文部科学省が進める戦略的創造研究推進事業『CREST』における東京大学大学院 平藤 特任教授との研究を実施

フィールドセンシング時系列データを主体とした農業ビッグデータの構築と新知見の発見

国が定める戦略目標の達成に向けて、課題達成型基礎研究を推進し、科学技術イノベーションを生み出す革新的技術シーズを創出するためのチーム型研究『CREST(戦略的創造研究推進事業)』。

そのひとつに選定されている東京大学大学院 平藤 特任教授が進める『フィールドセンシング時系列データを主体とした農業ビッグデータの構築と新知見の発見』において、更別村では、地元の岡田農場の協力を得て研究を実施しています。

作物は環境の影響を受けて成長しているため、栽培管理、品種改良等では成長量、土壌水分などのデータを長期連続的に収集し、複雑系現象として解析・評価・制御を行う必要があります。本研究では、これまでに蓄積してきたフィールド用センサネットワーク、ドローン等の技術を用いてデータを時系列的に収集し農業ビッグデータを自動構築するシステム及び最適栽培条件等新知見を探索するビッグデータ解析手法を開発します。

実証事業の経過

岡田農場の協力による農業ビッグデータについて、現在、10分に1本のペースで取っているデータをもっと短時間ごとに取得できるよう研究開発を行っています。データ自体を取得する技術は進んでいますが、このビッグデータを送信する部分に課題があります。