高級時計メーカー「チューダー」とは
チューダー(TUDOR)は、1926年に創業した時計メーカーです。
古くからの腕時計愛好家の多くは「チュードル」といった呼び名の方が馴染みがあるかもしれませんね。
チューダーというと、ロレックスの外装パーツを使いながら、ムーブメントは汎用品を使用した時計、ひいては「ロレックスのデフュージョンブランド」「ロレックスの弟ブランド」といったイメージをお持ちの方も多いと思います。
もちろん、そういった側面もありますが、ロレックスにはないチューダー独自の個性、アイデンティティを持っており、とても魅力的な時計ブランドでもあります。
今回はそんなチューダーについて解説していきます。
目次
チューダーの歴史
チューダーの誕生
1926年2月、腕時計ディーラーでメーカーでもある「ヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター」が、ロレックスの創設者「ハンス・ウイルスドルフ」の代理で「The TUDOR(チューダー)」を商標登録したところから始まりました。
初期のチューダーは「TUDOR」の「T」の横棒が右に伸びたシンプルなロゴがダイアルに刻まれていましたが、一部の希少なモデルにはロレックスの名前が施されていたようです。
これはチューダーが腕時計業界で地位を確立するまで、ロレックスがチューダーの技術と品質を事実上担保していたということでしょう。
バラロゴの誕生
1932年のチューダーは、イギリス連邦国家であるオーストラリアで初期のモデルを発売しています。
このことから、当時のチューダーは、イギリスおよびイギリス連邦国家(旧植民地)を主な市場にしていたのではないかと推測できます。
そのような中、1936年10月15日、「ヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター」は、ブランド「チューダー」をハンス・ウイルスドルフへ譲渡しました。
そして、それまで「TUDOR」の文字だけだった表記から、チューダー朝のローズ(バラ)が文字盤に表記されるようになりました。
一説に、この盾の中に刻まれたバラのロゴは、「頑強さ・時計の堅牢性」とともに、「気品・ラインの美しさ」を象徴していると言われています。
ここに、ハンス・ウイルスドルフの言葉があります。
「私は何年もの間、ロレックスの技術と信頼をもって、確固たる品質と先駆性を備えた腕時計を創りたいと思ってきた。その価値ある新しい腕時計を製造・販売するために、私は新たにチューダーウォッチカンパニーという会社を立ち上げることにした」
この言葉が示す通り、ロレックスの門外不出の「オイスターケース」「オイスターブレス」「ねじ込み式のオイスター竜頭」といった確固たる品質を誇る外装パーツに、一定品質を担保する汎用ムーブメントを組み込んだ、高品質&リーズナブルな腕時計を作るという使命(コンセプト)が、「チューダーウォッチカンパニー」という会社にはあることが理解できます。
この時代は、第一次世界大戦(1918年)や世界恐慌(1929年)の影響からヨーロッパにおいても時計はあまり売れていなかったようです。それは、ロレックスといえども例外ではありませんでした。ロレックスはあくまで実用時計。宝飾ブランドのように、王族や貴族など富裕層をターゲットとしたブランドではありません。そのため、ロレックスは、ターゲットとしていた一般ユーザーにとっては、高価過ぎて手の出せない時計でした。
そこで、ハンスが採った戦略こそ、先の「チューダーウォッチカンパニー」の使命(コンセプト)そのものです。
ロレックスのブランドイメージを損なうことなく、リーズナブルな手の届きやすい価格の別の腕時計ブランドを立上げ、外装パーツはロレックスのものを流用することにより、ロレックスの実用性の高さをアピールしつつ、チューダーブランドで売上を確保するというものでした。
モントル チューダー S.A.の設立
第二次世界大戦直後、ハンス・ウイルスドルフは今こそブランド独自のアイデンティティを確立し、事業を拡大すべきであると判断しました。
