
内容の番組」なんぞにほとんどお目にかかった記憶が無いので、もうここ何年もずっと「偏向
放送の監視対象用の番組」
としてしかNHKスペシャルを視聴していない。
しかも番組内容はほとんど早送りで流し見る程度。

また、偏向放送を監視するといっても、全てのNスペ番組を監視している訳ではない。
『いかにもNHKが何かやりそうだ』という臭いを感じるものだけ録画しておいて、後で早送り
で確認するようにしている。

そんな訳で、最近チェックした2つの番組について少し解説してみます。

2013年6月2日(日)午後9時00分~9時58分
密着 エネルギー争奪戦 ~日本の逆襲~
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0602/

2013年6月16日(日)午後9時00分~9時49分
中国激動 怒れる民をどう収めるか ~密着 紛争仲裁請負人~
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0616/


まず前者の「エネルギー」Nスペについて。
まあゴミですね。ウンコですね。この番組は見る価値なんぞほとんどありませんでした。
今のNスペは大体いつもそんな感じの番組ばかりですけど。

問題の切り口もクダらないし、目新しい情報も何も無いし、インタビュアーの質問もゴミのような
質問ばかりだったし。
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そして、これはNHKなんだから当たり前の話なのだが、番組のテーマが「日本の資源・エネルギー」
について考えるという番組なのに、

原発の再稼働

という事には、番組の最初から最後まで一言も触れずに、「日本の資源・エネルギー」を語っていた。
まあNHKスタッフの頭の中には「そういう選択肢は存在しない」という事なのだろう。

『NHKスペシャルという番組は、小学生か中学生向けの番組だったんですねえ?』とでも言わざる
を得ないような低レベルな(エセ)ドキュメンタリー番組だった。

番組では主に「天然ガスシェールガス含む)」の事を取り上げて、各国の思惑について、特にガス
の価格
を巡ってのやり取りについて、その一連の動きを追うといった番組だったが、NHKスタッフ
の脳みそでは、その価格には「日本の原発計画の行方」は全く関係が無いらしいw

もうね。アホかとバカかと。

(※ついでにもう一つ触れておくと、この番組は天然ガスの事を中心に取り上げていたが、番組内
  でメタンハイドレートの事には全く触れていなかった。メタハイにも触れず、原発も完全にスルー
  しておきながら、よくもまあ「エネルギー争奪戦・日本の逆襲」などというノー天気な番組タイトル
  を付けられたものだ)


さて、そうこうする内に番組も終了になって、
『こんな幼稚なドキュメンタリー番組を作ったバカは、どんな奴らなんだ?スタッフロールで
名前でも確認してやるか』

などと思っていたら、スタッフロールも無く、そのまま放送終了。
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(番組終了直前のシーン)

『!???』

これまでのNスペでは、番組の最後に必ずスタッフロールが流れていて、それが当たり前の事だ
と思っていたので、なんだか一瞬ギョッとしてしまいました。
『スタッフロールを入れ忘れたのかしら…?』
とも思ったのですが、まあとりあえずこの時はあまりその事は気に留めずにいました。



そして後者の、一昨日放送された番組、「中国ネタ」Nスペについて。

NHKが放送する「中国ネタ」Nスペについては、これまで2chでもこのブログでも(原発事故が起
こるまでは)私が一番注力してきたジャンルですので、この番組の監視はさすがに外せません。
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でもまあ、やっぱり番組内容はつまんない内容でした。
というか、私にとってみれば、番組を見る前から100%番組内容が予想できていましたので、そして
実際番組の内容は100%私が予想していた通りの「筋書き」でしたので、ホントつまんなかったです。

この「中国ネタ」Nスペは、一見すると「中国内部の負の部分」を描いた、ある意味「NHKらしからぬ」
番組
と思われるかも知れませんが、私から言わせれば実はそうではなく、これはNHKが昔からよく
「中国ネタ」Nスペでは「ガス抜き用」として何度も利用してきたパターンで、
『かわいそうな中国の下層市民(弱者)たち』
という事ばかりを強調して、貧しい中国の下層市民たちに憐憫(憐れみ)を向けさせるようにして、
『中国共産党という政府自体が悪いのではない』と、決して視聴者の印象がそちらの方へ行かない
ように、練りに練られた「筋書き」で作られた「ドキュメンタリー」番組なのです。

