圧倒的に多かったのは、「ポケットに物を入れたまま洗ってしまった」というもの。
「ティッシュペーパーがポケットに入っていたのにそのまま洗ってしまって取るのに大変だった」(45歳・女性)
ポケットに入ったティッシュの存在、忘れがちですよね。そのまま洗ってしまううっかりミスをみなさん経験されているようです。ティッシュのカスがほかの洗濯物にこびりついてしまうので、落とすのに苦労されたのでは?
では、そんな失敗をしてしまったら、どのように対処したらよいのでしょうか。
一番おすすめなのは、そのまま乾燥機に入れること。
熱風とともに衣類が回転するうちに、紙くずもきれいに取れていきます。乾燥が終わったら、乾燥機内にあるゴミの吸い込み口をお掃除してくださいね。
次に多かった回答が、こちらです。
「デニムを一緒に洗って色移り」(38歳・女性)
まさに、“洗濯あるある”ともいえそうな回答です。
デニムをうっかり洗濯機に放り込んでしまい、洗いあがった洗濯物を見て自分の顔も真っ青になってしまったという人も、きっと少なくないでしょう。
そんなときの対処として一番確実なのは、プロのクリーニング店に持っていくこと。
できるだけ早い段階でクリーニング店へ持ち込めば、プロの技術でシミ抜きをしてくれます。
また、白地に色が付いてしまったら、漂白剤を使ってみることもよいでしょう。
ただし、色物に別の色が付いてしまった場合は、漂白剤を使うと色がマダラになることもあるので、その場合は通常の洗濯用洗剤を使い、手洗いでもう一度洗ってみることをおすすめします。
いずれにしても大事なのは、「対応が早ければ早いほど、色移りを取り除ける可能性が高い」ということ!
できるだけ早い対応で、うっかりミスをカバーしましょう。
また、色落ちを防ぐためには、次のことも役立ちます。
1.洗濯機へ入れる前に、軽く湿らせた布などで色落ちしないかをチェックする
2.洗濯ネットを使用する
洗濯ネットは型崩れを防止するだけでなく、ある程度、色移りも防いでくれますから、気になるものは使用するといいでしょう。
また、「あなたが知っている洗濯の豆知識」を募集したところ、こんな答えがあがってきました。
「ブラウスをたたんだ状態でネットに入れて洗濯するとしわになりにくい」(44歳・女性)
「汚れのひどいものの予洗いは水を使わずに洗剤だけでブラシで軽く叩くようにする」(44歳・女性)
「シワをなくすために少し水が滴るくらいに、ハンガーに干すとワイシャツや白衣がシワになりにくい」(42歳・男性)
「液体洗剤は泥汚れに弱いので、泥汚れは別の洗剤を使ってまず手洗いしてます」(28歳・女性)
みなさん、試行錯誤して工夫されているようですね。
こうしてみると、“ちょっとしたひと手間”が、洗い上がりに違いを生みそうです。
毎日のお洗濯。せっかくなら、きれいな仕上がりを目指しましょう!
取材・文/鈴木博子