そして1946年3月6日、彼は男性用と女性用の両モデルに特化した「Montre TUDOR S.A.(モントル チューダー S.A.)」を設立しました。
ロレックス社としては、商品の流通やアフターサービスと共に、その技術やデザイン、機能性を担保していました。
現に、日本においてもチューダーの正規代理店が誕生する以前は、チューダーのアフターサービスは日本ロレックスがその役割を担っていました。
ロゴの進化
チューダーが正式に設立された翌年の1947年以降、盾のマークは徐々に消えていきました。
そして、その後は、社名とバラのみで構成されたロゴマークは、繊細な描写や浮き彫りにより、ブランドの気品とスタイルを引き立たせました。
堅牢性・耐久性の証明
1952年、英国海軍のグリーンランドへの科学探検に26本の「チューダー オイスター プリンス」が採用されました。
この背景には、おそらくコストパフォーマンスの良さがあったのでしょう。
丈夫かつ高精度&リーズナブルな価格。
このようにして、チューダーはその堅牢性、信頼性、精度を証明しました。
その後、チューダーはこの「堅牢性」や「耐久性」という点を強く、訴求していくようになります。
1953には、チューダーは「チューダー オイスター プリンス」の堅牢性のテストと、過酷な環境における耐久性をテーマにした新たな広告キャンペーンを展開していきました。
– 252時間、手作業で採掘を行う炭坑作業員が着用
– 30時間、空気ドリルの振動下で使用
– 3カ月間、石切り職人が着用
– 1カ月間、金属の梁の固定作業を行う建設現場で着用
– 1,000マイルを走破したバイクレーサーが着用
極限ともいえる過酷な条件における、チューダーの並外れた強さ、精度、効率的な巻上げ、防水性能を強調したわけです。
個性的なプロフェッショナルモデルの展開
1954年には、チューダー初のダイバーズウォッチ「オイスタープリンス・サブマリーナ」を発売しました。
また、その後のチューダーは、ロレックスの後を追うように、本格的なプロフェッショナルモデルを次々と展開していきます。
それらのプロフェッショナルモデルは、ロレックスの人気が高まるとともに、注目が集まり、結果として、チューダーというブランドにも注目、人気が高まっていきました。
とはいえ、ロレックスの各種プロフェッショナルモデルをそのまま模倣しているわけではありません。
そこには、チューダー独自のデザイン性が盛り込まれており、ロレックスのモデルとは違う、チューダー独自のアイデンティティが感じられる個性的なモデルとなっています。
ここで培われたチューダー独自のアイデンティティは、のちのチューダーブランドの躍進に大きな影響を与えています。
2000年代に入ると、チューダーはこれらの歴代モデルの要素を散りばめた「ヘリテージモデル」を展開。
かつてのモデルで採用されていたディティールを現代風にブラッシュアップした、腕時計好きの心をくすぐるモデルを次々と発表していきました。
正規代理店の設立
2018年には、ついに日本にチューダーの正規代理店が設立されました。
翌年には「ラグビーワールドカップ2019」が日本で開催され、その際、チューダーが大会のオフィシャルタイムキーパーを務めるなど、腕時計好きはもちろん、世間的にもチューダーのブランド認知が上がっていきました。
ちなみに、このタイミングで、TUDORの日本での正式な呼び名が「チューダー」に統一されました。
また、それに伴い、正規販売店(ブティック)が百貨店や路面店に展開されるようになり、改めて、名実ともに時計ブランドとしての再認識されていきました。
このように、かつては「ロレックスのデフュージョンブランド」と思われてたチューダーですが、チューダー独自のアイデンティティを際出させることで、ロレックスにはない魅力的なブランドとして生まれ変わりました。
今後も、チューダーはロレックスではできない独自の個性的で魅力的なモデルを展開しながら、ますますチューダーらしさを発揮していくことでしょう。
チューダーの歴史年表
1926年 | 腕時計ディーラーでメーカーでもある「ヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター」がハンス・ウイルスドルフの代理で「The TUDOR(チューダー)」を商標登録。 |
