MacでVoiceOverを使い始める
VoiceOverをすぐに使い始めるための基本操作について説明します。VoiceOverは、Macコンピュータの内蔵スクリーンリーダーです。
VoiceOverをオンにする
Command+F5キーを押します。
Touch ID を使用します。お使いのMacまたはMagic KeyboardにTouch IDがある場合は、素早く3回押します。
Siriを使用します。以下のように話しかけます: 「VoiceOverをオンにして。」 Siriを使用する方法。
VoiceOverコマンドを入力する
VoiceOverコマンドとは、MacでVoiceOverを使ってアクションを実行するために押すキーの組み合わせのことです。
コマンドを入力するには、VoiceOver修飾キーと別のキーを押します。コマンドはVOキーとして読み上げられます。VOはVoiceOver修飾キーを示します。デフォルトでは、Caps LockキーまたはControl+OptionキーをVoiceOver修飾キーとして利用できます。
押したキーの名前を読み上げる
キーボードヘルプを使うと、テキストを入力したり、コマンドを実行したりせずに、キーを押してキーの名前を読み上げたり、VoiceOverキーの組み合わせを押してキーの動作を読み上げたりすることができます。
キーボードヘルプを開始/停止するには、VO+Kキーを押します。
キーを押すとその名前が読み上げられ、VOと1つ以上のその他のキーを押すと、そのキーの組み合わせのVoiceOverコマンドが読み上げられます。
画面上を移動する
VoiceOverカーソルを使って画面上を移動したり、カーソルがある項目の説明を読み上げたり、項目を操作したりします。VoiceOverカーソルは、項目を囲む長方形のアウトラインとして画面上に表示されます。
VoiceOverカーソルを動かすには、VOキーと左矢印キーまたは右矢印キーを押します。
ボタンのクリックやチェックボックスの選択など、VoiceOverカーソル内の項目にデフォルト操作を実行するには、VO+スペースバーを押します。
移動すると、特定の方向に項目がなくなったことを示すサウンドエフェクトが再生されます。
グループ化された項目を操作する
VoiceOverのコンテンツは階層的に整理されています。そのため、一部の項目がほかの項目とグループ化される場合があります。ほかにネストされた項目を含む項目は、領域(ファイルの一覧など)またはグループ(複数のボタンを含むツールバーなど)と呼ばれます。
デフォルトでは、項目に移動する前に、その項目が含まれる領域またはグループを操作する必要があります。そのため、それをバイパスしたり、停止して内容を調べたりできます。
VoiceOverカーソルが領域またはグループに移動すると、操作できる項目にいることが示されます。操作を行ったあと、その領域またはグループを出るまでは、その中のみを移動できます。
領域やグループを操作するには、VO+Shift+下矢印キーを押します。
領域やグループから出るには、VO+Shift+上矢印キーを押します。
特定の項目に直接移動する
VoiceOverローターは、Webページのリンクやボタンなどのアプリのコントロールといった画面上の項目をカテゴリに分類し、カテゴリの特定の項目に直接移動できるようにします。
VO+Uキーを押してローターを開いてから、目的のカテゴリが読み上げられるまで左矢印キーまたは右矢印キーを使用します。
上矢印キーおよび下矢印キーを使ってカテゴリ内の項目を移動します。
VoiceOverカーソルを移動したい項目が読み上げられたら、スペースバーを押します。または、Escキーを押して、項目を選択せずにVoiceOverローターを終了します。
VoiceOverを練習する
インタラクティブなVoiceOverチュートリアルで、VoiceOverの基本操作を詳しく学び、便利なコマンドを練習できます。
始めるには、VO+Fn+Command+F8キーを押します。
詳しくは、VoiceOverを学習する/練習する、VoiceOverの声を変更する/調整する、またはVoiceOverユーティリティでVoiceOverをカスタマイズするを参照してください。
このガイドをBraille Ready Formatでダウンロードする: BRF(英語)