Macで音声コントロールをカスタマイズする
音声コントロールを使用してMacを操作するときは、音声コントロールで使う言語、コマンドを聞き取ってもらうマイク、項目名、項目番号、番号付きグリッドの画面表示オプションなどの設定をカスタマイズできます。
標準コマンドのオン/オフを切り替えたり、独自のコマンドを作成したり、コマンドを削除したり、カスタムコマンドを読み込んだり書き出したりすることもできます。
音声コントロールをカスタマイズする
音声コントロールで使う言語を変更し、コマンドを聞き取ってもらうマイクを選択し、項目名、項目番号、番号付きグリッドなどの画面表示オプションを設定します。
Macで、アップルメニュー
をクリックしてから、右側の「音声コントロール」をクリックします。（下にスクロールする必要がある場合があります。）以下を設定します:
言語: 音声コントロールで使用したい言語を変更するか、言語を追加します。
音声コントロールで使用する追加の言語をダウンロードした場合は、作業中に言語を素早く切り替えることができます。メニューバーで
をクリックしてから、言語を選択します。マイク: 音声認識コマンドに使用するマイクを選択するか、「自動」を選択して使用される可能性が高いデバイスを聞き取るようにします。
ヒントを表示: 使用できるコマンドに似ていることを話したときに、コマンドの提案を表示します。
コマンドが認識されたときにサウンドを再生: 音声コントロールがコマンドを認識したときに、サウンドが再生されます。
オーバーレイ: 画面に項目名、項目番号、または番号付きグリッドを常に表示して、簡単に項目を選択したり移動したりできるようにします。
操作がなければオーバーレイをフェード: 項目名、項目番号、または番号付きグリッドが表示されている場合に、操作がない状態が指定された時間続いたら、オーバーレイを暗くします。「フェード率」スライダをドラッグし、どの程度オーバーレイをフェードするかを設定します。
ほとんどの音声コントロールコマンドはデフォルトでオンになっていますが、必要に応じてコマンドをカスタマイズできます。以下の標準コマンドのオン/オフを切り替えるおよび独自のコマンドを作成するを参照してください。
言語が対応している場合は、用語集の項目を追加して、音声コントロールを使用するときに特殊な語句が正しく入力されるようにできます。
標準コマンドのオン/オフを切り替える
Macで、アップルメニュー
「コマンド」をクリックして、以下のいずれかの操作を行います:
特定の言語で使用できるコマンドを表示する: 音声コントロールで使用する言語を追加した場合は、「次のコマンドを表示」ポップアップメニューをクリックして、コマンドを表示する言語を選択します。
コマンドを検索する: 検索フィールドに語句を入力します。
コマンドについての詳しい情報を表示する: リストでコマンドをクリックします。右側には、コマンドの使い方を示す説明と例があります。
コマンドをオンにする: コマンドのチェックボックスを選択します。音声コントロールでは、選択したコマンドのみが聞き取られます。
コマンドをオフにする: コマンドのチェックボックスの選択を解除します。
独自のコマンドを作成する
Macで、アップルメニュー
「コマンド」をクリックします。
音声コントロールで使用する言語を追加した場合は、「次のコマンドを表示」ポップアップメニューから、コマンドを使用する言語が選択されていることを確認します。
コマンドのリストの下にある
をクリックします。「音声コマンド」フィールドに、以下のガイドラインに従って、作成するコマンドの名前を入力します:
2語以上を使用し、1音節しかない名前は避けてください。例えば、「縮小」ではなく「文字を縮小」を使用します。
固有名詞、ほかの単語と響きが似ている名前、またはほかのコマンドと混同しそうな名前は避けてください。
ほかのコマンドに使われている名前を使用しないでください。使用すると、コマンドのリストの音声入力コマンドの横に、警告アイコンが表示されます。
コマンドをすべてのアプリまたは特定のアプリに使用するかどうかを指定します。
コマンドで実行される操作を選択します。
一部の操作には追加の情報が必要です。例えば:
「テキストをペースト」の場合は、コマンドを言うと常にペーストされるテキストを入力する必要があります。
「キーボードショートカットを押す」の場合は、キーボードのキーを押す必要があります（修飾キーも押す必要はありません）。例えば、コマンドでビデオを再生または一時停止したい場合は、スペースバーを押します。
「ショートカットを実行」の場合は、ショートカットを選択するか、「“ショートカット”アプリを開く」を選択して別のショートカットを作成します。
「完了」をクリックします。
作成したコマンドが、コマンドリストの上部にある「カスタム」セクションに表示されます。
ヒント: 作業中に簡単にコマンドを作成できます。「これを音声認識にする」と言って、「新規音声コントロールコマンド」ウインドウを開きます。そのあと、コマンド名、アプリ、およびアクションを指定します。ウインドウを開く前にテキストまたは項目（ファイルなど）を選択すると、デフォルトでアクションが選択されます。これは必要に応じて変更できます。
カスタムコマンドを読み込む
Macで、アップルメニュー
右下隅にある
をクリックしてから、「カスタムコマンドを読み込む」を選択します。音声コントロールのカスタムコマンドのファイルを選択し、「読み込む」をクリックします。
注記: ファイルにiOS用とmacOS用の両方のコマンドが含まれていてもかまいません。macOS用のコマンドのみが読み込まれます。
カスタムコマンドを書き出す
Macで、アップルメニュー
右下隅にある
をクリックしてから、「カスタムコマンドを書き出す」を選択します。場所を選択して、「書き出す」をクリックします。
注記: アプリ、書類、ショートカット、Automatorワークフローなど、カスタムコマンドによって参照されるファイルは書き出しに含まれないため、これらについては別途転送する必要があります。
カスタムコマンドを削除する
Macで、アップルメニュー
以下のいずれかの操作を行います:
1つのカスタムコマンドを削除する: 「コマンド」をクリックし、コマンドリストの上部にある「カスタム」セクションで削除するコマンドを選択して、
をクリックし、「削除」をクリックしてから、「完了」をクリックします。すべてのカスタムコマンドを削除する: 右下隅にある
をクリックし、「すべてのカスタムコマンドを削除」を選択してから、「削除」をクリックします。