「ブルーマーダー」 誉田哲也
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シリーズ6作目ともなると最初の頃のインパクトはないものの安定しておもしろかったです。
「ストロベリーナイト」は玲子が嫌い、ガンテツは大嫌い。事件はグロくて
読んでいて冷や汗と吐き気がこみあげたくらいで不愉快なんだけどおもしろいという
忘れられない作品でした。
それに比べるとガンテツは相変わらずなものの玲子は大人になりましたよね。
今回のことで過去も乗り越えさらに成長したのではないかなと思います。
で、このシリーズといえばグロい描写。
体中の骨を砕いて柔らかくした後に巻き寿司みたいにぐるんぐるんと死体を巻くという
異様な殺し方をする殺人鬼が登場するんですが…大丈夫でした。
グロさに慣れてしまったのか平気。
今までで一番グロイいような気がするのに。
この犯人の犯行動機はわからなくもないのですが、いくらなんでもここまで
ひどい殺し方しなくてもと思ってしまいます。
法が裁いてくれない相手を裁くといったってやりすぎで賛同は厳しいです。
それに事件よりも一番インパクトがあったのが菊田の結婚!
すべてそっちにもっていかれた気がします。
まぁ、玲子と菊田はタイミングを逃しすぎだったと思うし、
ヤキモチ焼くばっかりで行動に移せない菊田に玲子はもったいないと思うので仕方がないかな。
こうなったら井岡と・・・はどうかと思うのでいい男の登場求む。
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