「見知らぬ乗客」 STRANGERS ON A TRAIN : 素晴らしき哉映画人生
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「見知らぬ乗客」 STRANGERS ON A TRAIN

「見知らぬ乗客」 STRANGERS ON A TRAIN_a0002405_2553.jpg1951年(日本公開1953年)

「監督」

アルフレッド・ヒッチコック

「出演」

ファーリー・グレンジャー (ガイ・ヘインズ)
ルス・ローマン (アン・モートン)
ロバート・ウォーカー (ブルーノ・アントニー)
レオ・G・キャロル (モートン上院議員)
パトリシア・ヒッチコック (バーバラ・モートン) ほか

「あらすじ」

プロテニスプレーヤーのガイは、彼のファンであるというブルーノという男に列車の中で交換殺人の話を聞かされる。自分のうるさい父親を殺してくれたら、あなたのあばずれの奥さんを殺してやると。ガイが、アンという恋人と結婚したいが妻が離婚をしてくれないので困っていることを、ブルーノはゴッシップのネタで知っていたのだ。しかし、ガイはそんな話には耳をかさなかったが、ブルーノは計画を実行し、ガイに奥さんを絞殺したので、今度は父親を殺すよう告げてきたのだった。

「SUAMAのひとこと」

この映画を、興奮し、ドキドキしながら観た方も多いでしょう。カメラワークといい、小物使いといい、そして俳優陣、特に脇役がGood!!!

私のドキっとしたところは、テニスのプレー中、観客がボールのリレーを見て右・左と首を動かしているのに、一人だけじっと正面を見て笑みを浮かべているブルーノの姿!もう、一瞬ゾクっとする。
映画が始まって二人の男性が出会うまで。
絞殺の歪んだ場面と、絞殺者の失神。
そして、クライマックスへ…
話し出したらもうきりがないくらい!

俳優陣では、ブルーノを演じたロバート・ウォーカー。もう不気味。なんで、あんなにはまっているのって言うくらい実にいい。
その、母親役のマリオン・ローンも、「奥様は魔女」のクララおばさんとは違って、息子同様少し変!
ヒッチコックの愛娘のパトリシアは、姉の恋人を兄のように慕う姿がいじらしい!
そして、のちに「奥様は魔女」で、ダーリンの会社の社長婦人を演じるローラ・エリオット(その後本名ケイシー・ロジャースに変更)も、あばずれぶりがはまっている。
議員役のレオ・G・キャロルも実はお気に入り!

もう、是非、手に汗握る快感を味わって!!!

by suama | 2004-02-18 02:04 | アルフレッド・ヒッチコック