1936年 | ハンス・ウイルスドルフが ブランド 「チューダー」を取り戻す。 |
1946年 | 「モントル チューダー S.A.」の設立。 |
1947年 | 1947年以降、盾のマークは徐々に消えていった。その後、社名とローズのみで構成されたロゴは、繊細な描写や浮き彫りにより、ブランドの気品とスタイルを引き立たせた。 |
1948年 | チューダーの広告を初めて発表。テキストやロゴによってロレックスとの繋がりを明確に示していた。 |
1952年 | チューダー オイスター プリンス発表。他のいかなる時計にも使うことを許さなかったロレックスの2つの強み、すなわち独自の有名な防水性オイスターケースと独創的な自動巻パーペチュアル 「ローター」機構を、チューダープリンスにも採用することにした。 |
1952年 | 英国海軍のグリーンランドへの科学探検に26本のチューダー オイスター プリンスが採用。 |
1953年 | チューダー オイスター プリンスの堅牢性のテストと、過酷な環境における耐久性をテーマにした新たなキャンペーンを展開。 |
1954年 | ブランド初となるダイバーズウォッチ、チューダー オイスター プリンス サブマリーナーRef.7922が誕生。 |
1957年 | チューダー アドバイザー:アラーム ウォッチ発表。チューダーの歴史において唯一アラーム機能を搭載する非常に珍しいモデル |
1969年 | ロゴの 新たな進化。ロゴからローズは姿を消し、堅牢性と揺るぎない信頼性の象徴である盾が選ばれた。 |
1970年 | ファーストシリーズ:チューダー オイスターデイトクロノグラフ発表 |
1997年 | プロゴルファー タイガー・ウッズとのダブルネームのクロノタイム発表。 |
2018年 | 日本に正規代理店ができ、正規輸入が始まる。 |
代表的なモデル一覧
ここでは、幅広いシリーズを展開するチューダーの魅力的な時計たちをヴィンテージモデルを中心に紹介していきます。
現行の人気モデルの源流こそが、ここで紹介するヴィンテージモデルであり、その時計の経てきた時間的、歴史的流れを感じつつも、今持って、時計としての実用に耐えうる程の品質を担保している実用品でもあります。
今もって実用できることがいかに素晴らしいことか、偉大なことか、身を持って体感できるのがヴィンテージ時計なのです。
サブマリーナ(バラサブ/盾サブ)
ロレックスから遅れること1年。
1954年、チューダーはブランド初となるダイバーズウォッチ「オイスタープリンス・サブマリーナ」を発売しました。
使用方法等はロレックスのサブマリーナ同様、水中での使用に特化した設計で、当時100メートル(330フィート)の防水性能を誇りました。
デザイン自体もロレックス・サブマリーナと非常に酷似しており、チューダーのコンセプト(高品質&リーズナブル)を体現しています。
この時代のサブマリーナは、チューダーのロゴがバラのマークのため、通称「バラサブ」と呼ばれています。
バラサブは、1954年から1967年(1968年)の約13年間製造・販売されたのち、後継機に引き継がれていきます。
盾サブ
1969年は、チューダー サブマリーナの歴史の第2部の幕開けの年となりました。
それまでのバラのロゴマークから、盾のロゴマークに変更になりました。
この時代は最後にカタログに登場した1999年まで続きます。
約30年と製造期間が長いため、その間、様々なバリエーションが生まれました。
なお、技術面では、それまで使用されていたムーブメント(Cal.390)から、ETA社製の自動巻ムーブメントへ変更となりました。
サブマリーナ(イカサブ/スノーフレーク)
デザイン面では、通称「スノーフレーク」と呼ばれる歴代のチューダー サブマリーナの中でも個性的なニューフェイスが1969年に誕生しました。
ダイビングのニーズに合わせて開発されたこのモデルは、スクエアのインデックスと、雪の結晶を連想させる「スノーフレーク」と呼ばれる針を配したユニークなダイアルが特徴です。
ちなみに、日本ではこの針の形状が、「イカ」に見えることから通称「イカサブ」と呼ばれています。
