2024年度のグッドデザイン賞が発表されました。
5000件以上の応募作品の中から、1579件が選ばれています。
その中でも特にすぐれたデザインと評価されたものには、「グッドデザイン・ベスト100」また、その中から「グッドデザイン金賞」20件をはじめとする特別賞、計32件、ロングライフデザイン12件が選ばれています。
その中で、前から気になっていた「Teenage Engineering マルチトラック ポータブルレコーダー TP-7」もグッドデザイン金賞に選ばれていました。
外観的にディーター・ラムスのインダストリアルデザインを思わせる秀逸な見た目もさることながら、レコーダーとして、しっかりデザインされています。
元アップルのデザイナーのジョナサン・アイブにも影響を与えた言わずと知れたプロダクトデザイン界の巨匠です。
TP-7の特徴
特徴的なのは、電動テープリールが中央に配置されている点。
アナログ的な感覚で録音内容を「操作する」ことができ、巻き戻しや早送り、再生の視覚フィードバックにも役立ちます。
また、本体がサイズ(96mm x 68mm x 16mm)とコンパクトです。
ボタンやロータリーの感触が心地よく、直感的に操作できるようデザインされているため、カバンから取り出して、思い立った瞬間すぐ録音することができます。
多様な機器との接続が可能
TP-7は、3つのステレオ2ウェイジャックを搭載しており、外部マイクやヘッドフォン、スタジオモニターなどと接続が可能です。これにより、あらゆるオーディオ環境に対応でき、プロジェクトの幅が広がります。
また、レコーダーでは珍しく、128GBの内部ストレージを備えています。
録音スペックは、24bit/96kHzなので、zoomやtascamの主力レコーダーには及びませんが、ゲイン調整だけ気をつければ高品質な音の収録が可能です。
直感的で美しい見た目で、コンパクトに持ち運べるレコーダーとして欲しいのですが、価格がかなり高額に設定されているので、僕は手が出ませんが、欲しい方はぜひどうぞ