このパターンについては以前にも、何度か指摘した事はありますが。


ただし、以前とは若干事情が違ってきている部分があるのも事実です。

NHKの常套句として、こういうセリフをよく耳にされた事があると思います。
『…経済成長が著しい“中国”では…』とか、『…経済発展が続く“中国”では…』ですとか。
NHKが中国の事をニュースや報道番組などで取り上げる際には、必ず「定冠詞」のようにこれら
のセリフを“中国”という言葉の前に付けて、視聴者の脳みそに刷り込んでいたものです。
つい最近までずっと。

余談ですが、『…お隣の国“韓国”では…』というパターンもNHKがよく使う常套句ですね。
まあ今回は韓国の事はどうでもいいですけどw


最近になって、そうですねえ、ちょうど今年に入ってから、第二次安倍政権が成立して以降、ここ
最近になってようやくNHKはこれらの「定冠詞」『経済成長が著しい、経済発展が続く』という
セリフを控えるようになりました。

中国ウォッチャーの人達からすれば、『今さらやっとかよ…』といった所ではあるんですけどw

さすがの中共政府も実態を隠しきれなくなって、「CCTV日本支局NHKとしても、多少スタ
ンスを調整しなければならなくなったようです。

今回の「中国ネタ」Nスペではそういった背景も、若干ではありますが、番組内容に影響を与え
ているように私には見受けられました。
まあ一般視聴者のほとんどは『中国の下層市民(弱者)たち、かわいそう』という印象以外は、
あまり感じられなかったとは思いますけど。


そしてなんと、一昨日のこのNスペも番組最後のスタッフロールが流されなかった
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(番組終了直前のシーン)

う~む。どうやらNHKはNスペのスタッフロール「流さない」という事で方針を決めてしまった
のだろう。

まあ、確かにねえ。
Nスペの制作スタッフの中に「漢字三文字」の人達(まあ日本人でも漢字三文字の人は多いです
けど)、例えば「李~~」とか、「陳~~」とか、そういう人達の名前が何人も入っていたら、また
ネットとかで突っ込まれたり、電凸とかくらったりして煩わしいですもんねw


それにしても今時、「無記名」でドキュメンタリー番組を作るって、NHK職員は報道人としての
プライドってものがカケラも無いらしい。
情けないねえ~。


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本日は安倍首相がNW9に出演も、中国人実習生の事件は一切無し

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本日は安倍首相TPP交渉参加の声明を出され、またニュースウォッチ9にも長時間
(40分以上)出演してTPP関連やその他の政治課題について、首相の所信を思う存分
述べておられた。
(※TPPについての私の所感は数回前の記事()で散々書きましたので、今更特に
  何か書こうとも思いません)
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この安倍首相出演の事について、私は特にNHKに対してケチをつけるつもりはない。


今回の政権交代後、何度か指摘している事ですが私がウォッチング(監視)を続けている
NHK夜のニュース、ニュース7ニュースウォッチ9については、他の単発の番組に
比べれば、例えばそれはNスペだったり、「日本新生」だったり、「そこが知りたい」だったり
しますが、その手の露骨な誘導番組(印象操作番組)に比べれば、さほど「サヨク臭」
露骨ではありません。

最近の(政権交代後の)ニュースウォッチ9は、特にそうである。
別に褒めている訳ではない。
他が酷すぎるだけであって、他に比べれば「幾分マシ」という程度である。
あと「ガス抜き」という狙いも、もちろんあるだろうし。


2年前の震災以降、特に原発事故が起こって以降、NHKによる「反原発・放射能プロパ
ガンダ」
については、私は繰り返しこのブログで批判してきた。
そして特に、NHKの中でも「反原発・放射能プロパガンダ」の急先鋒であるのは
ニュース7である
として、ニュース7についてはここ数年、特に厳しく批判してきた。

