Vol.02
立体的につながる回廊も秀逸
地形を生かし自然景観に寄り添って暮らす
伊達市・Mさん宅 夫婦30代、子ども2人
高層ビル群がそびえる大都会・香港で13年間、共働きの生活を送っていたMさんご夫妻は、アジア系アメリカ人のご主人と日本人の奥さんのインターナショナルカップル。「2人の娘に恵まれてから、自然が豊かな土地で落ち着いて暮らしたいと思うようになりました」。
2008年5月、理想の育児環境を探し続け、縁あって訪れたのが伊達市。海や山、湖が至近距離にありながら、都市機能も充実した伊達をひと目で気に入ったご夫妻は、すぐに移住を決意しました。その3ヵ月後には家族で引越しを完了。有珠山と昭和新山を間近に望む分譲地「田園せきない」の一角に土地を取得し、SUDOホームに新築を依頼しました。「使いたかった無垢材の床や珪藻土の壁、木製サッシなどもすべて標準装備と聞き、安心して家づくりをお任せできると思いました」と奥さん。
それから1年の歳月が流れ、160センチの高低差と自然景観を生かした木造2階建ての新居が完成しました。建物は、1階にLDKと水まわり、中2階に書斎と玄関、2階に主寝室と子ども室を配置。「家族が集うキッチンを住まいの中心にしたい」という奥さんの要望から、LDKには2つの階段を設け、立体的な回遊動線を実現。また、ご夫妻お気に入りの裏手の雑木林と小川に面して大きな開口が設けられました。
「明るく開放的な空間に仕上がり、思い描いたとおりの住まいが形になりました。2階のインナーデッキからの眺めがまた、格別」とMさんは大満足の様子。自然の恵みあふれるマイホームには、これから家族のさまざまな歴史が刻み込まれていくことでしょう。
Report by Replan