こういった斬新なデザインは、ロレックスにはない、チューダーならではの魅力だと思います。
ちなみに、現行のチューダーのブラックベイシリーズでは、このスノーフレーク針が復活しています。
サブマリーナ(ミッドサブ/ミニサブ)
1989年、サブマリーナシリースが刷新されました。
針は、サブマリーナタイプの針(ベンツ針)が採用されました。
ダイアルの全体的なデザインはチューダー サブマリーナの初代(バラサブ)のダイアルを彷彿とさせます。
ただし、 6時位置と9時位置に配されたインデックスは長方形ではなく、三角形と、ここにもチューダーらしさが表れています。
この時代のチューダーサブマリーナは、ロレックスにはないサイズ展開も魅力の一つです。
通常のケースサイズ39mmの他に、ケースサイズ36mmの「ミッドサブ」、ケースサイズ32mmの「ミニサブ」が展開されていました。
ちなみに、ケースサイズ27mmの「レディサブ」というモデルも存在します。
このように、各種サイズがあることで、より自分に合った時計を探すことができるわけです。
ロレックスにはない豊富なサイズ展開もチューダーならではの魅力の一つです。
クロノタイム 第1世代(ホームベース)
ロレックスでいうところの「デイトナ」(クロノグラフ)に当たるのが、このモデルです。
チューダー初のクロノグラフ(第1世代)は、1970年に発表され、機械式手巻カム式クロノグラフのバルジューCal.7734を搭載し、「オイスターデイト」と名付けられました。
初代モデルは、独特な五角形のインデックスが、野球のホームベースを想起させるフォルムであることから、コレクターからは通称「ホームベース」というニックネームで呼ばれています。
第1世代のモデルは、約1年ほどで生産を終了し、第2世代へと引き継がれていきました。
クロノタイム 第2世代(モンテカルロ)
第2世代は、1972年に登場しました。
文字盤のデザインが、カジノのルーレットに似ていることから、「モンテカルロ」の愛称で呼ばれています。
第1世代の「ホームベース」では、「ブラック、グレー、オレンジ」を基調としたカラーリングのデザインのみでしたが、第2世代からは、「ブルー、グレー、オレンジ」を基調としたバリエーションも登場しました。
クロノタイム 第3世代(ビッグブロック)
1976年に、第3世代にあたる「クロノタイム」が登場します。
それまで手巻きしかなかったチューダーのクロノグラフに、初めて自動巻のモデルがラインナップされました。
時計のミドルケースが分厚いことから、通称「ビッグ・ブロック」の名で呼ばれています。
それまで、カレンダー表示が「6時位置」にありましたが、このモデルから「3時位置」に変更になりました。
それに伴い、今までインダイヤルの表示が2つだったのが、3つに変更になりました。
また、文字盤のカラーリングも従来の「ブラック、グレー、オレンジ」、「ブルー、グレー、オレンジ」のパターンに加え、シックな「ブラック」、「シルバー」のモデルもラインナップに加わりました。
クロノタイム 第4世代
1995年には第4世代にあたるモデルが登場します。
それまであったロレックスの王冠マークが徐々に採用されなくなり、そのかわりチューダーの盾マークが、竜頭、クラスプに入るようになっていきました。
この頃より、チューダーはロレックスのデフュージョンブランドの色合いが薄くなっていきました。
また、この頃のクロノタイムはアメリカのプロゴルファー「タイガー・ウッズ」と広告契約をしており、「TIGER」の名の入った「クロノタイム」が一斉を風靡しました。
レンジャー
ロレックスのエクスプローラーにあたるのが、この「レンジャー」です。
レンジャーは1960年代に登場しました。
「12・3・6・9」の飛びアラビアの文字盤デザインは、ロレックスのエクスプローラーと同様ですが、短針の形状がレンジャー独自の「矢印型」になっているのが特徴です。
当初のモデルは「小バラ」が文字盤に入っているものの、1969年以降のモデルについては、「盾」マークが文字盤に入るようになります。
レンジャーⅡ
ロレックスのエクスプローラー同様、このレンジャーにも「レンジャーⅡ」というモデルが1973年ごろ登場します。
