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林蘊蓄斎の文画な日々
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spin03 できました!

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スピン 第3号 2008年3月3日発行 
定価1200円+税 A5判112頁(巻頭16頁カラー)
発行 みずのわ出版
〒651-0068 神戸市中央区旗塚通3-3-22-403 
tel./fax. 078-242-1610

 
目 次

01 佐野繁次郎装幀図録/図版・単行本装幀リスト・雑誌の仕事・著述リスト
39 佐野繁次郎コレクション蒐集について/西村義孝
41 「本と女の子の本音 」書肆アクセス閉店をめぐって/
   畠中理恵子 + 近代ナリコ
59 幻脚記 三 雨 / 鈴木創士
67 エエジャナイカ 3 すべてに終わりがくる /北村知之
73 淀野隆三日記を読む 三  / 林 哲夫
111 みずのわ編集室 3 / 柳原一徳

表紙手書き文字=佐野繁次郎装幀『誰のものでもない』(文藝春秋新社、1958)より

spin03 できました!_b0081843_15252767.jpg


◉取扱書店等の情報およびご注文は下記へ。
 みずのわ出版 定価 本体1200円+税
 http://www.mizunowa.com

÷

◉Spin3』、さっそく拝読しました。唸りました(西村氏の思い入れの深さにも)。これは保存版ですね。[HK氏]

◉「SPIN」03を持って家を出たのだった。佐野繁次郎装幀図録ということで、カラーページもたっぷりある。佐野繁次郎の装幀本は多くてよく見るのだが、これだけ揃うと壮観である。
 西村義孝くんのコレクション談義も、ふむふむ、そうだろうそうだろう、と興味深く読んだ。また会って話したいなあ。私は大好きな上林暁でさえ、高かったら買わないという男なので、コレクターとは言えないが。
 佐野装幀本で私が自慢できるとしたら、状態が悪いのだが、大江健三郎『夜よゆるやかに歩め』を持っていることぐらいか。それと井伏鱒二の『田園記』。
 欲しいなあ、と思ったのは、太宰治の『女神』。古本屋さんで何度か見たことあるが。
 淀野隆三日記。
 私が淀野隆三の名前を知ったのは、梶井基次郎の文庫解説だった。この解説文がすばらしかったのだ。淀野の文章を読みたくなった。
 日記は青春の煩悶期に入り増々面白くなってくるだろう。
 北村知之くんの「エエジャナイカ」日記。自分の若い頃と比べて読んだ。北村くんと古本屋をまわるのは楽しいのでまた誘ってみよう。
 この「SPIN」、しばらくは持ち歩いて読むことになるだろう。
 売れるだろうこれは。というより、これが売れないようなら、ちょっとさびしい。[古本ソムリエの日記/2008-03-10 スゴイぞ!SPIN03]

◉素晴しい!!いい図録ですね。【佐野繁次郎倶楽部広島支部】全員、感動です。こうして「佐野本」がズラーっと並ぶと、圧巻ですね。写真でコレですから、本物は見ごたえがあるでしょうね。われわれも原画のコレクション・・・頑張ります。この図録、見ていて飽きませんよ。[広島、I氏]

◉spine拝受しました。どうもありがとうございます。それにしても、よく集められましたね。もう未入手のものはないんじゃないのですか。小生の持っているもの(といっても2、30冊ですが)の中であの頁にないものはありませんでした。強いていえば谷崎潤一郎の新聞小説切り抜きくらいのものでしょう。写真にもあった新橋演舞場のパンフレットは、小生もべつのものを見つけたことがあり、[略]あのパンフはもっとあると思います。
 先週、古書通信に寄ったところ「機械」の再販カバー、本体初版のものを見ました。これで2度目ですがカバーははずせるものなので持っていても意味はないと思って手に入れなかったのです。本体の表紙は最初の書体でした。100円で田村さんの店頭でみつけたと樽見さんに聞きました。[II氏]

◉spin 03」を送っていただきましてありがとうございます。400点にも及ぶ書影は壮観です。初めて目にする本も多く楽しく拝見させていただいております。ここに掲載されていない佐野本が架蔵書にあり、佐野の仕事はまだまだたくさんありそうですね。講演会が開催される場合は、掲載されていない架蔵書を持っていきます。[OS氏]

◉佐野繁次郎装幀図録のお見事な特集に感激しています。よく御企て下さいました。林哲夫様ならでは叶わぬ素晴らしい大特集を雀躍驚喜して拝見しています。良い御本を作って下さりほんとうにうれしございます。[肥田皓三氏]

◉早速淀野日記拾い読み、関東大震災の折の朝鮮人殺害事件、および大杉殺しのときの反応がいかにも淀野さんらしいと興味深く感じました。歌舞伎、文楽、沢正の新国劇を観ているのには一寸おどろきました。このあたり伏見の豪商の育ちということでしょうか。敗戦直後の私のまずしい高校生活と比べあわせました。語学の予習にあけくれたまに映画と古本漁りの楽しみという毎日でした。[松尾尊充氏]

◉赤くシンプルな表紙がかっこいいです。しっかし佐野本はたくさんありますねえ。[NM氏]

