ようこそ、シュガーです。
著者:七菜なな さん
イラスト:Parum さん
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 4.
でも、わたしたち親友だよね? 下
を読みました。
アニメ化企画進行中のラブコメ「だんじょる」シリーズ第5巻。
上下巻構成の下巻です。
さっそく感想、レビューを書いて行きます。
いつも通り私の個人的な評価です。
ネタバレがありますのでご注意ください。
ではいきましょう!
七菜なな Parum 男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 4. 下
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 4. 下 内容紹介 あらすじ ストーリー
運命の初恋を捧げた親友ふたりが――互いの夢と理想を賭けて真夏の大勝負!
ある小学生の男女が、お互い初めての恋に落ちたあの日から7年。高校生として再会を果たした悠宇と凛音は一番の親友になり……ただ今、二人旅の真っ最中! ところが凛音の姉・紅葉からの横槍を発端に、両者譲らぬ大喧嘩が勃発し――!?
「ご褒美旅行を守るためなら、わたしは悪魔にもなるから!」
「……たとえ榎本さんに嫌われても、俺は自分のやるべきことをやりたい」
二人きりで夏の思い出づくりがしたい凛音。東京のアクセクリエイターから成長のヒントを得たい悠宇。二人がすれ違いを重ねる中、悠宇に展覧会へのアクセ出品の誘いが舞い込んで……。
そして小さな火が灯る。初めてづくしな東京〈親友〉旅行の行方は!!!?
内容紹介文は電撃文庫HPより引用
https://dengekibunko.jp/product/danjoru/322110000048.html
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 4. 下 感想 レビュー 評価
お気に入り度を100点満点で表すと90点!!
大人気ラブコメ「だんじょる」シリーズ第5巻。
面白かったです!
ラブコメとクリエイターの物語のバランスがいい!
おすすめ!
Flag4.上巻では、色々あって日葵に黙って悠宇と凛音が東京に行くという展開でした。
Flag4.下巻の序盤は、悠宇と凛音がひたすらイチャイチャするラブコメがこれでもかというほど繰り広げられていて、表情筋が緩みっぱなしでした。
ニヤニヤせずに読むのが難しい本ですよ、素晴らしい!
ラブコメ大好き人間の私としてはウェルカムですよ!
初めて登場した時に「お堅い」印象を覚えた凛音が、今では悠宇に甘えたり、猫モードになって絡んだり、頭なでなでをねだったりして甘々ですよ!
凛音可愛すぎる!
「親友」という関係性だと凛音は主張していますが、どう見たって恋人の距離感ですよ!
序盤はラブコメ的には満点!
中盤から最後にかけては、悠宇が東京に来た本当の目的である「紅葉の知り合いのクリエイターに会う」お話が描かれます。
アクセサリークリエイターとして成長したい悠宇の考えと、悠宇と一緒に東京観光を楽しみたい凛音で、考え方が少しずつ連れていく様子は読んでいてヒヤヒヤギリギリします。
元アイドルや元ダンスグループメンバーで今はアクセを作っているクリエイターの天馬や美湖と交流していく悠宇の様子は生き生きしていて楽しく読めました。
ただ、その分だけ時間を取られる凛音は段々と機嫌が悪くなったりもしてしまうのですが……。
悠宇は1つのことに一生懸命になると周りを気にするのが下手になる傾向があるので、もう少し凛音のケアにも気を配ってあげて欲しいなぁと思いながら読んでいました。
クリエイター同士意気投合したことで、悠宇は天馬の展覧会に自分のアクセを出せることになります。
その場で「売ること」の大変さに精神的ダメージをくらったり、その中から少しの光を見出したりする悠宇の姿を見ていると、心に響くものがありました。
アクセクリエイターをビジネスとしてやっていくなら、高品質のアクセを作るだけでなく、販売ルートや販売手法、顧客のニーズ調査等の、いわゆるマーケティング活動もしなけれないけないんですよね。
この点を身をもって知れたのは悠宇にとって大きい収穫だったんじゃないかと思います。
ただ、何かを得れば何かを失うとはよく言ったもので……クリエイターとしての成長に時間を取ったことで凛音とは関係が悪化してしまいます。
もう、これは、正直「仕方がない」と思ってしまいました。
時間は有限で全員に平等なので、それを自分のやりたいことや大切にしたいことに費やすのは間違いでは無いですからね~。
とは言え、凛音の気持ちを考えると苦しいものがあるのも事実。
どうすればよかったんでしょうね?
凛音は悠宇に「子供の頃に出会った悠宇」を見て思いを寄せていた部分があったと思います。
でも悠宇本人は凛音と出会った時から成長していて、今も先を見据えて歩き出しています。
読み終わって見れば、この2人のズレが関係性の悪化の要因ですよね。
思い出を大切にするのは良いことだと思いますが、過去にこだわって今や未来を見ないというのは……あまり良いとは思えないです。
序盤の砂糖とケーキを交互に口にしているかのような甘々展開から終盤のビターな展開の落差、凄まじい。
この流れになるように裏から手をひいていたのが凛音の姉の紅葉なのが恐ろしい。
登場当初から今までずっと紅葉の言動は全く好きになれませんし多分これからも嫌いだと思います。
それでも今回紅葉が悠宇に向かって「凛音が親友と言ってくれることを利用してキープしてるよね(意訳)」と指摘してくれたのは良かったと思いました。
こんな状態で東京から帰って地元でどんなお話が描かれるのか、期待と不安が入り交じります。
凛音と2人で旅行に行ったのが日葵にバレたのもあって、修羅場ったりするんでしょうか?
恐る恐るですが読んでいこうと思います。
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) シリーズ感想記事まとめ
当ブログで書いている「だんじょる」シリーズ感想記事リンクです。
一緒に見てもらえたら嬉しいです。
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 1.感想 レビュー
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 2.感想 レビュー
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 3.感想 レビュー
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 4. 上 感想 レビュー
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 4. 下 感想 レビュー
まとめ
電撃文庫の「男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 4. でも、わたしたち親友だよね? 下」を読んだ感想でした。
恋愛のニヤニヤできるところとヒヤヒヤするところが描かれていました。
これぞまさに「甘くて苦くて目が回りそうです」がピッタリ!
(UNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」という曲の歌詞)
これから先の展開が全然予想できません。
気になるけど怖さもある不思議な感覚ですが、読んでいこうと思います。
この記事を読んでいただきありがとうございます!
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それでは今日はこの辺で。
バイバイッ!