ニュース7「サヨク臭」は、ここ数年かなり酷い。
ニュースウォッチ9は以前、柳澤秀夫田口五郎など「サヨク臭」の強い連中がメイン
キャスターをやっていた頃は、それこそ逆にニュース7の方が「幾分マシ」と思える
ぐらいの状態だったが、ここ数年は(民主党政権が続いていた事も関係してか)完全に
ニュース7の方が「サヨク臭」が強くなっている。

江田島で中国人実習生が凶行に及んだ事件は、昨日のNHKのニュース番組でも報じ
られた。ニュースウォッチ9はかなり長めに時間を取って報道していた。ただし今夜の
ニュースウォッチ9は、大部分を安倍首相の出演に時間を割いていたので、中国人の
凶行
について報道しなかったのは『百歩譲って許す』としよう。

一方、ニュース7である。
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昨日のニュース7では番組冒頭でこの事件を取り上げていたが、時間はかなり短かった。
時間にしてたった1分40秒である。番組冒頭で取り上げたのは『まず、夕方に入ってきた
殺人事件のニュースです』という特別な事情があったからだ。そうでもなければNHKが
「このような不都合なニュース」を番組冒頭に持ってくる訳がない。

そして本日である。
ニュース7はこの中国人実習生の殺人事件を完全にスルーした。

安倍首相によるTPP声明という特別な事情はあったにせよ、ニュースウォッチ9とは違って
ニュース7は「安倍首相のTPP声明」については17分間、残りの約10分間は「別のニュース」
について、しっかりと番組の時間を割いていた。

その「別のニュース」とは以下の通りである。
まず尖閣についての報道。
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これが3分30秒。特にいつものNHKによる尖閣報道と別段変わった内容では無かった。
『中国を絶対に敵視しない』という中国配慮『中国様は怒ると怖いぞ~』という印象操作
も毎度の事で、何もこれを今日、必ず報道しなければならない理由はどこにも無いだろう。

そして三番目がこれ。
裁判員制度についての検討会の報道。
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これが2分間。これも今日、必ず報道しなければならないという程の物でもないだろう。

そしてその後、短いニュースがいくつか続いた。
「2歳男児と1歳女児死亡 車内に置き去りか」
「日銀新体制 来週スタート」
「(中国)新首相に李克強氏 選出」
「図上訓練めぐり(米韓軍事演習)」
「東大 推薦入試へ」
以上である。

中国人実習生の殺人事件については、一切触れられる事は無かった。
昨日もニュース7内においては、速報を伝えただけだったというのに。

これがもし殺人犯が日本人だったら、間違いなく連中(NHK及びマスゴミ)は数日間は
ニュース番組を盛り上げる格好のネタとして取り扱ったはずだ。

「犯人が中国人となるとNHKは消極的な報道姿勢を取る」事はネット上では、かなり
知れ渡りつつあるようにも感じられますが、この前にあった事例というと、昨年5月の
「関越のバス事故の運転手が中国人だった」なんていうのもありましたね。

(以下、当時の記事より一部抜粋転載)
前回の記事で、

余談だが、ここ数日間の報道の流れからして、このバス事故のニュースは随分と大きく
取り扱われていて、NHKでもトップ記事で扱われていたのに、この日はここまで後ろに
下がって、しかも報道時間も5分間と一気に短くなった。

昨日の青山さんのニュースアンカーでは、「元中国籍」「日本語が堪能でない」という事に
触れてはいたが、当たり前の話ですがNHKはそんな事には一切触れていません。

まあ、この運転手の素性が判明した昨夜の段階で、NHK及び媚中マスゴミがこの事故の
ニュースを「矮小化する」事は分かり切っていた事なので、今更なんとも思いませんが。


と指摘(というか“予告”)しておきましたが、案の定、翌日の5月4日のニュース報道では
ニュース7も、ニュースウォッチ9も“バス事故”の報道は完全にスルーしていたw

その直前までに、あれだけ大騒ぎして報道していたのは何だったのか?とw
ホント分かり易すぎて笑えますわw



「反原発・放射能プロパガンダ」ももちろんそうだが、ニュース7の開き直った報道姿勢、
『我々(NHK)の言う事を黙って聞いてりゃ良いんだよ!』
的な報道姿勢というのは、もうそろそろ誰かが糺してやらなければいけないと思う。


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テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済