reports
JICA北海道(帯広)の海外研修員9名が大規模農業スマート化プロジェクトを視察
2020年5月28日(木)、JICA北海道(帯広)の海外研修員9名が、新型コロナウィルスの影響で帰国できずにいる中、更別村スマート産業イノベーション協議会が進めている大規模農業のスマート化への取り組みを視察に来られました。
当日は本協議会の委員でもある岡田農場の岡田昌宏さんの農場で、無人トラクターや農薬散布用のドローンのデモ飛行の見学をはじめ、本協議会の会長でもある東京大学の平藤雅之特任教授の研究室と進めているフィールド用センサネットワーク、ドローンの技術を用いてデータを時系列的に収集し農業ビッグデータを自動構築するシステム、最適栽培条件等新知見を探索するビッグデータ解析手法の開発などについて、レクチャーを受けました。
今回の視察は、開発途上国の国造りの中心となって働く技術者や行政官などを、わが国に招いて技術や知識の習得を支援するJICA研修員受入事業の一環として行われました。JICAは年間約8,000名の研修員を世界の開発途上国から受入れ、全国各地で研修を実施しており、JICA北海道(帯広)は年間約300人の研修員を受け入れています。
ガンビア、アゼルバイジャン、ルワンダ、ウガンダ、マラウイ、キルギスの6カ国から9名の研修員の方が参加されました。
ヘイダー・ビナリエフさん(アゼルバイジャン)
無人トラクターやドローンなど新しい技術を見られてよかった。自分は農業ソフトウェアのエンジニアをしていますが、とても興味深いものがたくさんありました。