レンジャー同様、「12、6、9」の飛びアラビアの文字盤や「矢印型」の短針が採用されています。
しかし、時計のデザインを見てみると「フルーテッドベゼル」や「ミドルケースと一体型の専用ブレス」が装着されているなど、プロフェッショナルモデルというよりもドレッシーな印象を抱きます。
正直、なぜ、このようなデザインになったのかは不明です。
ただ、この1970年代という時代は、各大手時計メーカーから、ケースとブレスが一体型のデザインの時計が多く発売されていました。
おそらく、そのような時代的な流行等も踏まえて、発売されたのではないかと推測されます。
ちなみに、文字盤デザインは異なるものの、同じケース、ブレスレットを使用した「プリンスオイスターデイト」というモデルも同時期に展開されていました。
スタンダードモデル 初期(盾バラ)
ロレックス同様、チューダーにおいても、スタンダートモデルが展開されています。
こちらもロレックスと同じように、各モデルに名前などはなく、機能を羅列した名称がついています。
オイスターケースを用いていれば「オイスター」、日付表示がついていれば「デイト」、自動巻であれば紳士向けモデルには「プリンス」、女性向けモデルであれば「プリンセス」の文言が入っています(ロレックスでいうところの「パーペチュアル」と同じ意味になります)。
盾バラ(1936年〜1947年頃)
盾の中に、バラが描かれたロゴマークを通称「盾バラ」と呼んでいます。
盾バラは、概ね1936年〜1947年ごろのモデルに採用されています。
スタンダードモデル 中期(小バラ/中バラ/デカバラ)
小バラ/中バラ/デカバラ(1947年〜1969年頃)
1947年、盾の中に入っていたバラのマークが、盾がなくなり、バラのマークだけになりました。
文字盤のバラのマークのサイズにより、小さいバラマークは「小バラ」。
中くらいのサイズのバラマークは「中バラ」。
大きいサイズのバラマークは「デカバラ」と呼ばれています。
「デカバラ」の多くは、12時位置のインデックスを兼ねており、文字盤の裏側から叩き出した立体的なマークになっています。
チューダーならではのデカバラは、今も昔もチューダーを代表する人気モデルのひとつです。
スタンダードモデル 後期(盾ロゴ)
盾ロゴ(1969年〜)
1969年以降のロゴマークは、バラマークがなくなり、その代わり、盾マークが復活します。
盾マークは「堅牢性と揺るぎない信頼性の象徴」ということで復活しました。
なお、実際には1967年頃から盾ロゴが登場し始めています。
このあたりはロゴ変更の過渡期と言えます。
まとめ
かつて、チューダーは「ロレックスが買えない人が買う時計」「プアマンズ ロレックス」と揶揄されていた時代がありました。
外装だけロレックス社のものを使い、肝心な内部のムーブメントは汎用品を組み込んだ廉価な時計と。
しかし、改めてチューダーの歴史を振り返ると、そこにはハンス・ウイルスドルフの思慮深い思いがあったことに気付かされます。
「多くの人に耐久性のある、壊れることのない丈夫な時計を手頃な価格で届けたい」
この思いを実現するためにチューダーブランドは生まれたわけです。
そこから月日が流れ、現在となっては、チューダーは決して「ロレックスのデフュージョンブランド」「ロレックスの弟ブランド」とは言えない存在になっています。
ロレックスにはない、過去のブランド遺産をうまく活用し、現代風にアレンジされた時計は人気を博しています。
そんな現在のチューダーの人気モデルの源流こそが、ヴィンテージ、アンティークのチューダーなわけです。
日本において、チューダーは長い期間、正規代理店が存在しませんでした。
そのため、詳しい資料やカタログが少なく、ロレックスほど体系だった各モデルの解説などはありません。
しかし、その反面、自分自身で色々とわからないことを調べていく、解明していくといった楽しみ方もできるのではないでしょうか?
スイートロードでは、昔からスタンダードなモデルからプロフェッショナルモデルまで、数多くのアンティーク、ヴィンテージチューダーを扱っております。
きっと自分だけのお気に入りの1本が見つかるはず。
是非、お気軽にご来店ください。