筆者は、省エネ住宅に関する取材経験もあるので、ちょっと自信がある。そこでさっそく「省エネ理解度テスト」をやってみたところ、12問中10問正解。全問正解できなかったのが残念だが、「省エネ優等生」となった。
さて、皆さんも早速リンナイの「省エネ理解度テスト」に挑戦してみよう!
次の(1)~(12)はそれぞれ省エネとして正しいだろうか?
リンナイによると、12点満点で平均点は6.1点、8点以上の「省エネ優等生」に該当するのは19%しかいなかったのだとか。意外に正解するのが難しいということだ。
ちなみに、SUUMOジャーナル編集部の部員3名にもやってもらったところ、2名は8問正解、1名は5問正解となかなかの成績だった。
では、気になる正答をお知らせしよう。
(10)待機電力と(11)LED電球は、筆者と編集部が全員間違えた問題だ。(10)では、「家電は待機電力がかかる」ということは分かっていたが、最新の家電製品では、待機電力がかからないものも増えているようだ。「すべての電化製品」と問われているところがミソだったのだ。(11)も「LED電球に換えると電気代が抑えられる」「長持ちする」という常識はあるものの、「約半分」ではなく「1/6~1/8程度」まで下がるというのがミソ。
(1)と(8)は、編集部員で不正解が多かった設問。(1)のエアコンの風量は、エアコンをつけた直後は、風量が強い方が早く設定温度まで下がるため、風量を弱くしたからといって省エネになるとは限らない。リンナイの解説では「自動に設定しておくのが省エネになる」としている。(8)の消費電力は「夏の日中が最多」という「日中」が実はミソだった。日中は家族が家にいないので、むしろ「夕方から夜」に家庭では消費電力のピークが来る。筆者は正解したのだが、「冬のほうが消費電力は多いのでは?」と思って×にしたので、実際には理解不足だったわけだ。
(5)と(6)で、ひっかかった編集部員も複数いた。(5)のパソコンは起動時に大量の電力を消費するが、(6)の照明は点灯時にそれほど多く電力を消費しない。しかも、照明の場合は数が多いので、こまめに消灯したほうが効果は大きいのだ。
リンナイの解説を見ると、こうした理由がよく分かって省エネの参考になるので、ぜひ見てほしい。(解説は、コチラの11ページを参照。)
さて、今回の調査結果を見ると、省エネへの意識は高く(67.5%)、「水を流しっぱなしにしない」(75.1%)、「使っていない部屋の照明はこまめに消す」(69.5%)、「冷蔵庫のドアはなるべくすぐ閉める」(64.0%)といった省エネ行動を取っている人が多いことが分かる。
一方で、非省エネと分かっていても、「暖房冷房をつけたままで寝る」(33.5%)といった行動も取ってしまっている。
でも、省エネ行動をしている異性に「好感が持てる」人は70.5%もいるので、ぜひ省エネ行動を実践してほしい。