スイスの国民的スーパーMIGROS で起こった
買い物客によるある出来事が
ニュースになっています。
ジュネーブ コルナヴァン駅にある
MIGROS のセルフレジで、
備え付けの有料買い物袋を、
それが無料だと思った旅行者が
支払いをせずに使用し、
そのペナルティとして、
200 スイスフラン(約 35,000 円)
の罰金を課されたという
驚きのニュースです。
スイスのスーパーでも、
近年ではセルフレジを利用する人々が
増えています。
私ももう何年も、
有人のレジは使用していなくて、
いつもセルフレジを利用している一人です。
スイスのセルフレジは大きく分けて、
2通りあります。
1.自分でスキャナーを使用し
買い物をしながらスキャンして、
最後に会計だけを済ませる
(この場合は、事前にスーパーの会員登録が必要)
2.買い物かごに入れた商品を、
最後にレジでセルフスキャンして、
会計を済ませる
日本でのセルフレジは、
上記の 2. に該当することが多いと思います。
スイスの MIGROS で起きたハプニングも、
この 2.のケースでの出来事です。
スイスのレジや、セルフレジには、
エコバッグや紙袋が設置されていますが、
これらは有料ですので、
商品と一緒にスキャンして
購入しなければなりません。
ニュースとなった袋のお値段は、
たったの 40 セント(約 70 円)
これをスキャンせずに使用した人が、
MIGROS 側からすると、
袋泥棒という扱いになってしまったのだそうです。
紙袋が有料なのが当たり前になりつつある
日本人の感覚からすると、
スキャンし忘れということは
あまり考えられないと思うのですが、
国によってはまだ、
買い物用の紙袋が無料な国もあるようです。
ブラジルからの旅行者は、
チョコレート 1 枚を購入し、
レジに備え付けの紙袋を手にとって、
それをスキャンせず未払いのまま
お店を出ようとしたところ、
係員に呼び止められ、
40 セントの紙袋が未払いであることが発覚。
その後彼は、
200 フランの罰金を科されたのだそうです。
本人は知らなかった…
と語っているそうで、
気の毒な気がする反面、
まあ、レジの前にこんな案内があれば、
言語が理解できなかったとしても、
なんとなく紙袋が有料だということは、
理解できそうな気もするのですが…。
MIGROS ジュネーブエリアの
広報担当者は、
商品の価値に関係なく、
罰金の額は常に同じであると語っています。
ちなみに、
このようなケースで罰金の対象となった顧客は、
むこう 2 年間、
その店舗と周辺地域にある
MIGROS の店舗への
出入り禁止となるそうですが、
警察沙汰にはならないようです。
もちろん、
同じ人物が繰り返し
同様のことを行なった場合は
別なのだと思います。
40 セントの支払い忘れ、
うっかりミスの場合でも、
痛くて、コワーイスイスの罰金です。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★
ブログよりいち早くインスタへアップした画像や動画が、
後日ブログ記事になって登場します。
インスタにだけ投稿する限定画像などもございます。
ご興味がおありの方は、
ブログとご一緒に覧いただけますと嬉しいです。