◉「spin3」が届いていた。佐野繁次郎装幀図録特集。カラー図版が冒頭からつづく。すごい迫力。くわぁあ、と目が見開く。圧倒的な佐野のビジュアル力が歴然と紙の上に定着している。「佐野繁次郎コレクション蒐集について」という西村義孝さんの文章も、真面目な勤め人なのに、古書の蒐集毒がまわって、地滑りしながら狂気をはらんでいく、と僕には見える、感じがいい。畠中恵理子・近代ナリコ両巨頭の対談(司会・林哲夫)も拝読しました。ぼくの名前も出していただいてサンキュウです。[okatakeの日記、2008-03-12 「王将」でギョーザと決めた朝]

◉林哲夫さんから『spin』第3号届く。「佐野繁次郎装幀図録」のカラーページに息を呑む。ぼくも花森安治経由で一時期、サノシゲ装幀本を集めていたが、きりがなさそうなのでヤメてしまった。単行本だけで334点もあるんですね。畠中理恵子さんと近代ナリコさんのトーク「本と女の子の本音? 書肆アクセス閉店をめぐって」では、司会の林さんがぼくに触れていた。これまでやってきたことを評価されてきたようで、嬉しかった。[ナンダロウアヤシゲな日々、2008-03-13 歯痛を逃れて映画を観にいく]

◉「東川端参丁目の備忘録」さん(id:thigasikawabata:20080308)によると、8日には店頭に並んでいたようだから大丈夫だと思ってはいたが入手出来て一安心。「佐野繁次郎装幀図録」が壮観でパラパラ見るだけでも楽しい。こうして見ていると、本によってデザインが違っていたり、個性的な手書き文字だけでなくて活字を使っていても、やはり佐野繁二郎なんだよなあ。小島政二郎『円朝』、野口冨士男『いま道のべに』とかは持っているし、あれ、河盛好蔵『フランス文壇史』もそうだったのか。気がつかなかった。これも持っているぞ。明日は、ほかの記事を読んでみよう。[空想書店 書肆紅屋、2008-03-10 平日昼間の神保町]

◉特集となった「佐野繁次郎装幀図録」は、西村義孝氏のコレクションがベースとなって、見事な書影が見ることが出来たのだが、西村義孝氏の蒐集についての話がやっぱり凄い。たとえば、ピエール・デカルグ『SANO』佐野繁次郎献辞署名本を購入するのに、「清水寺から一度ならず二度まで飛び降りるものでした」とは、なんとも凄みを感じる表現じゃないか。

それと、24ページに渡る書影を見ていて感じたのは、今後古書展で探す時に見つけやすくなるじゃないかということ。14ページを超える単行本と雑誌の装幀リストもあるので全容を知るには格好の特集です。

本の蒐集といえば、興味を持った作家や作品の本を買って読み、そこから関連する本へと繋がっていくものだが、北村知之さんの『エエジャナイカ3 すべては終わりがくる』は、基本に忠実な読書生活に清々しい読後感がある。年を取っても忘れちゃいけませんねえ。

今号には、読み応えのある林哲夫さんの連載『淀野隆三日記を読む』以外にも、畠中恵理子さんと近代ナリコさんの対談もあって、今まで以上にグッと身近に感じられるような出来栄えだと思った。[空想書店 書肆紅屋、2008-03-13 新書1冊の幸福]

◉うれしくてたまりません。巻頭の図録の豪華さには言葉もありません。何度見てもあきない。林画伯の一文も欲しいところ。隆三日記ではディケンズを読むところがあります。文学青年の心意気を感じました。本当にご苦労様でした。[NT氏]

◉佐野繁次郎装幀図録とても興味深く拝見致しました。凄い量ですネ。面白いです。昭和初期の前衛性と大正期の前衛性の結びつきを、佐野の仕事を通して考えてみようと、今、そんな風に考えています。[HH氏]

◉佐野繁次郎装幀図録ありがとうございました。圧倒されながら拝見しました。spinの表紙もそうですが、佐野の文字だけのデザインは本当に見事だなァと思います。[UH氏]

◉spin 03 (特集)佐野繁次郎装幀図録」が届く。書影にカラー頁もある! 力作だ。早速、鈴木創士氏の短篇「幻脚記 三 雨」を読む。赤いパートカラーのモノクローム/フィルムノアール。無声映画なのに、雨の音と大音量の絶叫が耳に残って消えない。そんな印象を受ける。[猫額洞の日々、2008年 03月 08日「石蹴り遊び」/「幻脚記 三 雨」読了]
 映画に例えたが、音楽も想起させる短篇ではないかと、昨夜「幻脚記 三 雨」(鈴木創士 spin 03)を再読する。ジャズの即興演奏ともいえる作品ではないだろうか、熱狂的に終末の光景を現前させる? ジャズ・ファンではなく、わずかなレコード体験しかない耳だが、スクラッチ・ノイズやヒスまで聞こえてくるプレイ(作品)ともいえそうだ。暗い焦燥感がすてきだ。音楽と文学、どちらも鈴木創士氏の世界だから、当然の連想かもしれない。[猫額洞の日々、2008年 03月 09日「幻脚記 三 雨」再読~河盛好蔵「回想の本棚」]
 
by sumus_co | 2008-03-06 15:08 | spin news
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