昨年のクリスマス休暇で英国滞在中、
「もうひとつのストーンヘンジ」とも呼ばれる ユネスコの世界遺産、
エーヴベリー(Avebury)の遺跡 を見学して来ました。
エーヴベリーはストーンヘンジ同様に環状列石の並ぶ遺跡で、
ストーンヘンジからは北へ約30キロ。
私達の家族の住むバース郊外のコッツウォルズにほど近い町からは、
先日もこのブログでお伝え致しましたマールボロへ向かう途中に
その "ストーンサークル" があります。
このエーヴベリーの遺跡は前期青銅期時代(紀元前2500年頃)の遺跡としては
ヨー ロッパ最大 なのだそうですが、
ストーンヘンジと比べてみるとあまりメジャーではないからなのか。
世界遺産といえどその開放的な雰囲気にまずは大きく驚きました。
車で到着をすると駐車場でその代金のみを支払い、
石の並ぶ遺跡の見学は「無料」です。
(我が家の場合、義母[Banana の母]がナショナルトラストの会員のため、
駐車場も無料でした。)
有名なストーンヘンジの遺跡では窓口が設けられ、もちろん入場料が必要。
遺跡の各石の周りにはロープが張られ、
すぐそばに近づいたり触ったりはできないように制限されており、
見学ルートから少し遠巻きに遺跡を眺める事になるのですが、
こちらのエーヴベリー遺跡はなんとまあ、信じがたい程の開放感で、
駐車場から5分ほど歩いた場所に
その世界遺産の石のサークルが並んでいるのですが、
羊たちが草をはむ広大な野原に並んだその石へはすぐそばまで近づく事ができ、
自由に見学をしたり、石に触ったりする事もできます。
(ちなみに夫の Banana が幼少期には
ストーンヘンジにもまだロープは張られておらず、
石のすぐ近くまで寄って見学をする事が出来たのだそうです。)
石の大きさは、
いつものようにイングリッシュジョーク(石を押しているつもり!?)を
披露する Banana の大きさと比べてご覧いただけますと、
ご想像いただけるかと思います。
これらの石はマールボロから運ばれた砂岩なのだそうで、
ストーンヘンジに使用されている石材と同様のもの、
すべてが天然のまま保存されているため、各石の形や表情はそれはユニーク!
スイスにも山羊や羊たちはわんさかといますが、
いずれも私有地でその敷地内へは無断で立ち入る事はできないため、
ロープや仕切り無しの場所で
こんなにすぐ近くで山羊を眺める機会はスイスといえどあまりありません。
英国ののどかな田園風景と歴史ある遺跡を見学した後、
帰りは 英国版の古墳、Silbury Hill 【← 英語のみ】を見学。
一見普通の丘にも見えるこの山。
中には4000年も前の士族たちやそられにまつわるものが埋葬されており、
ミステリーに包まれた日本で例えるところの古墳で、
ヨーロッパでは最大の、人間によって作られた丘(山)なのだそう。
まだ機械など
何も無い時代に
昔の人は
本当にすごい!
そして、車で更にしばらく走ると山肌に現れる
馬の形の不思議なサイン。
これは ホワイトホース(Cherhill White Horse)【← 英語のみ】
と呼ばれる、山肌を掘ると出土する
白いチョーク層と草の緑色うまく利用して馬の形を作ったもの。
こちらは18世紀にオリジナルが彫られたのだそうです。
写真をご覧いただきますと、
山のてっぺんに見える黒い豆粒のようなのが人です。
この辺りはハイキングコースになっており、
山のてっぺんまで歩いて登る事が出来るそうです。
高い場所から
下を眺めてみるのも
よさそうです!
まさに英国の歴史の宝庫、
バース郊外からマールボロ、そしてエーヴベリーまでの日帰りドライブでした。
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